*星空文庫

性自認の食あたり

桐原 水刃 作

さじ加減の
ひとつでデバッグした
七不思議さえ
悪魔的な幻のリピートで
香るジンクス
目が見えている
何が壊れているのだろう?

触れて触れて
囁かれて
長すぎる触角が幾何学模様
の意図を詰め込んだ
いろいろな色
そんなに複雑だから生きづらいんだよ

味付けが足りない
シンデレラの複眼は救えない
生を呪うこと
魔法で分身(じぶん)を排卵するようで

壊れたジンクスになにを聞く?
ないものが続いていくだけだから
自分を単純に見下(ころ)して 

誰かっぽい何かじゃなくて
それがほしい
なんて言えばいいか分からないけど

『性自認の食あたり』

『性自認の食あたり』 桐原 水刃 作

  • 自由詩
  • 掌編
  • 全年齢対象
更新日
登録日 2017-09-11
Copyrighted

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