*星空文庫

愛し合う自慰

西園寺リルケゴール 作

愛し合う自慰


   



   



   



   



   



   



 



“潤いが必要なわたしは なんにもつけないあなたが ただただ欲しい”

“吸って飲んで導いて いまから僕らの 残骸 遺す”




会えないまま

過去の官能を告げあう



互いに狂った



そこをぶつけあえないから

互いにそこを慰めた



快感は獲ても

悦楽ではなかった

むしろ過去の官能は肥大化した

言葉の先が

尖って

湿って

膨張した



過去でそこが感応してしまう哀しみ

それでも

離れたまま

搾って 弄るしかなかった



潤いと湿り

分かち合いたかった

その日待ち侘びる



陽は熱く

夜が狂おしい




「いま硬くて切ない」


「してもいいよ」


「こするね・・・・・・」


「うん、してる・・・・・・」




想像して・・・・・

いつもしてる・・・・・・


   



   



   



   



   



   



 

『愛し合う自慰』

切ないものについて書いた。

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『愛し合う自慰』 西園寺リルケゴール 作

  • 自由詩
  • 掌編
  • 全年齢対象
更新日
登録日 2017-09-05
Copyrighted

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