見捨君シリーズ

拙い文章で大したことない作品に思われると思いますが、楽しんでいただければ幸いです。

見捨君はミステリアス

「第一話」
「ミステリアスな見捨君」

突然だがあなたの隣の人はどんな人だろうか。
私の隣の人は「ミステリアス」な人だ。
「見捨リアス」(みすてりあす)私の隣の人の名前だ。
私の名前は「百聞一見」(ももきかずみ)今風な言い方で言えばJKというやつだ。
関係ないが、あれって差別用語じゃない?
あとリケジョとか、・・・・・・話がそれた。私の容姿については彼氏居ない歴=年齢と言えばわかってもらえるとうれしい。まぁ作ろうとしなかったからだが・・・・・・
私のことはもういいとしてその見捨君についてだが一言でいうとミステリアスな男だ。
そんな彼の日常を見てみたいと思わない?
【見捨君今日は何を教えてくれるの?】
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~・・・・・・・高校生活初日・・・・・・・
私の名前は「百聞一見」高校一年生だ。
(出席番号20番、好きな教科は音楽、好きな歌はグッドバイ。詳しいことを話してしまうと著作権がアレしてしまうので割愛する。)
心のなかで自己紹介の準備をしていると、
ガラガラッというドアを開ける音がした。
音の方向をみてみると一直線にこちらに向かってきた人がいた。そのまま隣に座ると読書を始めた。
(この人高校生活エンジョイするきあんのかよ?)
心のなかで失礼なことを考えていると、
「はじめまして見捨リアスともうします」
不意に話しかけられた。
びっくりして「はじめまして」とだけいうと
「お名前は?」
と聞かれてしまった、だからとっさに
「百聞です。百聞一見って言います」
なんとかこう返すとにこりと笑って「よろしくお願いします」と丁寧な口調で返された。
今でもその声が鮮明に耳に残っている。
(ミステリアスか・・・・・・まんまじゃんぷぷっ親なに考えて名付けたんだよぷぷぷ)
そう思っていると見捨がぼそりと、
「僕はこの名前に誇りを持っています。」
と言った。
「・・・・・・へぇそうなんだ自分の名前に誇りを持っているなんてカッコいいと思うよ凄いと思うなぁ」
必死に取り繕いながら、心の中では
(なにこの人エスパーかよ!怖いよ!やだよ楽しいはずの高校生活でこんな人が隣とかやだよ助けてよ)
しかし彼は興味がなくなったのかまた読書を始めた。
(変な人だけど仲良くしておきたいな)
普通に考えてわざと仲を悪くする意味はないそう考えたため私は精一杯の笑顔で、
「これからよろしくね!見捨君」
「ハイ、よろしくお願いします。」
(礼儀正しい人だなぁ)
なにか話す話題がないか探して
「見捨君血液型何?」
というありきたりな質問をしてしまった。
すると
「その質問に答える義務はありますか?」
と、彼は真面目な顔でいい放った。
「義務ではないよ・・・・・・でも話のきっかけにならないかなぁと思ってさぁ。答えたくないならいいよプライバシーの侵害とかあるし・・・・・・」
「すいません教えたくないので本当に申し訳ないです」
≪キーンコーンカーンコーン≫
ひときわ大きな音が鳴り響いた。私は必死に知っている人を探した。
(苦手な人しかいねぇ)
他の人も同じような心境なのか周りをキョロキョロしている。
〈高校ボッチ〉
ふとこんな単語が頭をよぎった。
(つらっ!高校ボッチはつらい)
私の高校のイメージはお酒のない大学生みたいな感じだと思っていた。
華やかで少しやかましくてそれでいて大人っぽい、そう思っていた。いや、信じていた
しかしながら実態は中学時代と大差ないのだ。変わっているのは人と学習内容だけだ。
その人も本質は変わらない。
ガラガラッ
またドアを開ける音がした。
そこには、背が高く引き締まった体が服からでも分かるような多少筋肉質な男がいた。
「おはようみんな」
そういいながら歩いてくる男は教壇は前に立つと出席簿を置いた。
「俺の名前は古瀬守(こせまもる)みんなの担任だ!」
「よろしくお願いしまーす」誰かが間延びした声であいさつをした。
その声がきっかけとなり私を含めた全員が
「よろしくお願いしまーす」
と次々にあいさつをした。
またチャイムがなった。
どうやらそれが入学式の合図のようで古瀬が
「みんな入学式をやるから貴重品持って廊下に整列してくれー」
と私たちを並べさせると口々にダルイーめんどいーなんて声が聞こえ始めた。
実際問題私もその一人だった。
(見捨君はやっ、もう並んでる‼)
入学式は長さこそあるものの私の睡眠スキルを持ってすれば10分もない式になる。
しかしながらここで問題が発生した。
見捨リアスが私の隣であることだ。
(見捨君に寝顔みられた?)
