*星空文庫

うみかぜ 作

月

      月夜にジャンプしながら 憧れを放つ


      月は わたしのささやかな憧れさえ 受け止めようとしないで


      青と黄色い光で わたしを見放し 見くだし 見下げる



      
      捨てられたものは ワタシか?



      アナタか?



      人間関係ってナンだろう?

      関係したくなくてもいなめない集合

      月のようにひとりぽっちで輝きたい

      

      月ってナンだろう?


      ただの衛星?

      それとも古代の人たちからの貴重な星のこと?



      わたしと月がささやく言葉は 闇夜に凍る


      終わったドラマのように 映らない主人公の面影を

      冷たい月に反射させて 観たいと思うけど

      未練ってナンだろう?

      会いたいって思う気持ちはナンだろう?   

      

      堅い定規で キッパリと区切りの線をひいたくせに

      月はまわりめぐって 今夜もわたしに会いにやって来る

      だから仕方なく 会ってやる

      明るくなるまでにはもう時間がないから・・・・

      (時間が無いよ きっと)

      月にジャンプしながら そう思う

『月』

『月』 うみかぜ 作

  • 自由詩
  • 掌編
  • 全年齢対象
更新日
登録日 2018-05-17
Copyrighted

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