*星空文庫

パンピー無双

岩河 昴 作

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こんにちは
前の作品見てくださった方は本当に本当に本当にありがとうございます!!
見てない方は時間があまり余って暇って時に読んでくださると嬉しいです。
今回は異世界ファンタジーを書いてみました。
初めて…ではないのですが小説にするのが初めてなのでめっちゃ緊張してますw
良かったらツイッターで感想よろしくお願いします。

あ、これ続きもあるのでなんか終わり方おかしいなぁと思っても気にしないでください。

ナニコレ
あれ?俺何してたっけ?あれか?野原で日向ぼっこしてたんだっけ?いやまぁ好きですよ野原で日向ぼっこ。目の前に広がる青々とした草原。俺を包み込んでくれるようなそよ風、そよ風に揺られて聞こえる草花のさざめき、全ての生命である太陽のポカポカとした陽気。その中一人で寝転んでいる。最高じゃないか!それで気づいたら寝ていて、起きたら夕焼けが目の前に。最高のシチュエーションだ!あぁそうかつまり今に至るまでは、最高のシチュエーションの中寝てた俺は、起きたら目の前に広がる土煙と血しぶき、果たしてこのそよ風は自然のものなのかと疑問に思わせる熱気と士気、剣と鎧がぶつかりなる金属音と雄叫び、太陽は出てはいるがポカポカなどという表現はしては行けない雰囲気。俺が寝てる数時間でここで戦争が起きてる。ということでいいな。うんそれしかない。あ、なんか大きい人がいる。外国人かな?他の人が俺と同じなら5メートルはありそうな巨体だけど。今の外人はすごい大きくなるんだろうなぁ。すごいなぁ。ハヤクニゲナキャ。
「姫さま。召喚成功しました。」
「うむそのようじゃな。よくやった皆の者!」
あぁキコエナイ。召喚なんてことば聞こえない。そんな非現実的なものはない。撮影?な訳ないでしょ。匂いが血生臭いもん。血糊じゃないもん。「さて其の者名をなんと申す」
どんな奴が召喚されたか気になるけどまぁそんなの構ってる暇はない
「貴様だ貴様!言葉はわかるだろ!姫さまの質問に答えよ!」
と言われ首根っこを掴まれた。まぁそんな気はしてたけど。でもあれだね。女の人ってこともあって力はすごく弱いんだね。子供に掴まれてるみたい。
「いやいやわからねぇよ!何が一体どうなってんだよ!は?俺は何された?召喚?なんで?だって俺はさっきまで普通に下校して家のドアを開けて入っただけだよ?なのになんで戦場にいるの?」
そう、さっきのは俺の現実逃避がもたらしたものであり、野原にも行ってなければ、日向ぼっこもしてない。大学、部活が終わりヘトヘトになって帰っている最中だった。
「うむその話も詳しくしなければならないな。だが今は時間がないので簡単に説明させていただこう。其方を召喚した理由それは敵を殲滅してほしい!」
「断る!」
「貴様ぁ!今何を言ったのか分かっているのか!?姫さまのお言葉を簡単に断りよって!貴様は今ここで処刑してやる!」
「お前らこそフザケンナよ!は?敵を殲滅?俺が?無理に決まってんだろ!簡単に断るな?お前らこそ物事を簡単に言い過ぎなんだよ!お前ら絶対魔法が使えるだろ?なぁあそこにいるの巨人じゃねぇか!それになんだ?見た感じ獣人、エルフ、妖精、その様子だと人魚、魚人、ドワーフまでいるだろ?武術の達人ならともかく、まだ茶帯になりたての人間がお前らに勝てるわけねぇだろうが!少し考えろ!
あと俺のバランス崩してる魔法とっととときやがれ‼︎マジで鬱陶しい‼︎‼︎」
「…」
あれ?なんでみんな呆然としてるの?俺なんか変なこと言った?
「ま、魔法が使えるのはともかく何故種族まで、ここにいない種族まであてたのだ!?なんて魔法だ!」
「いやいやいやw魔法なんて使えねぇっつうの!だいたいエルフ、獣人、妖精がいたら残りの3つは大体付いてくるだろ!」
「うむ其方らの物語ではそうなるのか?」
「仲間ってわけじゃねぇけどだいたいそうだよ。てかそこのキツネ耳姫顔見せろ!顔見せないで話すとかどんだけマナー悪りぃんだよ!」
「貴様またもや姫さまに無礼を働きおったな」
「黙れネコミミ従者!名前を聞きたいならまず顔だしてそっちから名乗れって言ってんだよ!顔可愛いからって調子に乗ってんじゃねぇ!」
「な、き、貴様何を…」
あ、ヤベェ可愛い。元々ケモミミは好きなんだけど、顔も悪くないから普通に可愛い。可愛いって褒められて顔赤くしてるとかウブすぎだろ。あれ?もしかして未通女?
「ハッハッハァ!其方なかなか度胸があるの。先程勝てぬと言っておったくせにのぉ。まぁ確かに顔隠して名も知らぬものに自分の正体は明かさぬか。ならばとろうではないか。」
そう言ってキツネ耳姫は仮面をとった。
「これでどうじゃ?満足かの?」
言葉を失う。まぁ予想はしてた。多分可愛いんだろうなって。でも予想をはるかに上回ってきた。可愛いなんて烏滸がましい。もうこれは美しい。の一言のみだ
「なんじゃ?我の姿に言葉を失ってしもうたのか。愛いやつよ。」
「あ、あぁ。いや予想のはるか上を行ってたもんでね。すまん。」
「意外と素直じゃな。我の名はミネ。そちらの従者と呼んでおったのはネネと申す。」
「俺はエクサだ。よろしく。なぁそろそろ俺にかけてるバランス崩す魔法外してくんね?鬱陶しいんだよね。」
エクサは俺のネットの名前だ。誰が本名教えるかよ。にしても体が言うこと聞かない。
「先程から魔法魔法と言っておるが我々は何もかけておらんぞ?ネネ何かかけたか?」
「いえ、はっきり言ってかけたいほど憎くはありますが命令がございませんので。」
「え、じゃあなんで俺はフラフラなの??なんかバランス崩すんだけど」
「それはきっと」
「うわぁァァァ」
姫が何か言おうとした瞬間の悲鳴
「とうとう来おったか」

