バカと優しい彼氏

今日で1年記念日。たぶん覚えてるのは私だけだと思うけどまぁーーお祝いとか別にしなくていいし、まぁ多分だけど海斗も忘れてると思う

潮の匂い・・・・毎日のようにここの道を通って学校行ってる。
今日は夏休みなる前の日なのに遅刻!!原因はバカ海斗のせいで遅刻、なんであんな時間に通話するかなー思ったけど少しだけ嬉しい(笑)
今思えば朝弱い私を起こしてくれる電話だったのかな?
まぁ私も2度寝するのが悪いだけど(笑)
あれから本当にギリギリで学校についた
「よ!ギリギリセーフだったなぁ」笑顔で言われた
私はさっきまで感謝したけど今のセリフでイラっときた(笑)
最初の授業分かるか?バカ海斗にまた言われた。

「そのくらい分かる!」強い口調で海斗に返した
それからチャイムと同時で先生が入ってきた
「全員いるなぁ」いつものここから始まる
先生の口癖?なのかいつものここから始める
うちの学校だけなのかな?
簡単な連絡終わるといつも同時なのか
国語の先生が入って来る。いつも教室の前で待っているのか
知らないけど。外は真っ黒な雲出てる
自転車できたから絶対濡れるじゃん。あ!いい事
思いついた、海斗のパパから送ってもらおう!(笑)
あんな電話して私より早く学校いるのか絶対親から送って貰った
少しだけ確信した。先生に見えない机と自分の真ん中で
海斗にLINE送った。

「今日なにで来た?」
海斗
「普通に親の車で来たけどなんで?」
やっぱり思った私は
「もし雨降ったら家まで送って」この文書送ってから可愛い絵文字を送った
普段は絶対しないけど(笑)

あ。今日で1年じゃん!海斗から
LINEで言われて。やっと思い出した
海斗
「なんかする?」言われてけど
別に特別なことしなくていいから

「別にいいよ」
海斗
「じゃ学校終わったら2人でお祝いしょ?俺も時間作るから」

「先生。トイレ行っていいですか?」手を挙げて先生に言った
先生
「あ。いいぞ」
スマホをポケットに入れて海斗を一瞬だけ見て教室を出た
廊下で少し隠れて海斗に
「バカ」送った。
海斗
「????」
「お腹でも痛いのか」

「別に」
本当に変なこと言う海斗。海斗の前じゃ言えないけど
付き合って本当に良かった。
トイレで海斗に
「うん♡」突然頭に浮かんで海斗に送った
どう反応するか見たいけど今トイレだから見れない
たぶんーーニヤニヤ??(笑)
そろそろ教室に戻らないと先生に怒られるかな
トイレから出て教室に戻った。教室まで走った
息はぁはぁ言いながら教室に戻った。一瞬だけバカ海斗みたけど
こっち向いてない、えー感じだったけど。やっぱあんなLINE送れば
こっち見ないよね(笑)それから自分の席に戻って
なにもなかったように私はした。
国語の時間終わってから海斗にLINE送った・・・・
送ったコメント見るけど~全然返事来ない誰とも話してないからすぐ来ると思ったけど
なんで返さない?もう~イライラしてると後ろから
押されて間違えて海斗に電話掛けてしまった。すぐ切ったけど
押したのは私より後ろの席の海風(うみか)だった
「ねぇーまた彼氏とイチャイチャ?」言われて

「そんなことしてない」バカ海斗に聞こえるくらい大きい声で答えた
海風
「なんでそんなに怒るの冗談だよー」言われた
さっきのことあるからつい反応した(笑)
海風
「話は変わるけどさぁー今度の休みどこか行かない?」
またカラオケかなーーーー私あんまり歌上手くないから行きたくないなぁ~
思ったけどなんかカラオケとかで相談でもあるのかな一瞬だけそう思った私は
「いいよ丁度暇だし」返事した。

思ったけど今日でもカラオケ行けると思った。ただバイトは休めたら話だけど(笑)
あと電話して聞いて見ようかな
さっき海斗に
2人でお祝いしょ?って突然言われたけど。なにしてくれるのかな?
思ってスマホ見てると突然電話が掛かって来て
見るとバイト先の店長からだ
急いで出ると
「今日少し早く来れないかな」言われたけど。

