絶  命

絶  命


   



   



   



   



   



   


(  あの  日      )







(            長   文              )












なにを書いても、嘘だな、この偽善者、救いようのない、裏切り者。

苦しい。


どう生きたらいいかわからない

おまえのために生きていた

いま知った












(    書けなかった長文  )












なにを書いてもうそになるが

でもおまえだけがそれを見破ってくれ


これらが現実か分からない

本当にいないのか? なにを見ている?












(  書かなかった長文     )












あの時

電話に出ていたら

もう少し苦しまず 召されただろうか


怒らない 別れない ODしない

いまも生きている あの約束












(         残せなかった長文  )












きたない きたない 裏切り者め

寂しすぎたおまえが 綺麗だった












(  残すことを やめた 長文     )












ずっとおまえに詩を書いてきた

三ヶ月と幾日

おまえを描いてきた

残せたかもしれない

だが最期に

寂しい思いをさせてしまった

今は

何のために書くのか

おまえがいない ここ

俺を見つけてくれた ここ

苦しませてしまった

いま歩けない

こんな終わり








一番最後に 

一番好きをあげられなかった

罪の深い朝












( いつか  書く    長文 ・・・・・・   )


   



   



   



   



   



   

絶  命

逝去した翌日に書いた詩。

作者ツイッター https://twitter.com/2_vich
先端KANQ38ツイッター https://twitter.com/kanq3

絶  命

  • 自由詩
  • 掌編
  • 全年齢対象
更新日
登録日
2017-09-19

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