「え、何が」
次の瞬間あたりが暗くなった。あれ?この世界夜がそんないきなり来るわけ?え?マジ?じゃあ早く帰ろ?良い子は寝る時間だよ。
「グェヘッヘようやく見つけたぞ」
あぁ世界はなんて残酷なんだ。現実逃避する時間すら与えない。わかってるよ。俺の周りだけ薄暗くなっただけだよ。絶対あれじゃん今俺の後ろにいるのは
「俺は巨人族エル。貴様に交渉しにきた。蛮族の姫よ」
ホラァやっぱり巨人じゃん!もうみんなわかってたから名乗らなくていいから。てかこいつら蛮族って言うんだ、覚えとこ。
「ほぉデカさしか取り柄がない貴様らが交渉?とうとうデカブツも脳を手に入れたのか?」
「何お前らみたいに小賢しい真似はしないのでね。俺らの要求はただ一つ。俺らの下につけ。さもなくば殺す。」
うわぁめっちゃゲスい顔してる。下についてされることで考えられるのは、まず奴隷かな。
「はぁ。やはりデカブツはデカブツであったか…
まぁ元々期待はしてないがな」
男は肉体労働を強いられ、戦争の囮にも使われるだろう。そして女は
「さて答えを聞こうか」
こいつのゲスい顔からするにとてつもなく屈辱的なナニカをされるだろうなぁ。つまりこの要求は
「答えはノーだ。貴様が死ね!」
ですよねー。
「グェヘッヘ。ほんとバカな奴らだ!じゃあお望み通り貴様からまず捻り潰して」
「待てよ」
「あ?」
「おいおい肉ダルマ単細胞。お前女に手ェ出すのか?かぁ雑魚臭ハンパないな」
「あ?おいチビお前魔法も使えないのに威勢だけはいいな?殺されたいのか?」
「魔法も体もなくともお前と違って脳みそは詰まっているもんでね。テメェを倒す方法なんていっぱいあんだよ。肉塊。」
「じゃあ見せてもらおうかその殺す方法とやらを」
いやぶっちゃけありません。いやないこともないんだけど、この体格差だとマジで無理。目には届かない。体中に入ってやろうにも酸素があるかわからないさてどうするかな。
「俺に喧嘩売ったこと後悔して」
とりあえず
「死ね!」
運歩して避けるしかないか…