そう思った私は見捨に
「寝顔見た?」
小声でそう尋ねたが、
「ごめんなさいぼくも寝てたので」
しかしそれは嘘だとわかった、だてに式典すべてを寝てきた訳じゃない。
だが、追求はしなかった、時には嘘も必要になるからだ。
「そっか」
なにも答えないのもおかしいので短く答えた
見捨はその短い言葉になにも言わず目をそらすように前を向いた。
私もいつまでも横を向いていると起こられるので前を向いた。
(二度寝しようかな)
そう考えた矢先、
「全員起立」
ああ、なんだもう式は終わっていたのだ!
見捨が私の隣を黙って前を向いてあるいている。
そんな彼を横目で見ながら私も歩き始めた。
教室に戻ると先生が明日からについて話始めた。長い話が嫌いなのか、端的に終わった。
ほどなくして自己紹介の時間になったが見捨は聞いているのかどうか分からない態度でつまらなさそうにしていた。
(ヤバい、名前覚えてない人けっこういる。まぁいいかな・・・・・・)
(でも、見捨君は名前だけしか言ってないけど先生なにも言わない。いいのかな?)
自己紹介も終わると下校の時間だ。
私の家は微妙な位置にあるため中学校より高校の方が近いのだ。
バス停まで歩く道すがら見捨が一人で歩いているのを見て、何の気なしに話し掛けた、
「見捨君帰り道同じかな?よかったら一緒に帰ろう?」
断られるそう思ったが、
「いいですよ、途中までなら」
そう答えた。
しかし、会話はなかった。
(話かけてんのに答えねぇ)
改めて見捨の方を見ると整った顔立ち、花粉症なのかマスクをしている。凛とした目はまっすぐ前を向いている。
そんな彼に話しかけてもやれ答える義務はありますかだのそれを知ってどうするんだだのと私の質問にひとつも答えない。
さらに質問してこないから話も弾まない。
退屈きわまりない。
(なんで一緒に帰ろうと思ったんだろう)
「なんでなにも教えてくれないの?」
不意にそんな言葉を口にした。
いや、【してしまった】のだ。
「教えたくないからです!」
小さな声だったが、強い声だった。
その言葉にひどく悲しさをおぼえた私はなんと答えるべきか模索していた。
「なんで教えたくないの?かっこつけて、ミステリアスぶって、黙りこんで、無視して、なにも教えない!」
「最低だよ」
「見捨君は逃げてるだけだよ!!」
ああ、言ってしまった。
「友達になるからおしえてよ!教えて見捨君。あなたを、知りたい!」
『友達・・・・・・』
見捨がそう呟いた
『なら』
『教えてあげるよ、百聞さん』
「でも、友達にも教えたくないことってあるよね」
私はびっくりしてなにも言えなかった。
「僕の血液型は、A型ですよ。」
「百聞さんは何型ですか?」
「私もA型なんだ。それと一見って呼んでほしいなぁ友達だから」
自然とそう答えたがなぜか思考は驚くほど爽やかだった。
「同じ血液型なんだね。」
見捨が楽しそうに笑いながら言った
(名前は呼んでくれないのか)
そう思ったが口には出さなかった。
教えてくれてありがとう見捨君
~~~~~~~~~~完~~~~~~~~~
『続く』

駒田君は困ってる

さて、第2話となったこの作品。
今日は見捨君の大好きなお友だちの話。
人はいつもなにかに困っている。
そんなことを言った学者さんがいる。え、いないって?そんなの知らない。
でも、困っているのは確かだよね?
困ってない人、困らない人、なんていないよね?
そんなときどうするべきか教えてあげるよ。
見捨君が・・・・・・
【見捨君今日は何を教えてくれるの?】
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
「おはよう見捨君」
ああ、あいさつができるって素晴らしい!
「おはようございます。百聞さん」
「名前で読んでくれないの?友達なのに?」
「友達以上になりたいな・・・・・・」
ん?なんだこれ?視界がぼやける。
ナニヲイッテイルノミステクン・・・・・・
「一見」
名前・・・・・・
ん?ん?ん?なんか変だ?なんだこれ?んんんー?
「わぁーーー」
起きるとそこは自分の部屋のベッドの上だった。
「どこ、ここ。いや、マイルームだよね」
ごめんなさい言いたかっただけです。
記憶喪失なんてSFの始まりなんかじゃなく普通の家だった。
(冷静になってみると昨日恥ずかしいことしてたような)
今更ながら見捨と友達だということが信じにくい。
(朝の夢なんだっけ?)
どうやら忘れてしまったようだった。忘れた方がいい夢なのだろう。
(なんかもやもやする?)
