冬の日の奇遇

冬の日の奇遇


   







   





冬の日の奇遇は信念の陽だまりで笑っていた






長い間をかけて

心の尽きた詩に

生きえないアパシーを見たのか






支えられた一瞬に

この先を見た






ひとは

わたしが裏切られてきた生へ

短く

最後の渾身の残り火で

信じる力を

ひきかえのように与えて

短く

一人の生を 終えた



   







   

冬の日の奇遇

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冬の日の奇遇

  • 自由詩
  • 掌編
  • 全年齢対象
更新日
登録日
2017-12-26

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