「え?」
あれ?俺ただ運歩しただけだよ?所謂武道の歩き方をしただけ。なのに今懐に入ってる?いや正確には右の足元に入ってる。
「まぁいっか」
とりあえず足の親指と人差し指の付け根の間のツボに突きを入れた。
「グァ!」
瞬間奴の右足が吹き飛んだ。いやあいつの体からは離れてないよ?
そのまま体制を崩して倒れこむ。
なんか
「軽くない?お前見掛け倒しじゃん。何のための筋肉?お前の体空気でできてんの?」
いやマジで軽すぎる。風船ほど手応えがないわけじゃないんだけどサンドバッグみたいに重いわけでもない。結構重いって覚悟してたのに
「ア、ゥ、クッ…」
よかった急所は人間と同じみたいだ。でもあんなに悶絶する?普通
「テ、テメェよくもやってくれたナァ〜」
あ、キレた。これキレちゃってるよ。どうすっかなぁ面倒。
「シネェェェ!!!!!」
「うおっと」
蹴りを払ってみたがうーん、やっぱり軽い。なんだろうこの世界さっきからこの巨人だけじゃなく俺自身軽いような…
「とりあえず気絶しておいて」
身が軽い、だから試してみた。うん予想通り、予想通りだけど
「ウワァァーーォリャ!」
悲鳴9割、気合い1割のなんとも言えない声を上げ、相手の顎めがけて思いっきり殴った。
何が起きたかというとまぁあれだけ思いっきりジャンプしただけ。予想はしてたけど5mも飛べるなんて、予想通りすぎて悲鳴あげたわ!
やっぱりこの世界重力が小さい、それこそ月よりも小さい…はず。まぁ月に行ったことないからわからないんですけどねハハッ
「ヴッ」
巨人エルはなんとも言えない声を発して気絶した。正確には発するまもなく気絶したが正しいだろう。
ワァァァァァァァァァァァァァ!!!!!!!!!!!
俺の後ろ、つまりこの世界でいう蛮族が歓喜の声をあげた。あぁこれで俺ヒーローじゃん。マジかぁだって女の子助けただけだよ!なのにそれだけでヒーローに浴びせるような歓喜の声出されても困るんですけど…
「うむ。礼をいうぞエクサよ。よく巨人族を倒してくれた。下っ端とはいえ余裕で勝ってしまうとは流石は召喚に選ばれし者じゃな」
「いやいやこの世界がヌルゲーすぎるんだよ。まるでどこかの猫型ロボットの映画みたいなヌルさなんだが」
「そのなんじゃ?ネコガタろぼっとというのは」
「あぁ俺らの世界の有名な物語だよ。そこらへんは後でな。とりあえず今はやすm」
「そうだそうだ!今のうちに巨人を殺せ!」
コロセ!コロセ!コロセ!コロセ!
…やっぱりか。まぁ戦争だしね。うーんでも
「いやこいつは殺さないでおこう」
「ふざけんな!そいつには仲間が何人も殺されてるんだ!だからそいつは殺すべきなんだよ!!」
予想通り。なんて単純な人たちなんだろう。俺の世界の人もこんなに単純だったら楽なのに…
「あぁなるほど。つまりこの世界の知的生命体の脳みそは米粒くらいしかないわけだ。」
「なんだと!」
「何故殺す必要がある?殺して何になる?こいつを殺したらどうなるかわからないか?ない脳で考えろ!巨人族が一斉に押し寄せて来るぞ!そうなったら俺も絶対に負ける。それでいいなら殺せと言え。」
「…」
え?何?そんな覚悟もないの?てかそんなことすら思い浮かばないの?え?マジか…
「あとなこいつを殺さなければこいつらが持ってる情報を取り出せる。情報は武器より大事なものだからこれを逃す手はないよな?自白させる方法ならいくらでもあるし。」
みーんな黙り込んじゃってるよ。なるほどね日本でいうそれこそ縄文、弥生あたりの頃かなぐらいの知識か。あれ?あの時情報戦は繰り広げられてないよね?ボクリケイダカラワカラナイ。
「うむエクサがそういうなら大丈夫であろう。今回は殺さず生け捕りにする。ところで此奴が目覚めた時どうするのじゃ?我らの縄だとすぐ切られてしまうぞ?」
「そこらへんは大丈夫。ただ長い縄は必要なんだけど準備できる?3mぐらい欲しいかな。できればだけど。」
「ネネ出せるか?」
「3mは朝飯前です。」
なんかへんな呪文を唱え始めたと思ったら目の前に縄が出て来た。
「じゃあ縛るから少し手伝って。」
そこから手を後ろにして縛った。気になる人はグーグル先生の縛法にて調べてね(`・ω・´)
あとはそのまま車に乗っけて運ぶことになった。そろそろいいか…

