*星空文庫

† Halloween Night Wars †

豆 作

「どわぁあああああああああ!!!!!!」


飛んでくる石礫、ゴミ箱、物、物、物。
自身に向けて飛んでくるあらゆる物を掻い潜り逃げる男とそれを追いかける男が一人ずつ。


「どうしたんデスか!反撃しないならばジリ貧デスよ!!
みっともなく反撃してみたらどうデスか!!!!!」

不健康そうに痩せこけた顔で不敵な笑みを浮かべる男は余裕そうな表情でいたぶるかのように逃げる男を追い回す。

「んなこと、ぜぇ、言ったって、ぜぇ、この状況、どうにも出来んだろうがよぉ!!!!!」

走りながら飛んだり跳ねたり屈んだり器用な避け方で投擲物を避けていく男。
逃げるのも束の間袋小路に追いやられてしまう。


「あー…ここまでか、行き止まりとはついてないね…」


苦笑いを浮かべながら後ろを振り返ると余裕顔の不健康男がにじり寄ってくる。

男の周りにはかなづち、スパナ、拳骨程度の石など当たり所が悪ければ無事では済まされないような物が多数漂っている。


「よく逃げましたがここまでデスね?往生際が悪い人は嫌いデスので…」


「ははっ、最後の最後まで悪人面にお似合いの言葉を吐きやがって…」
走り回った後で息も絶え絶えに悪態をつく男。


「最後までへらず口を叩きますデスね、今楽にしてあげますから待っててくだs

「そのさぁ、周りに浮いてるものってあんたの後ろには回らないよね?もしかしてあんたが見えてるものしか動かせないんじゃないの?」


にやりと笑う男に対して図星なのか目が泳ぐ不健康男


「…そ、それがわかったとして何になると言うんデスか!
あなたはここで私に負けるんデスよ!大人しくやられるがいいデス!!」


「それが分かれば勝機が見えたってもんだよ!
透明化(トランスペアレント)】!!!!!!!!」


そう男が叫ぶと不健康男の周りを漂っていた物が消えてなくなっていく。


「な、なな何をしたんデスかこれはぁああ!!」


「見えるものしか操れないなら見えなくしちゃえばいいってな?これで形勢逆転かね?」

今度は袋小路の男がにやりと不敵な笑みを浮かべ不健康男ににじり寄っていく

「うわぁあああくるなぁあああ!!!」

他に周りに物はなくあるのは地面に落ちているコンクリートの破片程度の小石しかない。

「歯ぁ食いしばれよ!往生際悪いのは嫌いだぞ!!!」

そう叫んだのち男の顔面に一発の拳が炸裂し、不健康男の意識は闇へと消えた。


【透明人間】明石 透 〇-✕ポルター・ホーエンハイム【騒霊】

『† Halloween Night Wars †』

『† Halloween Night Wars †』 豆 作

†異能力バトル物†

  • 小説
  • 掌編
  • ファンタジー
  • アクション
  • 全年齢対象
更新日
登録日 2018-05-17
Copyrighted

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