クロスリズム〜不思議の国の物語〜

「さて、今日もあの子は来るかな?」
もうすっかり白くなった髭が開け放った窓から吹く風に当たりキラキラと光る。
古い木の窓枠は、風が吹くたびにギシギシと嫌な音をたてた。
「…。そんな事より、早く帰りましょう!あの方がお待ちです!」
耳の大きな“彼”にはひどく不快な音だったのか、耳をかきながら急かすように言った。
それを横目に見て少し微笑みながら、白い髭の老人は山積みの本を上手に避け、窮屈そうな椅子に腰掛けた。
「お願いです。早くお戻りを!」
彼の顔は本当に焦っているようだった。いつものくだらない報告をしに来ただけではないようだ。
「それで、何があったって?」
窓から吹く風と光で、山積みの本の間で舞う誇りがキラキラ光るのを彼は見ながら静かに言った。

「夜が…盗まれました。」

Chapter One : ようこそ古本屋「アリス」へ

先ほどまでの気持ちの良い風は、雨雲を連れて来たようだ。

今にも降り出しそうな黒い雲は、いつにも増して古ぼけて見える古本屋「アリス」を不気味に演出させた。この古本屋の客足が少ないのは、きっとこの門のように大きな扉と、ボロボロになった建物のせいだろう。ところどごろのレンガは崩れていて近寄りがたく、大きなビルとビルの間に挟まったように建っていて目立たないことも、その理由のひとつかもしれない。

国枝ありさは、「アリス」の看板の下にある「open」とかいてある札を確認して、扉に手をかけた。ありさは学校の帰りにこの古本屋に寄って立ち読みしたり、店のおじさんと雑談を楽しんだりするのが日課になっていたのだが、最近では「close」の札のほうが多く出ていた。
「おじさんの具合でも悪いのかな。今度来るときはおじさんが入れてくれる紅茶にあうお菓子を持ってこよう。」
ありさはそんなことを考えながら重たい扉を開けた。

 外とは違って、中は温かみのある店なのだが、本は本棚から溢れ返っており、ビルのように積み重なっていた。決してきれいとは言えないが、そこも含めてありさはこの古本屋「アリス」の雰囲気が好きだった。
 本のビルの間を縫うように歩いてカウンターまで向かったが、おじさんの姿はなかった。カウンターの上に飾ってある、ウサギのぬいぐるみだけがありさを出迎えてくれた。小さな丸眼鏡をかけて、赤いスーツジャケットを着て、ポケットからは金色のチェーンが出ているオシャレなウサギのぬいぐるみである。

「おじさんはどこに行っちゃったのかなぁ…」

カウンターの奥の窓が開いていて、風が吹くたびにギイギイと音をたてていた。
ありさは以前来たときに、山積みの本が崩れて下敷きになっていたおじさんのことを思い出した。今日もその辺りで本の下敷きになってしまっているかもしれないと思ったありさは、カバンをカウンターの隅に置き、端の本棚から順におじさんを探した。
 ありさは「絵本と童話」のコーナーに来たとき、紙切れが落ちていることに気がついた。ありさは周りの本のビルが崩れないように気をつけながら、その紙切れを拾い上げた。どうやら絵本の1ページらしい。

『だれだ!?だれだ!?“夜”を盗んだのは!?おかげて、何も終わらなくなってしまった!
だれだ!?だれだ!?“夜”を盗んだのは!?おかげて、何も始まらなくなってしまった!』

という文章と人々が青空を見上げて嘆いている挿絵が描いてある古びれたページだった。

「なんていうお話かな。…どこから落ちてきたんだろう。」

ありさが不思議がっていると、背後から「にゃ〜ん」と鳴き声がした。それと同時にありさの頭に激痛が走った。

 ふと、ありさは目を覚まし、辺りを見渡した。どうやら一番高い山積みの本がありさの上に倒れてきたらしい。ありさは頭を摩りながら起き上がった。

「しまったぁ、おじさんに怒られちゃう。」

古い本だったので、倒れてきたほとんどの本のページがバラバラになってそこら中に散乱してしまった。ありさは慌ててページをかき集め、それぞれの本に挟んでいった。

「ありさ様!ご無事ですか!?」
「わっ!」

不意にありさは声をかけられ、驚いてかき集めた本を落としてしまった。

「本の下敷きになるなんて災難でございましたネェ。そんなことより、早くご準備ください!もう時間がありません!」

そこにはなんと、おじさんが大切にしているウサギのぬいぐるみが立っており、胸ポケットから出した金色の懐中時計を見ながらありさに話かけている。先ほどまでカウンターにあったウサギのぬいぐるみが動いて、さらに自分に話かけているのだ。ありさは驚いて、何が起こっているのか理解できないまま、呆然としていた。頭を強く打ちすぎたのだろうか。

「ああ、それから、こちらがジャック様からお預かりしたお茶会の招待状でございます。」

そう言いながらウサギのぬいぐるみは小さな封筒を取り出し、ありさに手渡した。

「お、お茶会?」
「トランプ城でのお茶会でございますよぉ。ハートの女王様が皆を招いておられるのです。」

何を当たり前のことを聞いているんだとばかりにウサギのぬいぐるみは丸眼鏡をかけ直しながら言った。

「トランプ城にハートの女王?…ジャック様って?」
「ハートの女王様に仕える騎士でございます!さぁ、時間がありません!早く早く!」

ありさは困惑したまま封筒を見た。
表には『終わらないお茶会へご招待』と書かれており、ありさの名前が書かれていた。
ありさは封筒を開けてみたが、なにも入ってはいなかった。

