秋の夜風

昨日、夜道を歩きなから作りました。

楽しみを期待して夜道を歩けば
秋分の風が僕をそっと包んだ
空想に浸る僕の心の熱を
秋の夜風がそっと冷やした

輝く星を欲して天を眺めれば
空に一つも星は見当たらないが
きっと数々の星の煌めきが
雲の向こうで風と踊っているのだろう

雲の向こうで輝やく星のように
僕も理想を追って夜道に辿り着いた
夜道で多くの鈴虫と歌うために

未だ葉が紅くならない中秋で
どんぐりを探す幼子のように
僕は秋の夜風と手の平を合わせる

秋の夜風

秋の夜風

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  • 韻文詩
  • 掌編
  • 全年齢対象
更新日
登録日
2017-09-24

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