【掌編小説】関門

六井 象

 私をモデルに、画用紙にクレヨンで機嫌よく絵を描いていたアヤちゃんが、ふいにピタリと手を止めて、難しい顔をし始めた。
 どうやら、私の腰から下が徐々にグラデーションで消えているその境目を、どう描いたらいいのか悩んでいるらしい。

【掌編小説】関門

【掌編小説】関門

  • 小説
  • 掌編
  • 全年齢対象
更新日
登録日

Copyrighted
著作権法内での利用のみを許可します。

Copyrighted