*星空文庫

カラー

ドライアドの本棚 作


男性型ロボットエトの住む
赤茶色のアパートの裏手の、500メートルほど離れた所から、豚の鳴き声がする、
午前十時の事、
そこはと殺場だ。

ブギ、ブギー、
エトはその時、
絶命か、
命について考える。

ロボット人間のエトーが、
部屋着から着替えて、
自室から
もっとも近い公園へ向かった、

日曜日の快晴、横断歩道をわたり、と殺場と逆の方向の歩道へ。

公園につくと同時に
飛び立つ鳥、
今日は子供たちの姿は見えない。

エトーがきても逃げない鳥の群れ、
スズメ、
いつもいる種類の群れだ、
たまに、見かけなくなる奴もいる。
昨日も、一羽死んでいた、人間にやられてしまった。

人は命をもてあそぶ、
他者をおいうつめ、死を求め、弄ぶ
妙な思想をもっている。

自らの欲望のままに、死期を遠くにおいやってしまったからだ。
と、有名人が、今朝テレビで話していた。

ロボットは別だ、ロボットの心は別のバランス装置をもっている。

カラーと呼ばれる部品だ。

僕の名前は、エト
最近までいた恋人は、カラーを人間に奪われてしまった、
だから眠り続けている。

カラーを奪われた恋人は、
欲求によって死期を遠ざけた人間ににている、
ロボットは、カラーさえあれば生きる事ができる。

その代わり、それがなければ、心が狂ってしまう。

狂った恋人を、エトは眠らせた、

ロボットのカラーは、変えが聞く部品、
それどころか、肉体のどれも、バックアップがある、

人間は違う、
悲しい事だとエトーは思った、

しかし、エトーも悲しいと思った、
恋人のカラーを手に入れるまで、あと一週間、
二人のときはずれたままだ。

『カラー』

『カラー』 ドライアドの本棚 作

  • 小説
  • 掌編
  • 全年齢対象
更新日
登録日 2017-09-14
Copyrighted

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