月曜日

なんてことない この夜明けに

空を飛びたいと思うのは きっと変なことではないだろう

まるで映画のワンシーンのような

非日常的な充実感を感じている

あの高級感のあるホテルのような

社会現象にもなったアニメのような

そんな感覚だ

なんだろうなぁ

人間の生活のいい部分だけ見ているんだろう

毎日こんな 朦朧として意識で生きていたいのに

嫌なことは嫌なこととしてやってくる

いいことがあれば嫌なことがあるものだ

そのおかげで 幸せを感じることができるのだけれど

時々 生きるのも面倒になるから

勘弁してほしいものだよ

後頭部からだんだんへこんでいくんだ

溶ける って

自転車の車輪だけを抱えて

きみの星へ今すぐ走って行きたい

そんなこと到底無理なのだけれど

だってきみは あの星ではないところで

笑っているんだもの

月曜日

月曜日

  • 自由詩
  • 掌編
  • 全年齢対象
更新日
登録日
2018-03-01

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