「一見、まだ寝てるのー?おきなさーい」
「あ、いまいくー」
母に呼ばれてあわてて下の階に降りた。
朝食はご飯にウィンナーという≪the朝食≫というありきたりなものだった。
(ウィンナー好きだけどね。)
スマホに見慣れない名前が表示されていた。
〈見捨リアス〉
(あのあとライン交換したんだっけ)
〈見捨君明日一緒に行こう?〉
〈じゃあy駅前でいいですか?〉
〈いいよー、あと友達なんだし敬語やめよー?〉
〈そうだね、じゃあ僕は式の最中寝てないのでおやすみ〉
(まぁまぁ敬語入ってる。そして寝てたって自分で言ったじゃん)
簡単にボロを出した見捨を少し笑いながらベッドに入ったきおくを思いだし少しニヤついたところを母が
「どうしたの一見?気持ち悪いわよ?」
実の子に〔気持ち悪いわよ〕はないよ・・・・・・
「一見遅れるわよ、早く食べなさい」
「あ、はい」
(しまった待ち合わせしてるのに)
そこからは速かった。語ることはなく着々と朝の準備を整えた。
余談だが一般的な女子高生の朝の身支度がどんなものか分からない作者は、このように適当にかいてごまかすことにしたため語らないのだ。
「いってきまーす」
返事はないがいつもどうりだ。
ラインをみるが見捨から連絡はない。
y駅前につくと、見捨がこちらに気づいて向かってきた。
「おはよう百聞さん」
「うん、おはよう見捨君」
その後会話なく学校にいくことになったが、あえてその話をしよう。
私は話しかけても答えてくれないと思ったのでなにもいわず隣を黙って歩く。
しかし、見捨は、車内で私を守るように隣にたち、半歩前を歩く。そんな紳士な一面を見せてくれた。
「ありがとう、見捨君・・・・・・」
それにたいし見捨はなにも答えない。
どちらの顔もほんのり赤かっただろう。
ガラガラッ、教室のドアを開けると少し騒がしかった。
しかし、見捨は自分の席につくと、読書をし始めた。
(我関せずって感じだね。)
どうやら、トランプのゲームをしているようだった。
(楽しそうだなー混ざりたいとは思わないが)
そう考えていたところでひときわうるさい声が聞こえた。
しかしホームルーム開始のチャイムがなれば騒音は消える。
まもなく、古瀬が教室に入ってきた。
少し話をしてすぐに出ていった。
「見捨だっけ、本かしてくんね?」
見捨に話しかけている男
身長は見捨より少し小さいぐらい
(見捨君身長いくつだろう?)
そう考えたが教えてくれないだろう
「なんの本がいい?今持ってるのは、『夏子さんの周りには変死体がある。』と『やっぱり私の青春ラブコメは間違っていますわ』だけだよ?」
「マジ?夏子さんシリーズ読んでる!あとワタガイルだろ!アニメみたよ!」
「観てるんですね。どっちも面白いですよね。」
「俺、駒田困(こまだこまる)敬語じゃなくていいよ」
「そう、僕は見捨リアス、見捨って呼び捨てでいいよ」
「リアス、今読んでるのはなに?」
呼び捨てでいいと言われたのに名前呼び、すごいなこのひと
「これは・・・・・・だよ」
「それもしってるーヤバイね趣味合いすぎ」
「うん、そうだね。」
友達みたいな会話をする二人
(いいなー友達)
「僕ら、いい友達になりそうだね。」
そういったのは意外にも見捨だった、その言葉にたいし、
「そうだな、よろしく、〔友達〕のリアス」
「ああ、よろしく、〔友達〕の困」
どんだけ仲いいんだよ、と思わざるを得なかった。
仲がいいのは良いことだけどね。
そこからは速かった。
とんでもない意気投合ぶりを見せた二人は常に行動を共にするようになった。
(私2、3回無視されたけど悲しくないもん)
相当悲しいです。
楽しそうだな・・・・・・
「見捨君なんのお話してるの?」
思い切って話しかけたが、帰ってきたのは、
「ごめん、百聞さん今困と話してるからあとにして。」
「おい、リアス、彼女さん可哀想だろ、可愛がってやれよ。」
「彼女じゃないです・・・・・・」
そう言って諦めた。
(見捨君って彼女より友達との約束を優先するタイプだよね!なんかやな感じ!!)
何を怒っているのか自分でも分からない
(駒田君に嫉妬してるの?私が?)
