good boy

きっと君は

上手く生きられる人と

上手く生きられない人とで

人類を二つに分けると

上手く生きられる人の分類に入るのだと思う


主役はわたしと君で

脇役のいない物語

最初は誰だってそう思って生まれてきたんだ

だけど だんだん知っていく

いろんなことを知っていく

美しいことも 楽しいことも

でも この世界には醜くて汚いものの方が多いから

そして だんだん自分の価値を見出せなくなる

そういう気持ちが勝ってしまって

たくさんのものに蹴落とされた人たちは

自分は脇役だって勘違いしてしまうんだ

わたしは少なくともそうだって

わたしはわたしで

自分のことをよくわかっているから


君は違う

君は自分が一番かわいくて

自分が最優先

なのに自分以外の他にも

気を配れる

模範的な理想人間みたいなものだ

その容姿も 人の目を奪うものがあって

これほど魅力的な人はいないと

世界中どこ探したって

きっとこんな素晴らしい人いないはずだと


けれど 

君には欠点があった

やっぱり完璧完全な人間なんているはずがなかったのだ

どこからか 少しずつ亀裂が入っていた

君は笑えなくなってしまった

美しい顔も

全てが見すぼらしく感じてしまう

そんな

そんなひどい顔をしないで

君は最も美しいんだ

この世で一番


そう言っても君は顔を上げることはなかった

その綺麗な心を持ってしても

不思議な病に打ち勝つことはできなかったのだ



ああなんて可哀想な話

そう思ってわたしは


綺麗で美しかった君を嘲笑った



____美しくないものは必要ない


そう笑って

good boy

good boy

  • 自由詩
  • 掌編
  • 全年齢対象
更新日
登録日
2018-05-30

Copyrighted
著作権法内での利用のみを許可します。

Copyrighted