進歩の薬ってあるのか? 馬鹿なこと云うな! 20 ひとかけらの幸

力ずくはまずいでしょ!

血の気の多い人ってやね。
最後は自分まで壊しちゃうこと知らないのかしら、お嫁さんに逃げられても・・・・・。
やはり、温厚おもしろい人、イチバンね!
損な話ではなかった。あら、変換ミス、そんな、でした、相変わらずワザとらし・・・・・。

ところが!
居るんですねえ、人がそうなら国も。

イングランド民族は概して、血の気が多い政策を好むというか、人口数に物云わせてか、或いは、自国内の貧乏を脱するための侵略・侵略だったのだろうが、いずれにせよ実際に行ったのであるから、その被害たるや周辺諸国には甚大なものとなった。

周囲の国々をことごとく占領、スコットランドへも例外なく、侵攻を繰り返し、そのたびに莫大な富をゲットしながら、発展してきた覇権主義民族そのものと云わざるを得ない。まさに弱肉強食。
流石、イングランド、強食らしい遍歴アリ、今のイギリス民族であるが、5世紀頃、現在のドイツ北岸、南部よりグレートブリテン島に侵入して来る過程で道すがら各民族とメッチャ喧嘩やり放題一!だったらしい、これがアングル人の特質のひとつと云うが・・・。名は体を現わす、これ本当だった、アングル名の云われは、釣り針、の意だそうで、時には鋭い針を周辺民族らに振り回したんだろうな、痛かっただろうな。日本近くに居なくてホント良かったぁ。
ちなみに、
無論、イングランドにも美点多い人々によってつくられた国家であることを、かの国の名誉のため、添えさせて頂きます、グッ。

その子孫達の多く暮らすのが今のアメリカである・・・・そういやー、今も相変わらず世界中のあっちこっちで戦争を勃発させてるよね。しかも勝てると分かってる小国にだぜ。
もし人であるなら、弱い者いじめの!ひきょう者! と云われるねー。

イングランド自体にも、独自の美的要素はあるにはあるが、あえて比喩的に言うならば、勝手によそ様の家に入り込み、よそ様のモノを全て奪い取り我が物顔に振る舞う、といったものを美的ナンタレと称した過ぎない。そう思えて仕方ないが。

こういう蛮行は許されないよね。強盗じゃん!犯罪じゃん!翔大、やっつけてっ!

1人対ン億人だろ・・・・これじゃぁなあー。

だよね。火星に行って帰って来れるきょう日、たしかに文明は進歩したけど、文化レべは石器時代と五十歩百歩なんだなあって。カナシーッ。

ホントにねー!

また、母は口癖のようにアンディに対し、このようにも事あるごとに云っていたことも想い出す。
「真に裕福な人は自分のためだけに富を浪費するよりも、社会がより豊かになるために使う。その社会から稼がせてもらったのだから返すのが当然。富んだ社会になればなるほど、再び、その富はもっと大きくなって自分に帰ってくるんだよ」

さらに、こうもアンディに諭しをつづけることも。
「物質的な貧乏が心までも貧乏にすることは決してないのよ。本当の貧乏人とは、心の貧しい人です。なぜなら、いくら金持ちでも心が豊かになり、幸せになってるとは限らないから。金持ち達のうち、顔に険*のある人は皆こころはいつも貧乏人、少なくても孤独な人なのよ。顔はその人なりが出易い鏡箇所だからね」
*あぶない、悪いたくらみのある

アンディが成人し後に実業家となった時、この母の言葉も父のそれと相まって胸に去来する事は度々であった。母の云っていた真意は、文明がゴールではなく、“文化”を指せ!と解するとも捉れる。

母は偉大だ。
行動で教える父も尊大だ。
これ以上の教師はない。


その意味では両親に恵まれたアンディ。
後々、強力なバネとなって自身を支えることになる、後々いくほどに人格を形作っていくようにもなる。生きるモットーともなっていった。

両親が、このような教師としての一面を以て遇してきたことはアンディはラッキーな元に生れたと云える。
親は、選べないだけにまさに幸運だったとしか言いようがない。
(じゃあ!自分が親になったときはそうしよー!

進歩の薬ってあるのか? 馬鹿なこと云うな! 20 ひとかけらの幸

進歩の薬ってあるのか? 馬鹿なこと云うな! 20 ひとかけらの幸

  • 小説
  • 掌編
  • 全年齢対象
更新日
登録日
2017-12-15

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