自分で言うのはなんだが私は見捨の一番の友達だと思っている。
(そうだよね!見捨君)
しかし、こう考えてから授業中夢の世界にゴーしてしまうとろくなことがない。

「一見、一見は僕の一番だよ!」
「見捨君・・・・・・」
「一見」
「見捨君」
「一見」
「見捨君」
「一見」
「見捨君」
「一見」
「見捨君」

「わー!」
起きたら授業は終わっていた。
まだ、ちょっと眠い体を必死に起こそうとしながら隣で目を丸くしている見捨と困に謝る。
「ごめんね、さっき寝てて少しビックリしたんだ」
しかし見捨は、
「お昼一緒に食べよう?」
わたしは、勿論頷いた
話を聞いていると困は、見捨に見捨自身のことを聞かないのである。
(見捨君としては教えたくないから楽なのか、私といるよりもね・・・・・・)
「リアス誕生日いつ?俺は6月6日」
「ドラえもんかよ」
(見捨君が突っ込んだ!?そして絵描き歌の方の日付の話じゃん?)
(教えたくないとか言うのかな?でも、友達だから教えるのかな?)
「5月4日」
そっけなく見捨が答えた。
「百聞は?」
困に聞かれるが、とっさに答えられずにいた。そんな私を怪しむように顔を覗きこんで来たので慌てて顔をそらしながら
「7月20日だよ・・・・・・」
と答えた。
(見捨君、駒田君には教えるんだ、なんかもやもやする)
「駒田ーいつまで飯食ってんだよー」
耳障りな声が聞こえた。
「ワリーいまいくわー」
見捨が不安気な顔をしているのが少し面白いが、私も嫌な感じだった。
見捨になんと声をかけるべきか分からずなにも言えずにいた。
しかし、不快な声はなおも続けられた。
「駒田ー早くしーろよー」
「・・・・・・」イライラ
見捨の怒りが手に取るように分かり始めた頃
「悪いな二人とも」
早々と彼を呼ぶ声のもとに行こうとする駒田をずっと見つめている見捨を見つめることしかできずにいた。
(駒田君がいなくなってそんな寂しいの?)
(もし、私だったら?)
嫌なこと考えてしまった。私はある意味卑怯だ。
「百聞さん行こう!」
思わず情けない声を出してしまった。
「ひゃい・・・・・・!?」
見捨は呼ばれていない私達も話に混ざろうとしているのだ。
(いくらなんでも無理がある。見捨君社交的なタイプじゃないよね?)
見捨がなにか聞かれて

「答える義務はありますか?」
「ないけどよくね?それくら・・・・・・
「ごめんなさい無理です」
(見捨君はやっ)

とわたしがつっこむはめになる。
「じゃあ、一緒にやるか?トランプ?」
駒田がそういうと
「駒田ーそいつらもやんの?」
らしい、何故か私達もやることになった。主に私、見捨は最初からこの事を見越していたらしい。なんか準備しとる。
(あらかじめ準備してる見捨君、かわいい。いや、そんなこと考えてる場合じゃない。)
「何をやろうとして、僕の友達を巻き込んだのかな?」
見捨は、相当頭に来ているようだ。
「『ポーカー』だ!」
(何故か雰囲気がジョジョみたいになっているだとっ!)
心なしか周りの顔つきも変わっている。
「グッド!」
(作者ジョジョネタ好きだからなー)
「私もやるの?ポーカーって三人ではできなくない?」
「だから、三回勝負にするのさっ!」
(ジョジョネタの流れを変えたいのにこの人強引にジョジョネタ使ってくるだとっ!)
思わず私も引き込まれてしまった。
「でも、俺一人対三人で十分だよ。」
「なんだってぇー」
【第一回】
〈駒田困対騒騒(さわぎさわぐ)〉
今さら、名前が公開された騒と騒動の原因の困どちらが勝つか・・・・・・
〔次回決着・・・・・・






つくと思います〕多分?
今回参照にさせて頂いた作品・・・・・・
≪桜子さんの足元にはしたいが埋まっている≫
≪やはり俺の青春ラブコメは間違っている≫
≪ジョジョの奇妙な冒険≫

「騒君は騒がしい」

前回見捨君と友達になった駒田君、
駒田君にいちゃもんつけて、〔見捨はそうおもっている〕見捨君との仲をぶち壊した騒君
〔やっぱり見捨だけがそうおもっている。〕
巻き込まれた、私こと、百聞
巻き込んだ張本人かつ駒田君の友達、見捨君
どうなる見捨、勝てるか見捨、頑張れ見捨、
作者は応援しているぞ!(当たり前)
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
「頑張れ困」
見捨が必死におうえんしているが、
「まだ、ルール説明やろうとしてるだけだよ・・・・・・」
「なんか調子狂うな、」
「まぁいい、とりあえずルール説明するぞ」
「役は、普通と同じ、ワンペアは、負けとするからな、どちらもワンペアだったらやり直しだ。」
「カードの強さは、♠️→♣️→♦️→♥️の順とする。質問は?」
「ないぜ」
「ちょっと待って、なんで困は、この勝負をやることになったの?」
「負けたらジュースパシリ」
「そんなかよ、普通の学生かよ!」
「もうないぜ」
「ディモールトベネ!(非常に良い)」
ジョジョネタやめろ!
