【掌編小説】繭

六井 象 作

 朝、駅に行くと、3番線に巨大な繭が横たわっていた。
 いつもの列車が蝶になろうとしているようだ。
 奇妙な静けさの中、4番線にやってきた列車が、いつもの面子を飲み込んだあと、ため息をつきながら扉を閉めた。

【掌編小説】繭

【掌編小説】繭

  • 小説
  • 掌編
  • ファンタジー
  • 全年齢対象
更新日
登録日 2018-03-21

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