ハァァァァァァ〜〜〜殺さなくて本当によかったぁぁ〜〜〜。何?殺せとかフザケンナ!こちとら現代っ子やぞ!ただの一般人!人殺しなんて絶対にやだ!姫が理解ある人で本当に助かったぁ。
「エクサ殿そろそろ出発するぞ」
「お、了解」
これから蛮族の村に案内されるらしい。ここから10キロ弱あるらしい。これって結構攻められてたよね?かなりギリギリだよね?姫が出てる段階で勘付いてたけどさ、ギリギリ過ぎない?

村に来た第一印象は、
'老後はここで畑を耕すんだそして中庭でのんびりお茶を飲んですごそう。'
という感じののどかな村だ。人工物の影はなく、心地いいそよ風が吹き、風によって青々とした草花の香りがする。外観はそれこそ縄文時代を思わせるような文明の発達したて、狩猟を主としているように見える。器も土器を使っているようで、道具も石を加工して出来たものを使っている。家も側面は木材、屋根は藁ととても原始的な作りをしている。しかしそこには似つかわしくない服装。それこそ獣人たちは着物、ドワーフは必要最小限の麻の服。などなど一体どこにそんな技術があるのかと言いたくなる、ツッコミたくなるような落差。差別社会なのかとも思ったが皆が笑顔で活気に溢れていた。この謎は早めに解かなきゃ行けないけど、それよりやることが多くある。その為にも姫としっかり話さなきゃいけない。今は姫の屋敷にお邪魔させて貰ってるわけだが、なんとも広い。広すぎて落ち着かないさ
「エクサよ苦しゅうない楽にせい」
「まぁ姫さまがそういうなら楽にしたいのは山々なんだけどこう広いと落ち着かなくてね、悪いけど慣れるまで時間がかかりそう」
「ほぉ。広いのは好かぬと申すか」
「うーん好きじゃ無いわけじゃ無いんだけどこういうところに住んだことなかったから慣れなくてね」
「まぁそれはおいおいって事じゃな。其方の家も用意しておいたのじゃがその様子だと変える必要があるのぉ。」
「いやいやそんなことする必要は無いよw。だって多分俺の家作るのも余裕なかったんじゃ無いの?」
そんな俺のために作ってもらったものを無下になんてできないしね。
「…また其方に見透かされておったか。何故そのようなことがわかったのじゃ?」
「うーんそうだね。とりあえず村の様子ってだけ言っておこうかな。活気に満ちてるけどどこか空元気みたいな部分もみられたし、パッと見て問題点もいくつかあったからかな。」
「なるほどのぉ。その問題点というのを教えてはくれぬかの?」
「それならこれからすぐに取りかかれるから今すぐ準備して欲しいものがある。俺もそれに参加するし。」
直接指示出したり動かしたりするほうが楽だしね。
「じゃあまずドワーフにこの道具を作ってもらうようにして。あと植物に詳しい、多分エルフかな?に聞きたいことあるから呼んでほしい。その後にも色々してほしいから姫様は出来れば離れないでほしい。」
「…ミネでよいぞ。それより其方の指示が的確すぎて驚きを隠せぬのだが…」
「何がそんなに驚きなの?」
いやこれぐらい普通だと思うんだよね。このぐらいの指示。
「あ、もしかして種族のこと?」
「そうじゃ。何故それぞれの得意分野まで知っておるのじゃ?其方の世界にはおらぬはずじゃぞ?」
「いや物語では大体こんな感じだったから言っただけだよ。とりあえずお仕事よろしくね。」
「…ふむ。わかった。詳しいことは後にしよう。」