「さぁやろうか!」
・・・・・・私にパスした手は冷たかった。
(ええ、遠回しに表現したけどぼろ敗けです。)
「私が勝つよ!駒田君」
「お前、ポーカー知ってんのか?」
騒が私を馬鹿にしてくる、関係ない、
(私の友達にイカサマ仕掛けたやつに返す言葉なんかない!)
「イカサマ得意なの?」
私が問いかける
「今ごろわかってもおせぇよ」
騒が返してくる
「ばれなきゃイカサマじゃねえよ」
言質はとった、あとは勝つだけだ。
【第二回】
〈騒騒対百聞一見〉
「どぉだフルハウスだぞ!」
パサッ
「フォーカード」
机に簡単おく、勝って当然だ。
「はぁっ!?0.024%だぞ!」
「『ばれなきゃイカサマじゃねえよ』でしょ?」
(あとは、任せたよ見捨君)
(ありがとう百聞さん、勝ってくれて)
「こういうのはどうだろう?」
「僕らだけで三回勝負」
「・・・・・・いいだろう」
何か策があるのであろう見捨
どうなるのだろう?
【第三.一回】
〈騒騒対見捨リアス〉
「ストレート!」
「フラッシュ」
見捨の勝ち、
【第三.二回】
「フルハウス!どうだ?」
「・・・・・・スリーカード」
「よっしゃ!」
「予告しよう」
「僕が最高に格好いい勝ち方をする」
【第三.三回】
「ひゃはっー」
騒がどこぞの世紀末みたいな声を出す。
「ロイヤルストレートフラッシュだー」
イカサマをしている、しかし、私は口出しをしない、何故か、すぐにわかる。
「『ファイブカード』」
「・・・・・・・・・・・・はい?」
「なぜ負けたか・・・・・・」
『教えてあげよう、騒君』
「僕は、カードをすり替えたのさ、」
以下、回想
(ふーん、どんなイカサマかと思えば、そんなものか、これとこれをとっておいて、今だ。ジョーカーゲット、一回で引けたのは運だね。あとは、勝つだけだ)
この瞬間見捨は勝つまでのルートが見えていた。
以下、現実
「イカサマをしてるんじゃねえか無効だ、この勝負無効だ!」
「『ばれなきゃイカサマじゃねえよ』と、君は言ったね?そっくりそのまま、お返ししよう」
『ばれなきゃイカサマじゃないんだよ!!』
「だ、ダニィィ!?」
(ここで、ジョジョネタ・・・・・・)
(さすがだな、見捨君、勝ってくれると信じてたよ。)
「さてと、ジュースパシリ行ってらっしゃい」
「私、アップルティー」
「おれは、レモンスカッシュ」
「僕は、ストレートティーでお願い」
こうして、見捨と騒の騒動は幕を閉じたのであった。

百聞さんは、1回見る

俺の名前は駒田困。急に、いつも百聞がやっていることをやらされて困っている高校生だ。
〔百聞は一見に如かず〕ということわざがある。
百回聞くより一回見る方が早いという意味の言葉だ。
例えば、急に『娑羅双樹』といわれても想像はつかないだろう。
俺もどんなのかわからない、後で、ググろう。そんなときあなたならどうする?
リアスならどうする?
【リアス今日は何を教えてくれるんだ?】
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
「見捨君」
誰かを呼ぶ女性の声がする。
「起きて、見捨君」
「ん?なぁに、百聞さん?ああ、おはよう」
「今日もかわいいよ、百聞さん」
男の声が女性をキザなセリフで褒める。
実に気持ち悪いセリフだ。
「朝ご飯できてるよ」
ウィンナーに目玉焼き、からのご飯。
The・朝食って感じだ。
「今日も美味しそうだね、百聞さん」
「たくさん食べて、見捨君」
バカなカップルを夫婦にしたような二人がいた。
まぁ、わかっているが夢だ。
現実だとしたら、俺の立場はどうなる?
死んで見守る幽霊か?嫌だな。
さてと、どうやったら現実に戻れるのだろう。今すでに体感三時間ぐらいかなぁ
「いい加減起きろ、俺」
しかし二人はなおも続く。
「未来(みき)速く支度しなさーい」
未来に生まれるかもしれないから未来って安直だな。
「ああーもう帰りたいーい。夢なら早く覚めろよ!」

「うるさいよ。」
甘い声で静かに耳元でささやかれた。
「いつまで寝ぼけてんの!早く学校行きますよあなた」
「夢、覚めた?良かったー。・・・・・・」
「あなた?」
起きたら何故か、美少女に『あなた』と呼ばれている件について
・・・・・・ラノベっぽく言ってみたが誤魔化しきれない不安と疑問・・・・・なにこれ?
