金曜が纏ったスパンコール

金曜が纏ったスパンコール

   







   
   







 
金曜の午前が誰かを待っていた

金曜は寂しかったから



あてどもなく

金曜を探した

金曜が纏ったスパンコールを



日々を知るならわたしの一日でいいの

あなたがこの日に死ぬなら



金曜日がさめざめと泣くほとり

僕の定めがモルヒネを打つ



いったい僕のあの金曜日は

どこに行ったのか   

           遠くなったひと



賭けてみる?

今日 わたしが終えるのか

明日のあなたが 生き延びるのか



なけなしの命 軽く投げた

金曜の葬列

疾走する ひと



いつか知るさ

疾走した金曜日の空の下

         無垢だけで 閉じたと
   







   
   







 

金曜が纏ったスパンコール

気晴らし、息抜きに書いた。

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先端KANQ38ツイッター https://twitter.com/kanq38

金曜が纏ったスパンコール

  • 自由詩
  • 掌編
  • 全年齢対象
更新日
登録日
2017-07-24

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