うーん今やらなきゃいけないことはとりあえずこんなものかな。それとこれは多分後でも大丈夫だと思うから。政治に関しては全くわからないからそこらへんは詳しい人がいれば
「エクサよ入っても良いか?」
「え、あぁミネか。入ってもいいぞ〜。」
ガチャリ
「失礼する。集中してたのにすまぬな。」
「いやいいよ。これからミネにも聞きたいことがあったし。てかそんなに集中してた?おれ一回だけだったと思うんだけどノック聞いたの」
「ノックは一回だけじゃぞ。ただブツブツ言っておったのでな。」
「え、マジか。めっちゃ恥ずいんだけど。」
この癖は小さい頃からのものでどうしても治らなかったものだ。マジで聞かれたとき恥ずいからやめたいんだよね…
「フフッそういうところは類人らしいな。」
「?猿がなんだって?」
「猿?そんなこと一言も言っておらんぞ?」
「いやだって類人って言ったじゃん」
「我々蛮族のことを類人というのじゃ」
「ふーんじゃあ俺は未確認生物じゃなく類人に分類されるのか。」
「まぁ特徴が似ておるからの」
「特徴?ってそんな話する為に来たんじゃないだろ?」
「そうそう。其方の言っておった森林に詳しい者を呼んできたぞ。入って良いぞ」
「し、失礼いたします…あ、あの私に何の用がおありなのでしょうか…?」
そこには絹の布で作られた露出度の高目の服をきているエルフがいた。肩より先、くびれから腰、太ももから足先が露出している。そのほかは申し訳程度にに隠れている
「うむ。そちらにいるエクサがお主に話があるというのでな。」
「え、エクサさんってさっきの戦いで巨人を一撃で仕留めたとか、巨人を10人倒したとかって噂の人じゃないですか!?え、わ、わわわ私な、ななな何かしましたか?」
え、何?噂ってそんなに早く回るもんなの?情報社会そんなに発展してんの?ここ。
「え、いやいやその噂なんか大ごとになり過ぎな気」
「イヤァァァァァァァァァァァ!すみませんすみませんすみません。あの命だけは助けてください!まだ調べたいことたくさんあるんです!ななななんでもしますのでどうか命だけでも。」
ん?今何でもするって?
じゃねぇよ!何で俺が人殺しになってんだよ!
「いやいや殺さないからね?別に恨みとかも持ってないし、だからちょっと話聞いてね?ね?」
「いやだぁぁ〜。グスッまだ死にたくない〜。グスグスッ」
えええええ!?ガチ泣き?え、マジで?俺が悪いの?え?泣いていい?
「すまんの。エルは情緒不安定での。さらにあまり人前にでたがらない正確でな、それに其方の噂が上乗せされて今の状況に至るのじゃな。申し訳ない。」
あぁ情緒不安定のコミュ症ね。なるほどなるほどならこの反応は納得だな。けど
「なぁミネ。お前噂はいつ知った?」
「?エルを呼んでくる途中だが?」
「じゃぁぁ弁護しろよぉぉォォォォォォォォォォォォ!」
「べ、ベンゴとは何じゃ?」
「いやいや俺の噂が大きくなりすぎだとかエルに伝えたりとかできただろうがぁぁ!」
「うぅ…呼び捨てされたグスッ。もう帰りたい」
「もうお前は黙ってろ!」
「いやエクサよ、妾はしっかり伝えたぞ。じゃがエルが聞く耳を持たなくての」
「あ…そのごめん。テンパってた」
「…気にするな。この状況じゃからな」
「はぁ…こんなんじゃ植物について何も聞け」
ゴッ!
うん何が起こったのかな?なんかものすごい衝撃が後頭部にきたんだけど。今倒れてる?え?ちょっと暗いから何起こってるかわからないんだけど。なんか倒れる時目の前に何か影が飛びついてきたような。
「植物に興味があるんですか?植物の何に興味があるんですか?今からでも語れますよ?語りましょうよ!え、短時間で育つ植物ですか?タネが地中に埋まってて1つの植物でたくさんのタネが取れるんです!しかもですね!そのタネ半分んに切っても芽が出て来るんですよ!知ってますか?知らないですよね?これから知識交換しましょ?ね?ね?あぁすごい楽しみだなぁ!エクサさんの世界はどんな植物があったんですか?」