「どうしたの、あなた?」
「これは、夢だ。だから、お前は、俺の妻じゃぁない」
そう、例え好きな人に言われたとしても夢は覚めてしまう。ここで拒絶するべきだ。
「なら、確かめてみる?」
可愛いげのあるなで声で言われるとつい、甘えたくなってしまう。夢ならいいよね。
「確かめよう」キリッ(*´ω`*)
だらしない顔で彼女の唇に近づいた矢先

「気持ち悪いよ、困」
「おこすなよ!リアス」
つい友達に怒鳴ってしまった。
(あと、少しでキスだったのに、それこそが私の目標だったのに!)
ジョジョネタをいれつつ今見た幸せな夢について考えていると、ふと疑問に思ったことがあった。
「リアス、正直に答えてくれ」
「急に真面目な顔してどうしたの?」
あまり、言いたくないがはっきりしておくべきだ。読者のためにも。
「お前は、百聞のことどう思ってるんだ?」
悪いな、核心を突く質問で・・・・・・
「一番・・・・・・」
「一番・・・・・・?」
「一番最初の友達だよ。」
「ひゃい?」
おっと、変な声が出てしまった。そりゃそうだ、高校生で一番最初の友達だなんてあり得ない、おれは、幼稚園の時には普通にいたぞたぶん・・・・・・友達だよな、二宮君だっけ?俺達友達、トモダチタクサンダー
軽い現実逃避をしているとリアスが
「何で?もしかして、困・・・・・・いや、いいんだよ。ただ、結婚式は呼んでね。仲人やってみたいからさぁ」
「仲人やって新婦の友人代表と新郎の友人代表もやるのかつらいなー」
「いや、違うよマジで、こういう話するとあいつが来るからやめよう。」
「あいつ・・・・・・?」
「お二人さん」
「ヒィィィ」
「百聞さんおはよう」
「うん、ずっと隣にいたけどね。」
あいつかと思った俺はいつの間にかいた百聞にびっくりしてしまった。
最初からいたよ、私
うお、入ってくんなよ入るなら、俺にやらせんなよ。
私、主役だから無理
何いってんの?こいつ?
「ねぇ、リアスくん
「無理して名前で呼ばなくていいよ」
「ひどい、まだ何もいってないのに」
なんだこいつら息ぴったりだな。
「それよりもさぁ、二人とも聞きたいんだけど、〔学校の七不思議〕って知ってる?」
ああ、聞いたことはある。
一、あるはずのない二宮金次郎像
二、触れたものを爆発させる猫がいる。
三、死んだ殺人鬼が、窓を爆発させる。
四、48個の手首が並んでいる。
五、結婚したいと願う、アラサーに追い掛けられる。
六、三の殺人鬼が、顔を変えて、「見たものは、抹殺だ、やれ、キラークイーン!」と叫び追いかけてくる。
七、矢に射ぬかれると、スタンド使いになる。
という七つだ。
ジョジョネタ多いよ。
一、以外アニメのネタじゃねぇか。
つか、花子さんいないのかよ。泣くぞ、花子さん。
吉良吉影率たけぇよ。
そして、なんでこいつ知ってんだよ?
突っ込みどころの多い話を聞いていると、
「見捨君、駒田君、今日から、明日まで暇?泊まらない?」
「話の脈絡ないな!そして、嫌だよ!危ない発言だな、お前自分が何いってるかわかる?」
「と、泊まるって言ったって私の家じゃないよ!?」
「じゃあどこだよ。」
(確かに土曜だが・・・・・・泊まるのはちょっとなーめんどい断ろう、どうせリアスもいかねぇだろ。)
「わりぃがいか・・・・・・
「どこに泊まるの?」
「学校」
「面白そうだね、いいよ」
(あ、あれぇ、おかしいなー)
「困来ないの?」
「あ、んーあ、いや、行くよ。楽しそうだなーハハッハハハッ」
(一番いかなそうなやつが行くのかよ)
「見捨君お化けとか怖い?」
「それは、答えたくないなー」
リアスが冗談めかして言う。
しかし、目はマジだ。
だろうな、
リアスは自分のことを聞かれるのを嫌う。
どうすれば教えてくれるかは誰もわからない。困ったもんだ。
さてと、脈絡のない話をようやくすると、
(要約するのムズいから困った。)
学校の七不思議を全部見る。かつ、謎解き種明かしもするらしい。学生にできるか?
「七時半にy駅前に集合」
「途中で補導されないか?」
ふと疑問に思ったことを口にすると、
「だから、学校に隠れる。」
(そんな、無茶なことできるわけないだろ?)
