雑詩3 ヤソ 風邪をひいた脳漿の粘度が増して重油になったような寝返りだけで脳が浮き沈みする視界の隅には霞がかかり涙が枕へ滑り落ちた赤ずんだ鼻がヒリヒリと痛い風邪でさえ生を感じる普段の無味さを再度認識するまた涙が滑り落ちた 雑詩3