ナニコレ。チョットナニガオコッテルカボクワカラナイ。
「ミネ。これは一体何?多重人格?」
「すまない。彼女研究のことになると周りが見えなくなるのだ。人の前に出るのが苦手なのもこの性格のせいじゃないかと思っておるのだが。」
「どのくらいの植物があるんですか?どんな植物があるんですか?毒を持ったものは?薬に使えそうなものとかもっともっと」
「ま、待て待て。少し状況を整理させろ!」
「あ、すみませんすみません。研究のことになると少し周りが見えなくなるんですごめんなさい許してください何でもしますから。あ、でも命だけは許してください。」
やばいなかなか強烈な奴がきたな。
「じゃあとりあえず本題に入るよ。まず君の持っている植物のタネ。主に食用のものを一割譲ってほしい。」
「ぜ、全種類ですか?」
「食用は全種類だな。ほかは成長した姿見ないとわからないからなんとも言えないから今は保留だね。」
「い、一割…ウーーーーン」
「対価として君に成長を早める方法を教えよう。これじゃだm」
「あげます!」
「あ、ありがとう…じ、じゃあとりあえず一割貰えないかな?」
「はいわかりました!」
するとエルという女の子は小さなポーチみたいなのを取り出した。毎回タネを持ってるなんて研究熱心だなぁ。結構大きなポーチだしこれくらいで充分かな。
「あれ?やっぱりなかなか取れないな。ヨーイッショッ!」
ドスン。
え?何?巨人でも来た?
「ハァハァ。こ、これが一割です。ちょ、ちょっと待ってくださいハァハァ。あと19種類出しますから」
「あ、いやいややっぱり一握りで十分だよ!うん!こんなにいらない!」
魔法のポーチなのかな?あのポーチから米袋1つぐらいのものが出てきたんだけど。大きさ釣りあわねぇだろ!ラブとチワワくらいの差があるぞ!てかどんだけタネ入れてんだよ!マジでキモいわ!
「ハァハァそ、そうですか?じゃあ」
そういうとポーチから合計20種類のタネをもらった。本当にあの小さなポーチから全部出てくるとはなぁ。あれって上限とかないのかな?
「あのぉ、これでいいでしょうか?」
「うん大丈夫だよ。それよりこれらが何のタネなのか教えてもらえる?できれば実物も見せて欲しいんだけど。」
「それなら今から森に行きましょう!多分大部分が生えてるはずなので!!」
「森かぁ。猛獣とかいそうだしな。俺ら二人だけで行くの?」
「いや二人だけだと色々危険じゃ。いつもなら5人に1人は護衛につけておるのじゃが。2人でしかもかたやエクサがおるからの。」
「いや動物に勝てる気とかしないんだけど!しかも道に迷いそうだし!」
「エルも熱中しすぎて迷子によくなるしのぉ。うーむ。」
え?それ大丈夫じゃないよね?エルは何か考えあるの?
「だ、大丈夫ですよ!最近はようやく北と南がわかるようになったんですから」
「ほう?じゃあ東はどっちじゃ?」
「えーと。あっちですね!」
「よーしそれじゃ護衛がつけられる分森に入ろう!ちょっと集めて欲しいものもあるし!ミネ村人、特に子供を集めてくれ!」
いやいやいやいやエルには絶対に考えなんてない!確信した!あいつはバカだ!しかも自覚なしの面倒くさいバカだ!こいつと2人になったら何が起きるかわからないし、それだけは絶対いやだ!
「わ、わかったのじゃ。6人グループを最大まで作ればいいんじゃな?」
だって東って言ってるのに南西ぐらいのところを指してるんだもん!そんなの迷子になるに決まってるじゃんかぁ。
「しかし子供を集める必要はあるのか?」
「そこは任せとけ!なんなら大人より役に立つ。」

『パンピー無双』

『パンピー無双』 岩河 昴 作

  • 小説
  • 短編
  • ファンタジー
  • アクション
  • コメディ
  • 全年齢対象
更新日
登録日 2018-05-02
Copyrighted

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