そう思いつつ、話を聞いていると、
「学校の机に隠しものをしているのだよ。」
そう言って百聞は、自分の机の中から鍵を取り出した。
「なんだそれ?あと、リアス勝手に俺のミートボール食うな」
話に混ざらなかったリアスは勝手に人のミートボールを食いやがった。
「学校と教室の合鍵。」
淡々とリアスが答えた。
「何で知ってる?」
「知らないの困だけだったよー」
(さっきはじめて聞いたような口調だった気が?)
「困を騙すため・・・・・・テヘッ????」
かわいくないテヘペロを見て思わずため息をついてしまった。
相変わらず読めないやつだが、いいやつだ、何だかんだで助けてもらってるからな。
しゃーない行くか!
そんなこんなで7時頃・・・・・・
ふと、ラインを見ると
〈困、もうすぐつくよ〉リアス
〈急いでるよー〉百聞
遅いなと思っているが気にせずスマホゲームをやる。早く来ないかなー
あともう少しで、ゲームクリアというところで
「困、ハロー」
と話しかけられた、
(ふざけんな、微妙なタイミングで話しかけやがって)
まぁ友達にマジギレはしないけども、
「百聞は?」
「わからない、すぐ来るでしょ?」
女子は準備に時間がかかるからなー
あいつもそうだった。
待つこと1分、いや待ってないだろ、これ
「お待たせー」
「はぁ、いくら女子が準備に時間かかるからっておせぇよ。約束の時間10分過ぎてるぞ」
つい怒るような口調になってしまった。
「困、さすがに言い過ぎだよ。百聞さん、とても似合ってるよ。」
「あはは、ありがとうね。ごめんね、駒田君、じゃあ行こうか。」
「あっ、その前に、サプラーイズ」
「超絶美少女の登場でーす。」
その言葉と、そのサプライズ精神、嫌な予感だ。
「そんなことないよ、一見ちゃん。」
そして、このほのかに甘い声、あいつだ。
その名も「可愛香」(かわいかおり)
「はじめまして、可愛さん、お召し物よくお似合いで。」
どこの挨拶だよ。と突っ込みたいのを必死にこらえ、
「は、はじめまして可愛さんおみぇしみよにょよくお、よ、よく、なんだっけ、ああ、お似合いで・・・・・・」
(噛みすぎたー、これだと関係ありますっていってるようなもんだろ。)
「フフフ、はじめまして。どこの国のご挨拶?」
(恨むぞ百聞、絶対許さん。そして、こいつのスルースキルの高さ)
『可愛香』その名をきけば男子は顔を赤らめ、女子は羨む。理想とも言えるプロポーション、顔のよさ、頭のよさ、器量のよさ、その他全てにおいて、神が作ったかのような美しさを見せる。まさに美少女だ。
彼女に惚れ込む男子は数知れず。女、子供、
ひいては、老人さえも虜にする。
かくゆうおれも、その一人だ。
そんな彼女とどんな関係があるかと言えば、内緒だ。
「で、可愛さんが何故いるかも聞きながら、行こうぜ。」
「香でいいですよ、一見ちゃんには、かおちゃんって呼ばれてます。」
「お前、よく許可降りたな。泊まりの、女の子が1人ではないか、でも、まぁよく許可降りたな。」
「お互いの家に泊まることにして、許可もらったんです。」
(ばれるだろ。)
「さぁ、行きましょう。」
何だかんだで一番ノリノリな香・・・・・・可愛さんだった。
さてと、キング・クリムゾン!時をすっ飛ばす。
ここは、なんとびっくり、学校のなか。
スタンドであけた。訳ではなく。
合鍵(違法)を使った。
「可愛さん、こういうのに興味あるの?」
「見捨君、内緒です。フフフ」
「ハハッこれは一本とられたな。」
なんだこの耐え難い空気は、最悪だよ。
(百聞はどう思ってるんだろう。)
可愛さんとリアスは本当に仲が良いのか?
