*星空文庫

囁きかけるもの

桐原 水刃 作

たゆたう残像は
あのひあのときみた幻のエコー
めにうつるものすべてを香らせて
景色を鮮やかにぼかしてくれる

わたしに囁きかけるもの
こころのひかりを信じてもいい
その投影によってかがやく日々や

あらゆるパラノイアの複雑な重ねあわせ
神はひとりひとりのなかにいるから

劣等感はひとつの世界だ
わたしがわたしであるための ありえない色彩を拡げてもいい
なんとなく生きていけるように

『囁きかけるもの』

『囁きかけるもの』 桐原 水刃 作

  • 自由詩
  • 掌編
  • 全年齢対象
更新日
登録日 2018-01-13
Copyrighted

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