青空

大空

コップに水を注ぐように、
花に水を与えるように、
水で身体を清めるように、

透明で滑らかな彼の液体は、運命的である。
地球でたった一つ。
他の惑星には与えられなかった剣。

魂を込めて
水という液体に愛情を。

青空は果てしない。
手を翳しても届かない。

そう、私達が手に入れられなかった剣。
独り占め出来ない剣。

魂を込めて
空という偉大的存在に愛情を。

地球の自然に愛情を。
地球の恵みに御礼を。

私たちがいつからか忘れてしまったもの。
気づいた時には当たり前になっていた存在。

私が今、生きていけるのは?

全てはこの大地と大気と水のお陰ではないか。

もしも神がいるなら…どうか…。

など、考えなくても善い。
欲に負ける者程、愚かな者はいない。
生きていける条件があるこの地には、もう何も要らない。

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ただの綺麗事にしか過ぎぬ。

今もきっとどこかで…。

罪が溢れかえっている。

誘惑にまけてもいいじゃないか。
そんな戯言に世間は脅されている。

自分の好きなようにすればいいじゃないか。
どれだけ自由を求めてる。

この世間が嫌いな訳じゃない。
ただ、すぐそこにある、感謝すべきものに御礼を差し上げなさい。

あなたは身の回りのものに愛されてますから。
1人じゃありませんから。

感謝をすることにより、生活にも変化があるはず。
生活が明るく見えるのです。

いじめにあっていたらきっと抜け出せる。
追い込まれていたらきっと逃げ出せる。

罪は罪の沼。
善は善の沼。

ですから。

青空

青空

  • 小説
  • 掌編
  • 全年齢対象
更新日
登録日
2017-10-09

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