いや、なにか裏がある。こいつらはそういうやつらだ。
そう思っていると、リアスがこそっと
「困、今だよ、百聞さんになんか聞いてごらん。」
(ああ、そういうことか、こいつ、まだ勘違いしてる。)
「違うよ、俺のタイプじゃない。リアスと百聞の方がお似合いさ。」キリッ
駒田困はクールに言うぜ(スピードワゴン風)
「そ、そう?」
(動揺してる。プププ)
「百聞は、リアスと話してると楽しそうだぞ。俺と話すよりもな。」
「そ、そうかなぁ、へぇー・・・・・・」
「あ、そうだ、百聞さんに用事があったんだったー」
「おう、いってらー」
「あのさ、百聞さん」
「なぁに、見捨君」
(ふふ、若いっていいねぇ、青春だねぇ。)
そんなことを考えていると、
「どんな入れ知恵したの?」
不意に香・・・・・・可愛さんに話しかけられた。
「入れ知恵とは酷いなー、せめて、きっかけ作りと、言ってほしいな。」
『私たちの時は逃げたのに、あの二人は、助けるの?』
「・・・・・・そのときは、悪かった。」
「言い訳に聞こえると思うが、俺にはどうしようもなかった。」
本当にただの言い訳だった。
なんの証明にもならない。
「困!最初の謎を見つけたよ。」
「かおちゃん、最初の謎を見つけたよ。」
((セリフが、ほぼ、だだかぶり))
二人は揃ってそう思った。
二階の窓から校庭を見下ろすと、確かに、二宮金次郎があった。
ただし、外水道(学校などにある、水道水を運ぶための通路。窓の少し下についてることが多い。本当の名前は知らない。便宜上そう呼ぶ。)
に引っ掛かった紙にとてもうまく描かれていた。
次はリアスが図書室に行きたいというので、ついていった。
「あった、見つけたよ。」
「何を?」
「さっき、百聞さんは、図書室で七不思議を知った、といっていたけど、百聞さんが見つけた、この本は、ただの面白い七不思議を集めた本だったんだよ。」
ええと、つまり・・・・・・百聞が手に入れた情報は偽物ということか?
「こんなオチかよ!」
つい、怒鳴ってしまった。
あわてて口をおさえ、辺りを見るが異常なし
すると、可愛さんが
「何で七不思議を調べようと思ったの?」
と、百聞に聞いた。
「私、小さい頃から、一回見ないと気がすまないからさ、」
「それに、友達と、こういうことしてみたくて、」
そう言ってふふ、と笑う彼女を俺の大事な友達は頬を赤らめながら見ていた。
ふと、香・・・・・・可愛さんを見ると楽しそうに笑っていた。
(可愛いなー、ってそうじゃない)
などと、考えていると、
「どうしたの、困?」
小声でそう言った。
(お前が可愛いから見てたんだよ、チクショー)
とは言えずに、
「何でもない、帰ろう。」
といってしまった。
『いいや、まだだよ、ねぇ、百聞さん』
『ええ、そうね、まだよ。』
『謎解きの時間さ!』
『謎解きの時間よ!』
(謎解き?)
(そういえば、なんかやるって言ってたな。
忘れてた。
まぁいいか、早くしろー。帰りたいから。)
「はい、そこ、帰りたいとかやめなさい」
(心を読まれたっ、だと?)
と、つまらない小ネタをやっていると、
『教えてあげよう、困』
『教えてあげよう、香』
「でも、少し怖いね、見捨君」
すごくカッコつけた口調で、二人が言う。
「謎なんかあったか?」
この話は、オチに困った、作者の雑な終わらせ方じゃないのか?
「チッチッチッ、違うよ、作者は頑張ったんだよ。ある程度ね」
「百聞さんは、この高校の部分を見ている。つまり、本物なんだよ。」
「だって、ここにこの高校の名前が、書いてあるもんね。」
(ああ、今見つけたんだな。)
本のタイトルは、面白七不思議大全。
本の章のような部分には、来訪高校(バオこうこう)の七不思議と、描かれていた。
「てことは?」
「今から見に行くの!続きを!」
それからの記憶はなかった。
なんか、追いかけられたり、追いかけられたり、追いかけられたり、追いかけられたり、追いかけられたりした。
〔一、四〕以外追いかけられたわ!
あと、手首の断面暗くて見えなくて良かった。
アラサーは、俺とリアスを、狙ってました。
「男ォォォォォ」
「「ぎゃーっ来ないでー」」
年齢的に結婚出来ないけど。
あと、作者の、ノリで出された、吉良吉影たちの存在感。
虹村形兆のスタンドなんだっけ?
以上小学生の、作文みたいな高校生の、感想文でした。
まぁまぁ怖かったです。(まる)
ああ、あと、謎解きはakirameta(二番の時点で、だって、全部まじの幽霊だもん。)
終わり。(あんなにカッコつけたのに締まらないな。)

見捨君シリーズ

続きはありますが、みなさんの感想によって、投稿するか決めます。でも期待はしないでください。私の自分勝手な世界が出来上がっているので読みにくいと思います。

見捨君シリーズ

ミステリアスな主人公と、彼が気になって聞いてみたいヒロインが織り成すミステリアスラブストーリー を目指してます。

  • 小説
  • 短編
  • 青春
  • 恋愛
  • 全年齢対象
更新日
登録日
2017-08-15

Copyrighted
著作権法内での利用のみを許可します。

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  1. 見捨君はミステリアス
  2. 駒田君は困ってる
  3. 「騒君は騒がしい」
  4. 百聞さんは、1回見る