天日干しの梅干

天日干しの梅干


   



   



   



   



   


気持ち

            遠くなる




僅かな凪の間に   眼前を幾度も消えるひと



恩寵の望み 気づかず磨り減らして 忽然と力尽きた朝




「天日干しの梅干、うまいか?」

「おまえ、いつまでここにおってくれるん?」



こころの不死を信じていいですか

ここを残ってくれるのですか



「ほかの人を愛してもあたしは変わりません」



 置いていった   日曜。




   



   



   



   



   

天日干しの梅干

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天日干しの梅干

  • 自由詩
  • 掌編
  • 全年齢対象
更新日
登録日
2017-10-19

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