おうえんだんちょう

おうえんだんちょう

   



   



   



   



   



   


いなくなったおまえが

本当に

本当に

俺から

去らなくてはならなくなって

本当に

本当に

俺が

おまえがいなくて

がんばらなくてはいけなくなったら

一人で

一人で

がんばる

一人でも

がんばる

さみしいががんばる

おまえだってさみしかった



言えなかったんだな

いつまでも

愛してって

忘れないでが

精一杯だったんだな

俺が言う

俺はいつまでも

愛してもらうから

俺だって変わらない

おまえ 言ってくれた

ずっと俺の味方だと

おうえんだんちょうだと

いちばんのファンだと

俺だってずっとおまえの味方だ

おまえの

おうえんだんちょうだ

おうえんできないところで

二人ちぎれても



俺の詩たくさん

読んでもらうから

一番のファンを誇って

過去も未来もほしがった

おまえに

喜んでもらわなくちゃな

おまえがもう

俺に会えなくてもな

俺たちもう

会えなくてもな

忘れないだろ?

忘れないよ

どこかわからないところで

消えていっても



本当は

本当は

こんなさみしさ、こんなさみしさ、

おまえと

俺しかわからない

はなれたくない

見えなくなりたくない

きっとこういうものなんだ

本当に

別れていくことは

いまわかったんだ

だから

俺も尽きるまで言うぞ

ありがとうな

ありがとうな

   



   



   



   



   



   

おうえんだんちょう

今日はなぜか、この詩が、しみた。

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おうえんだんちょう

  • 自由詩
  • 掌編
  • 全年齢対象
更新日
登録日
2017-09-18

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