ごめんね、さみしさを言えなかった

ごめんね、さみしさを言えなかった

  



 



   



   



   


  
  


街を迷うしか 生きられなかった






“ごめんね、さみしさを言えなかった”






告げ残したひとの顔は

写真の眼が

潤んだ気がした






“詩を読んでからずっとリルだったよ”


「なんにも心配いらないさ」






寂しさ



おれのも おまえのも

綺麗だったさ






あの七月に   紫煙を流した。

  



 



   



   



   


  
  

ごめんね、さみしさを言えなかった

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ごめんね、さみしさを言えなかった

  • 自由詩
  • 掌編
  • 全年齢対象
更新日
登録日
2017-12-10

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