「あー分かりましたじゃいつもより早く行きます」言って電話切った
今日。お祝いする日なのにーーー思って色々
バカ海斗になんて言えばいいか考えた
「今日さぁバイトで行かないと駄目だから今日はごめんまた今度お祝いしょ?」とか言えばいいのかな
やっぱストレートに
「バイト入ったから今日行けないわ。ごめん」??色々理由考えたけど全然思いつかない。
直接言えばいいよね?やっぱめんどくさいからLINEで

「ごめんバイトで行けない」送った。
明日・・・・お祝いすればいいよね??
あ。返事来た
海斗
「うん」泣いた絵文字が来た
やっぱそう来るよね?少しだけ罪悪感、感じたから明日は私から誘うかな
なんて言うかな、今秘密だけど(笑)
今日シフトはーあ。嫌いなあの人と一緒だ!やっぱ無理ですって断れば良かった?
んーあの人、私のこと嫌いなのか色々嫌なことしてる来るし
行くって言ったから行くけどーどうしょう。
あー嫌だなぁ~
「みさこみさこどうしたの」深刻な顔して
まだ海風いた

「別になんでもないよ」海風の前では笑顔でいた
それからお昼になって馬鹿海斗じゃなく
海風と食べた(笑)いつものことだけど色々話せて良かった。
あーまだ学校に居ないと駄目??早く帰りたいと心の叫びが聞こえた(笑)
噓でもいいから早く帰ろうかな
あとがめんどくさいから終わりまでいるけど。
親にバレると色々めんどくさいし
海風
「ねー本当に今日は、ぼっーとしてるけど大丈夫?」海風に少し心配された。

「本当になにもないから」嘘ついた。心の中ではごめんと謝るけど
肘ついて外見てるから心配されるのかな?思った私はするのやめて
海風と向かって話始めた。
チャイム鳴って自分の席に戻った。
それから海斗にLINEで
「今日バイト入ったから今日お祝い出来ないごめん
 明日お祝いするからいいでしょ?」送って
海斗
「いいよ」
一言で終わった。怒ったかな
一瞬思ったけど多分大丈夫だよね??こんなやり取りを先生に隠れて送った
ほんとうだるいこの授業。まだ始まって何分も経過してないから早く終わって欲しいー
少しだけ願った。
いつもの癖かなーつい肘ついて外見る(笑)
まぁー誰も見てないからいいけど。
授業中に急に放送鳴って・・・・・・・
「今日はこの授業で終わりにします。なお先生は授業終わってからすぐ教頭室に集合してください。」
少しおかしい放送が流れた。みんながなんだとか騒ぎ出した
先生
「まだ授業中だぞ!」
本当になにがあったのか・・・・・・
でもこれですぐ帰れる!嬉しいとついニヤニヤが止まらない
それから1時間後、本当に全校生徒帰ることになった
海斗にあんなLINE送ったし。いまさら
今からお祝いしょ?とは言えない。
1回、家に帰って着替えようかな
考えながら下駄箱まで1人で歩いた。玄関まで海風と行きたかったけど見つからないから
私1人で行った
え???突然海斗のLINE来て
コメントじゃないやつ来たイヤホン聞くと
海斗の歌だった
作詞作曲??
君のとなりに僕がいる
それで毎日、君の声を聴いて寝たい
喧嘩してる時も僕が君をずっと思ってる
君はずっと遠くに感じるのはなぜ?
今でも大好きだよ。
どんな時でもどんな時間でも
いつも遠くで思ってる
時間が君との繋がり僕はそれでもいい
切れるより
大好きだ。愛してる。ずっとここに居てほしい
朝でも夜でもなんで君の隣に僕が居ない?
あんなに毎日ように居たのが
いま遠い過去のようだ
君と手を繋いでもう1度会いたい
大好き
って歌を聞いて・・・・・やばい
タイトルは?今思ったから海斗に

