ラッキー7よ

ラッキー7よ


   







   





「いろいろあったね」



いろいろあったよね



「いろいろね」



ほんとね



      ━━━━━━━ 二週目に




涙はない

分かりあえた昇華のいま

あのひととのいまの幸せ




「七番目に会って腕の中で死ぬの、ラッキー7よ、明日なら」




涼しい風の部屋  ぽつり

弔い 

煙草の灯

  写真 

  泣いてるみたい




二つの意思

思いのまま抱き合える

どこかがあれば  どこだっていい




話しかける

語りかける

聴いてくれたのか?

   着信1コール鳴る




いまも

夕暮れに惑う

いま

レボトミンを食べている俺が見えるか?




いつか、

この人生、

いつか死ぬ、

だから、

おまえ、

おまえに、

衝突した。




青空

星空に変わる

見つからないアンナの星 光っている




積み木 

     眺め入った

積みなおさない積み木

俺たちだけが知っていた




「アンナのお願い聞けないの?」

夜が

甘い

泣けないほどの

寂しさで




わかってくれたおまえの蒔いた種子

この路を拓いた

とわの 果実
   







   

ラッキー7よ

すべて短歌。夏に書いた。

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ラッキー7よ

  • 自由詩
  • 掌編
  • 全年齢対象
更新日
登録日
2017-12-23

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