ひと目惚れ! -8- aPieceOfLUCK
穏やか-それでいて-活々と元気漂う空気感、 どれをとっても、それぞれは心地好い輝きただよう限りに、と
所々に光る地の、
その屋根の、
そして、
取り囲む木々の、
その空間の、
穏やか-それでいて-活々と元気漂う空気感、
どれをとっても、それぞれは心地好い輝きただよう限りに、とまらなく映る。
光っては無くても、取り囲む新緑が無くても、人だ!これさえあれば。
心通う人さえいれば、そう映らなくても心地好いもんだ、ましてや今、尚更に。
その光と取り囲む木々の彼方に垣間見える屋根、この空気感の下では、誰の目にも心地好さは等しく映る、・・・はず。
誰の瞼にも等しく、輝きは、この今を描き、この先を描き、思い放つ。詩が思わず奏み出ちゃいそうになる瞬間とはこのことだろうか。
映画なら、人工テクなら、
流行のデジ技術を以てしても、駆使しても、このシーンをどう表現するのか?出来ないだろーな。文字による人の想像力の方が上回ってるから、を今ここにまざまざと見せつけられる感。頭、心、で描くイメージは無限だからです!良い答案だ。小説好きは頭良くなるぞー!たぶん。
だからこそ、皆一層潤う、そう鮮烈に映る。
この潤いはとっくに超え、すでに萌え顔にもなっている者がいる。それは目立って、ただ一人、アンディだけか、そうだろう。
スコットランドは丁度北海道や東北地方と同じく、やや北方寄りに位置した国です。しかも国土面積は北海道とほぼ同じ。こんなちゃぽけな地の人達が長きに渡り世界を席巻する者共を多く輩出していくようになるとは・・・・後に思い知ることになるのだが。
その潤う通りには、ほんのり淡くその少女の姿がふわっと湧きたつ。
舞い降りている。
女神君臨だわ。
女性は斯くもうつくし~、マジに男子に生れてよかったと思う瞬間。
恋は盲目とは言わないー。
いや、全てが美しくと催眠術にかかるのかもしれない・・・。恋の妙薬ってやつですね。かもね~ルンルンっとね~。
斯くも?ってえ。そんな古典語使わないでよw
かくも!って云わないか、よく、ときたま聞くけどな、これほどにも、つう強調語だわ。
かくも美しい乙女ってね。
誰?その乙女って?
愛乃に決まってんじゃん。
ホントう・・・許すw好きだよぉ
軽やかなタッチで描かれたパステルカラー色に彩り染め上げられたようなその女の子。
アンディにはそう、萌え、映った。
そうなってしょうがなかった、・・・・良いんです! 恋はこうも全てを美化するもんとゴジラも鳥も八百屋のおかみさんも赤ちゃんまでも、無い無い、誰もかしこもが、みーんなが決めたことなんです。
ひと目見ただけなのにもう? ひと目惚れ!だから“一”目惚れだろ。まさかあ、人目っておもってないよなー。一目見ただけでも、恋の始まりと空模様は一瞬で変わり現れるの!
これには学説があってほんの4.2秒、インスピレショーンには0.3秒でどんな人か認識すると論文は唱えてるのだが、って見つめるとポワっとしたものが成立するらしい。覚えておいた方がいいよ~。悪用しちゃだめだよ。
が・・・、当にほんの数秒前まではまったくの他人同士であったのにすでに、彼女へのホレボレの炎がビッビッと胸の内を駆けずり回る、騒ぐ、そう覚え、攻められてるようで仕方なかった。
確かに、恋は攻めだ。早い者勝ちだ。どう攻めるかでキマル。焦ると酸っぱいシッパイに終わる。
その攻め方いかんで先はキマル、運命までも決するときがある。
やはり学校の勉強より大切な科目だ。どうして学校にはこの科目がないんだろう? あったら授業にならないからだ、みな興奮して授業どころではなくなる。
はち切れんばかりの胸のうちに咲いたハートの炎は燃え上がるのみ。こんな覚えは初めて。いつもなら永遠に恋旅がらすになってるのに。アホ~カァカァあほ~と発しながら,気に留めぬふりし、行き去るだろう。
そのような心うちを、外は晴れてるがまるで先ほど降った通り雨のごとく胸の内をザーザー、ザワザワと奔ったような衝撃。
まるでピンクの雨粒となって縦横に踊るカンジ。やばーい。
この覚えは、後にマジ!マジ!恋だったと気付く。いや、とっくに気付かされいたのか?どうか?は知らないが、本人のみぞ知るとこがにくい。
恋の先行きが読めたらなあー。
ひと目惚れ! -8- aPieceOfLUCK