結婚

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神とは何なのかを知る時が来たのではないかしら。
少女は神の住まわれる在り処を私に尋ねたのです。私は「わからないわ。」と答えました。
その時、夜空に流れ星が目映く神々しい光を発しながら、きらきらと飛んでいきました。
そして森の奥深くには、威厳のある超自然な光を発した一つの石が落ちていました。何という未知なる謎めいた発光体なのでしょう。
奇跡の石は地上での美しい人間の人生を写し出しました。薄白く逸した輝きの中に、人間の生命の強さを感じさせられた。
真面目に一生懸命生きてきた人間の心とは、まさに神の創造物である事を、その時にはっと知ったのです。
私の人生の全てを語ろうとしている。静かな光の未知で謎めいた天国の情景が奏でられた。
私の人生の全ては知癒されたのです。

そして、その光り輝く石をぎゅっと手で握りました。すると私の体が清められた優美な光に満ちていく。
すると世界を創造した神からの宿題を解くために、強い意志を持った生命は愛情を持って、煌めき憧れに満ちた脳の結合を試みる宗教学の構義を受けた。
美しい世界の誕生を、私は真摯に祈るのです。誕生したばかりの心は、無の広大深遠な宇宙を感覚した。
青い地球上から天国に向けてふわっとコーラスが伸びていく、高い癒しの神の手を感じさせた。
神はすらっとか細くやわらかな手を持っていました。その万物創成を宿した手により、完全に調和した優美な宇宙を創造したのです。
私が見つめる心の内なる宇宙には、幸せに満ちた天国に憧れて行こうとする私と、地球上での現世の日常を愛するもう一人の私が生きていた。
まあ、神は人間の中に2人の人格を共存させたのでしょう。
その神の光を発する石をじっと見つめて、私自身を省りみなければなりません。私は生まれて何処から来て何処へ行こうとするのか。

そして少女がもう一人の少女へと幽体離脱して、ふわりと微かに分身していきました。そこにもう1人の私と全く容姿が同じ、神の創造した人間がいた。
透き通るような美しい瞳の流麗な少女は二人となって並んで佇んでいた。そして世界の森羅万象には二面性がある事にはっと気づいたのです。

そして私はもう1人の私と抱き合い愛しました。私は私をどのような気持ちで抱けるでしょうか。私は私をどれくらい愛しているのでしょうか。
私は本当の私をどれくらい知っているのでしょうか。
実は私は私の事をまだ殆ど知らないのではないか。

これから私は人生を治癒し復活させて、新しい誕生の時を迎えさせるのです。
宇宙の創成時から今まで時が綿々と続き、私の存在が約束されていた。
自分自身に自尊心を改めて持ち、世界に新たな私を再生させて、神の光と御言葉を得るに至った、不思議な誕生の時空に今います。
一人の人間としての私はこれまでに無かった、なんて安らかな心の境地になっているのでしょう。
己の存在を遥か彼方の超自然の事象へと高めたのです。
私の心の中の宇宙は偉大な存在に憧れて、森羅万象の物質と結合したのです。
すると天空へと高らかに突き上げられて、下界に超越した青い地球の眺めを獲得する。
私はどのような人間なのかという自問自答の夢の旅は、まだこれから始まりなのです。
私の旅が完成する為に、宇宙の遠く彼方に広がる悠な時空の星々を点灯させるのです。
私の脳内に星々は輝き、偉大な神の御加護があり未来の安心を約束された。
私はあなたに感謝しているのです。
光り輝き星々の満ちる潮がさざ波を立たせ、予言された法則に由来する美しい人生を約束された。
私の心にある内なる宇宙には意志があり、これから私自身の存在を肯定して更生させるのです。
この生命の誕生した奇跡の意味を、今神から教えてもらったのです。

さあ、私の心の中にもう1人の新たな人間を創造することができるのです。
ふふっ、もう1人の両性具有の清らかな処女という、世界を何も知らない美しい媒体を創造したいのかしら。
神は私に人間の自尊心の有り処を教えました。
そう私はもう一人の私を創造しなければならないのです。
これから私は私をどうしてあげたいのかを知らなければならない。
夜空に一際輝く北極星を目指して、一心に人間の完成に向けて時間を懸けて努力して生きていくのです。
さあ、神の計らいに答える時期が今来ているのです。

私はもう一人の私を結婚できる相手に相応しいかどうかを考えています。私がその気を起こさせる程に好意が持てる優美な人間であるでしょうか。
もしこれから私と私が結婚をすれば、どのような素晴らしい創造物ができるのでしょう。
さあ、私と私は結婚する時を迎えているのです。きっと神は私達を祝福してくださるでしょう。
そして地球の新紀元に、私と私の間には美しい子が産まれました。
地球に新しい生命を誕生させた、生きてきて一番幸せな感動があった。
この宇宙の創成を微かに起こした、現実ではないような神の真理の一回性があった。
ああ、救われた未来があったのです。
先の未来には人間の大きな夢の実現があったのです。
夢とは全て神の計らいにより叶えられていく。そのように確固たる夢を実現する新しい創世記の時代があった。

私は私の人間の真理をある次元において、やっと知ることができたのではないか。偉大なる可能性に満ちている私への煌めいた憧れがあったのです。
私は私と結婚することを実現させたのです。

そして、私は可憐な乙女になりました。
私は美少年との結婚を待つ乙女なのかもしれません。
そして私を神から愛された人間にならせてください。

結婚

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  • 小説
  • 掌編
  • 全年齢対象
更新日
登録日
2018-05-18

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