*星空文庫

東京

紺 作

出来ないことを出来ないままでわがままに自分勝手
愛想も無いくせに愛されたいと飢えている

小さな瞳で心臓に生えるビルを見据え
彼ら彼女らは靴を履かない

湯けむりの中笑いながら踊っているが
ふれた手は擦りむいたままで優しいんだ


正体に知らないフリもして
残像の抜け殻を拾った


現実を現実とせず、
夢を夢とせず、
掌をいつも強く握っている


漂うゆらぎの真ん中に、
東京

『東京』

私の今の東京イメージ

『東京』 紺 作

  • 自由詩
  • 掌編
  • 全年齢対象
更新日
登録日 2018-02-22
Copyrighted

Copyrighted
著作権法内での利用のみを許可します。