「ねータイトルは?」聞いた
海斗
「今作ったからない」

バカ海斗はたまに歌詞とか書いてくるからずるい!でも嬉しいけど絶対お礼とか言わない
絶対待ってる(笑)。
いつこの歌作った?それも歌まで即興で来るからびっくりしたけど

「ねーこの歌いつ作ったの?」
海斗
「教えない」
やっぱ教えてくれない。こんなお祝いされたことない!けど保存できない
また聞きたい時に生で歌ってくれる?
いつか聞こう????
あーやっぱバイト行きたくない。彼氏と今日したい
と、言いたいけどもうバイトある駅に向かってる。
「はまなつ」見えて来た・・・・ここ入ればバイトだ!
20時までバイト頑張ろう!自分に言った。
やっぱ最悪なバイト時間だった、やっぱ嫌いな人と一緒に仕事するといつも以上に疲れる
今度絶対シフト合わないように店長言おうかな
本当無理だからこの人と。
腕時計見るとまだバイト時間・・・・・帰りたい
帰り海斗迎え来てくれないかなー
少しだけ思ったから海斗に
「私のバイトところまで来て」LINEで送った。
久しぶりに手繋いでもらおうかな
最近しない、てか絶対海斗からしてくれない
恥ずかしいのかな・・・・
あぁー本当無理なんでこの人いるの
イライラがMAXなってきた。
よく仕事出来ないのにクビならないずっと不思議で思う
海斗
「わかった俺もみさこに会いたいからそこまで行く」
え!?突然なに言ってるの
私はただ迎えてきてくれたらいいだけなのに初めて彼氏から会いたいとか言われた
なんかバイトが嫌でもなんか頑張れそう気がしてきた。
早く彼氏に会いたい!!同じ空間居たい早く声も聴きたい
これが愛してる気持ち?あっちは分からないけど(笑)
直じゃ絶対言えないけど私は海斗凄く愛してます。ずっと海斗と居たいです(笑)
今度見たい恋愛映画あるから海斗誘うってみようかな
たぶん嫌と言うと思うから私からお願いすれば多分行ける?(笑)
んー海斗なにしてるかな。
バイト中?それとも終わった?んー我慢できない私は海斗にLINEで
「今度の休み教えて」何のことか教えないで海斗に送った。
海斗
「??」
「明日休みだけどなんで?」

「じゃあ」と言って会話が終わった
どうせあとで会うから詳しい話はそこでしょう(笑)
それから数時間後バイト終わったそれからバックからスマホ出して海斗に電話した

「今どこ?」聞こうと思ったけどなかなか電話出ない
・・・・・
出ない!なんでイライラしたから鬼電した。

やっと出てた
海斗
「なに!?いま忙しいだけど・・・・」
あっちも軽くイライラ中
それ聞いて切った
バカ・・・・
記念日より何が大事なことある??
少しだけ別れることを頭に浮かんだ
あっちから謝ってくると思うから少しだけ距離をおいた
・・・・1日
はぁ
・・・・・5日
来ない涙
・・・・
2週間過ぎて
来ない
我慢の限界した私は
久しぶりにLINEで
「なんで連絡してくれないの?」送って
すぐ返事返ってきた
海斗
「ごめん・・・・あの時は本当にごめん」

「反省した?」
海斗
「した」
・・・・・・・・
それから通話して色々と話した
連絡来ない時は寂しかったけど
彼氏の声聞いた時。やっぱりこの声じゃないと私だめかも
今更だけど思った
愛してます・・・・・
直で言えない言葉
海斗
「なぁー聞いてる?」

「ごめんごめん。うん聞いてる」

言ってけど本当は全然聞いてない
言えば絶対怒るから言えない
はぁー
なんでも話せる関係になりたい
てか今も全然話してないけど
あっちの気持ちが少し揺れてる
感じがする。
時々だけど
通話じゃなく
会ってデートくらいしたいなぁ
思ったら彼に通じないかな(笑)
海斗
「なぁー本当に聞こえてるか」

「うん」
海斗
「ならいいけど」また嘘をついた

バカと優しい彼氏

バカと優しい彼氏

  • 小説
  • 短編
  • 青春
  • 恋愛
  • 全年齢対象
更新日
登録日
2017-08-15

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