精神性とは。

日本人の愚かさは、貧しい国の人のため食品を寄付する一方で
自宅の冷蔵庫の食品を生ゴミにして捨てるのと似ている。

遠くに目を向けるばかりで近くが見えなくなっているようで
全く見えていない訳でもないけれど、身近な事象を省みる事が
中々出来ないのは単純に些細な事であっても身近な事となると
たちまち難しい問題へと仕立てあげてしまうからだ。

遠くを見るように近くを見る事が出来る程、我々は器用では
ない。
したがって、見えにくいものは見ないように、はっきりと目視
出来るものだけを見る人で溢れている。

しかし、これでは時代が変わらない。

現代は見えにくいもの、未だ見えないものを見る人を否定し、
若い芽を数多と摘んでいるが、先人達が耐え忍びつつも今の
時代を作り上げてきたように我々も耐え忍んで成し遂げなければ
ならない。

それは身近な、些細な問題の解決策を考え続ける事だ。

幸福を定義する事が出来るのは人間の内側のみなのだから、
自らの内面について思考する事は幸福になる上で必要な事なのでは
ないだろうか。

突出して現代に欠けているもの、それは精神性だ。
それを現在補っているのは自らについて悩んでいるあなたかもしれない。

精神性とは。

精神性とは。

  • 随筆・エッセイ
  • 掌編
  • 全年齢対象
更新日
登録日
2017-09-22

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