*星空文庫

紺 作

かみなりに濡れながら同じ景色を何度も見る

気持ちの整理がついたなら
曲がったことから嫌っていって

あなたの背丈を気にして
隣の温度を探してしまうから

細い指で私に話しかけないで


熱が出た翌朝は
未来の話をしたくなる


今度はいつここまで来てくれますか

横たわる視線にあなたがいてくれるなんて

ただわかっただけ
誰にも話しかけていなかったこと
心地よさが独りよがりで
それで幸せだと思ってること


あなたのうなずきが
また視界をぼやかすから


どこにいるかわからなくなるの

『熱』

『熱』 紺 作

  • 自由詩
  • 掌編
  • 全年齢対象
更新日
登録日 2018-03-14
Copyrighted

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