*星空文庫

風の親分

earthsolute 作

風の親分

”おじいさんと三人の娘が住んでいます。
ひどい吹雪を止めるために、一番上の娘から順に風の親分のコトラのところへ嫁に行かせます。
一番上と2番目の娘は、おじいさんに言われたことやコトラの言いつけを守らず、トナカイの生皮をなめして「新しいきもの」「長ぐつ」「手ぶくろ」をきちんと作り上げることができず、雪の中へ追い出されて死んでしまいます。
三番目の娘が、おじいさんやコトラの言いつけを守り、トナカイの生皮を美しくなめして「新しいきもの」「長ぐつ」「手ぶくろ」を作り上げて結婚し、吹雪が止みます。”

おじいさん
「寒いな。私はすでに老骨ではあるが、お前らにこの風を止めるための知恵を授ける。
それは、風の親分と称される、コトラというもんがいる。そいつに、この風を止めるように、言い含めればいい。」


「どうやるの? 続きを知っているのでしょう?」

おじいさん
「新しい着物と、長靴と手袋を作れればいい。それを渡す。」


「練習しよう。」

まあ練習では三人とも上手にできるまで習熟度を上げた。


「三人でいちどにいくほうが、成功者が出る確率が高いんじゃないかしら。」


「いえ、おじいさんの世話をするものがのこらないと」

真ん中
「・・・私?」


「うーん。作るのが下手な人が残ればいいんじゃないかしら。」

妹が一番下手だった。


「私だ!」

真ん中
「いいわよ。うまく逃げ延びたわね。しかしそれが悲劇を呼ぶわよ」

そういや漫画の、working! に、三人の姉妹が出ていたな。作者はハプログループNと関係あるかもな。


「まあなんとかなるでしょ。あなたって緊張するっけか?」

真ん中
「どうだろう・・・」

二人は防寒してからでかけた。飯持って。


「じゃあ二人がでかけている間セックスでもしてよっか」

おじいさん
「わしって性的能力が無い設定じゃ無い?」

娘妹
「ソウダナ、ジャアヤラナイ!」

おじいさん
「一旦は其処で行こう。しかし今回は逆に私の方が子孫を残したい。」


「駄目です。」

おじいさん
「うん。」

さて、姉とミドルは、風の親分に、供物を捧げた。

風の親分
「駄目だ。私は超強欲なので、もっと素晴らしいものを要求する。
こんなのジーンズショップで買える程度のものだ。」


「あんた・・・」

ミドル
「いや。多分これはじーさんが悪い」


「あんた、身内を悪く言うモンじゃ無いよ!」

ミドル
「私は権力者に媚びる!」

風の親分
「フン、爾等が、事を為す迄私は休憩を取る、」

彼は家屋へ入って行った、

ミドル
「私に良い知り合いガ在る、」


「?」

ミドル
「付いてキナ」

其処には、西シベリア民話に出てくる、背骨を圧し折る男が居る、

ミドル
「風の親分にコイツを捧げよう、」


「人間じゃ無いサネ」


「? 何だ貴様等、?」

ミドル
「パラレルワールドで、アンタは、私等を、殺して居るンダヨ、」


「妄想を垂れ流す女」


「ソウヨ、流石に濡れ衣もイイトコロヨ」

ミドル
「モシ、自分が危険人物じゃ無いって知って欲しけれバ、私等に協力スルンダヨ!」


「カモシカ肉ガ欲しいカ?」

ミドル
「風の親分が寒くシテ困っているんダヨ、御前さんモ寒かロウ」


「俺は南下スルノデ問題無イ」

ミドル
「・・・成程」


「丁度餌ハ南下中ダ、逆ニ留マルト全滅スル」

彼ハ、トナカイニ そり ヲ付ケ 出ル準備ヲシテイタ 既ニ
彼ハデテイッタ、

ミドル
「┐(´д`)┌」


「駄目ジャン」

ミドル
「真面目に供物捧げるカ!」


「ウン」

姉とミドルは、家へ戻り、残り二人に、説明シタ、状況ヲ、

ジイサン
「猟銃を持って、カモシカやトナカイを狩猟し、ソレを供物として捧げヨ」

ミドル
「ウン」


「今度は私も行く」

三人は、家の周囲で狩りヲシタ
肉を献上シタ

風の親分
「良し、定期的に肉を持ってくれば、其の供物の、価値に応じ、
寒さを和らげる」

ミドル
「和らげられたら、男が死ぬかも知れ無い」


「? アァ、南下スルって言っていたナ」

ミドル
「此処ハ助けてヤロウ、風の親分、防寒具ノ方も下サイ
寒さハ、獲物ガ消え無い程度デ調整シテ下サイ」

親分
「良シ、俺は供物が気に入って居ル、確かニ狩猟出来なけれバ、今回ノ供物ハ
テに入ら無かっタロウカラナ、」

彼は寒さを微細ニ和ラゲ、言わレタ様ニ、防寒具ヲ、渡シタ、

親分
「コレは貴様ラの供物ノ、革ダ、自分らデ加工セイ」

ミドル
「オス親分」


「加工技術ガ問われるワネ」

彼女ラハ、親分ノ工房ヲ使わせて貰い、革を鞣し、ソレヲ、使って衣服ヲ作った、ソレを多めに着用シ、戻り、残りの二人に着せた、

ある時、ジイサンは、ご臨終に近くナッタ、

ジイサン
「お前ら! 早く俺とセックスシテ妊娠シテクレ!」


「駄目だ! ジイサンは弱そうダカラ!」


「私約束シタカラヤル」

妹ハジイサンヲ、部屋の奥へ連れて行った、

ミドル
「私ハ背骨折る男ガイイワネー」


「私は誰も居ないがロクな男が居ないのが悪いンダカラ
私が悪い訳ジャナイカラ!」

風の親分のコトラを皆忘れて居る
しかし

コトラ
「肉美味えw」

食う事しか考えて居ない、コトラは、不死者か、ソレに準ずるモノナノデ、
命の危機に晒されて無い為、子孫を残す事ヲ、思いつか無いで居ル、


「コトラが居たナ・・・」

彼女ハ、在る時ノ貢物ノ肉ノ時、イッタ、


「私ト性行為シナサイ」

ミドル
「ワロウタ」

コトラ
「何だソリャ」

彼は純潔ダッタ、不死者ハ純潔ナ物ダ、


「コウヤルノヨ!」

彼女ハ、コトラヲ、部屋の奥へ連行シタ

ミドル
「アーッ!」

『風の親分』

『風の親分』 earthsolute 作

  • 小説
  • 掌編
  • ファンタジー
  • 恋愛
  • 冒険
  • 全年齢対象
更新日
登録日 2017-08-18
Copyrighted

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