希死念慮
例えばそれは夜の端
例えばそれは昼の隙間
隠れてないで
出ておいで
隠れてないと
見つからず
ふとした瞬間の遣る瀬無さ
意識しなくとも蘇る記憶
フラッシュバックの閃光が
烈しく燃えて
痛いほど灼いて
例えばそれはあなたの掌
例えばそれは誰かの言葉
ああ、こんなにもまだ
憶えているのか
ああ、こんなにもまだ
遺っているのか
握り締めた脳髄の尻尾
引き千切ってくれるのを待つ
希死念慮
例えばそれは夜の端
例えばそれは昼の隙間
隠れてないで
出ておいで
隠れてないと
見つからず
ふとした瞬間の遣る瀬無さ
意識しなくとも蘇る記憶
フラッシュバックの閃光が
烈しく燃えて
痛いほど灼いて
例えばそれはあなたの掌
例えばそれは誰かの言葉
ああ、こんなにもまだ
憶えているのか
ああ、こんなにもまだ
遺っているのか
握り締めた脳髄の尻尾
引き千切ってくれるのを待つ
希死念慮