*星空文庫

painful

紺 作

苦しみを分かち合うほどの余裕がない
苦しみを理解できるほどの知識がない
苦しみの居場所がわからない

たどたどしい日常に
足枷を引きずっているのは
ワンシーンを一方的に切り取った
「苦しみ」という同情や共感が
手を繋いでいるから

私を待っている苦しみは
ただの浮かんでは消えていく
時間なのだと
夕べ見た景色を抱きしめて
泣き叫ぶ

『painful』

苦しいという正体のわからないもの
不思議ですよね

『painful』 紺 作

  • 自由詩
  • 掌編
  • 全年齢対象
更新日
登録日 2018-02-26
Copyrighted

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