*星空文庫

青01

吉原 作


目が覚めたら泣いていました。苦しくて吐き出しそうな朝でした。君は私の名前を呼んでいました。心臓が跳ねるのを感じながらも、どこか枯れていて、気持ち好くありません。ひとつの黒を抱えて歩いてきましたがそれが消えるのも時間の問題だと言うことは解っています。君にへばりついてる棘は何時になったら無くなるのでしょうか。私は空白や信頼や偽物を捨て、傷を負いながら近寄りましたが、案外君のコップは溜まっている様でした。絆創膏がわりにされてるねと言われました。そんなことはありません。絆創膏が必要だったのは、私のほうでした。

『青01』

『青01』 吉原 作

  • 自由詩
  • 掌編
  • 全年齢対象
更新日
登録日 2018-01-12
Copyrighted

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