きみは きっと 新しい顔のことを考える

きみは きっと 新しい顔のことを考える

   



   



   


   


   



   



   



   

きみには  どこにも顔がなく


でも


こうして  泣いている



   


きっと


別の顔の  仕業なんだ



   


         きみの    憎悪


   

きみは   新しい顔のことを   考える。



   



   



   

深夜の   近親憎悪な 友人たち  


トイレの鏡に沈んだ   暗黙


張り合わせた顔。



   


     ありあわせで セーブする、


きみの  完全なモザイクの 片鱗  に  


   


ため息の   

       死臭 と メトロノーム が   洩れた気がした。


    きみの 側を

            かすれて 消えた   誰かの。




   



   



   


彼が   別の未来を  思うとき


   

床の上に凝固した  


  きみは


   右も     左も         テーブルの悲劇も          燃え尽きたベッドも   わからない。 



   



 そして いつか


ありふれたエゴイスティック な  計略の蓋然性に


            翻弄された  


                      残り僅かな確率      爆撃数分前   



   



   


  きみは


  繰り返されていた数年間


  長く


  本気で   

           告げられなかった言葉を、



   なつかしむんだろうね。
  



   



   


   最初から   生まれてこなかった  人間   のよう  に     


                                   ね。


   



   



   



   



   



   



   

きみは きっと 新しい顔のことを考える

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きみは きっと 新しい顔のことを考える

  • 自由詩
  • 掌編
  • 全年齢対象
更新日
登録日
2018-05-19

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