*星空文庫

捕囚  午後

西園寺リルケゴール 作

捕囚  午後

   



   



   



   



   



   



混む人 人 人

ちいさすぎたかもしれない

酔うほどの刹那が

乾くように


人の背に背を向けた

人たちの顔が

ぶつけあう陰部が正しい醜悪で 冷えた


歪な潤い 急速の乾き

誰かの紫煙が 見ずに去る

「神さま、どうか憐れまないで」


むかしの匂い

汚辱のまま

白濁

コンドーム

暖かみ

裏切り


鎮魂は悔しすぎて

疼く 眩暈する 

焦がれた身体置いていく


話しかけるが呟きしか反響せず

包み込んだ写真のひと


懐かしんで

息 消える 意識

囚われの午後だけが引き伸ばされて
   



   



   



   



   



   

『捕囚  午後』

苦しい気分で書いた。

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『捕囚  午後』 西園寺リルケゴール 作

  • 自由詩
  • 掌編
  • 全年齢対象
更新日
登録日 2017-09-14
Copyrighted

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