「あの…」
「さぁ、そろそろ参りましょう!本当に時間がありません!ああ、お荷物は私がお持ちしますので、ご心配なく。」

ありさの声にかぶさるようにウサギのぬいぐるみはそう言って、
カウンターに置いていたはずのありさのカバンを持ってピョンと走り出した。

「え、ちょっと待って!それ返してよぉ!」

ありさもウサギのぬいぐるみを追いかけて走り出した。
ウサギのぬいぐるみは本のビルの間をピョンピョンと通って奥のドアの方へ向かった。ありさもそれを追いかけてできるだけ本が倒れてこないように気をつけながら走った。ウサギのぬいぐるみは奥のドアを開けて、一度こちらを振り向き、「早く!早く!」と言い暗闇へ消えていった。ありさもドアへ駆け寄ると、そこには地下へと降りる階段があった。「急いで!急いで!」とウサギのぬいぐるみがピョンピョンと跳ねており、「遅れる!遅れる!」と言いながら、またピョンと駆け出した。ありさもウサギのぬいぐるみを追いかけ、階段を降りていった。やけに長い階段を下へ下へとくだっていくと、そこには奥まで続く長い廊下があった。ウサギのぬいぐるみは長い廊下に並ぶ、不ぞろいでたくさんのドアの中のひとつに入っていった。ありさも追いかけて入ってみると、ガランとした部屋におおきな衣装ダンスがひとつおいてあった。ウサギのぬいぐるみの姿はどこにもなかった。

「どこにいっちゃったの?」

ありさはそのおおきな衣装ダンスに近ずいた。
そのとき、急に背後の廊下から女の人の声と、2、3人の足音と声が聞こえてきた。

「ねぇ、どこに行ったの?そろそろかくれんぼは終わりにして、出ておいでよ!」

驚いたありさは思わず近くの衣装ダンスに隠れた。なぜ隠れてしまったのだろう。足音は廊下から部屋に入ってきた。どんどん近ずいてくる。ありさはできるだけ衣装ダンスの奥へ奥へと隠れた。しかし、なかなか壁にぶつからない。すると、ぱっと周りが明るくなった。どうやら外に出たらしい。

「あれ?」

そこはどう見てもありさの住む街ではなかった。辺り一面の原っぱである。どうやらこの大きな木の穴から出てきたようだ。日の光が目に染みる。
ありさはウサギのぬいぐるみの姿を探した。
すると、

「ほっほっほ。私が1番のりですね!」

と声が聞こえた。この大きな木の裏の方からである。ありさはそっと木のうらを覗いてみた。

「ほっほっほ。私だってやるときはやるんです!」
「…カメだ…。」
「おや?どちら様ですか?」

そこには1匹のカメがいた。カメが喋っている。しかし、ありさは驚くことにも疲れてしまっていた。早くカバンを返してもらって帰りたい気持ちが強かった。

「あの、カメさん。その…ウサギのぬいぐるみを見ませんでしたか?」

ありさは恐る恐る聞いた。

「ウサギの…ぬいぐるみ?」

カメは甲羅から首をぐっと伸ばして傾げた。

「はて、ぬいぐるみは知りませんが、兎のやつなら、さっきあの辺で寝ておりましたよ。ま、おかげて私も競争に勝てました。ほっほっほ」
「寝てた!?」

あんなに急いでいたウサギのぬいぐるみが寝ているなんて。

「カメさんありがとう。行ってみます。」
「ほっほっほ。」

ありさは少し丘になっている坂を駆け下りた。ふと、振り返ってみると先ほどのカメはいまだに大きな木の下でほっほっほと嬉しそうに笑っていた。
 それにしても、いったいここはどこなのだろう。現実味のない森や原っぱがあり、実際に現実ではありえないようなことが起こっている。ありさは早く帰りたいと思ったが、カバンがないと、いろいろ面倒である。ウサギが持って行ってしまったとは言えない。ありさは眠っているというウサギを探して道を歩いた。すると、岩の陰からいびきが聞こえた。

「すーすーすー」

ありさはいびきのする方へ近ずいた。そこには兎が1匹眠っていた。しかし、ありさの探しているウサギではなかった。

「…あの…。」
「わぁ!なんだい君は!?」

兎はピョンと飛び起きた。

「あの、カメさんから聞いて…」
「カメ?なんの話だい?そんな奴知らないよ!」

おかしいな、とありさは思った。カメは兎のことを知っているような口調で話していたのに。

「そんなことより、タヌキを見ていないかい?」
「え?タヌキ?」

また、ややこしそうな話である。

Chapter Two : 終わらず、始まらない世界

ありさは頭がズキズキと痛むのを感じた。それは山積みの本が頭に倒れてきただけが原因ではないようだ。
ありさがなんとなく頭をさすっていると、岩にもたれかかっていた兎が、ぴょんと飛び起き、ありさと向き合った。

「あのいたずらタヌキだよ、君もなにかいたずらされたから僕に相談に来たんだろう?」
「…あ、いやこれは…。」

どうも勘違いをされたようだが、ありさの言葉を兎が遮る。

「僕はここにある火打石を探しに来ていたんだか、途中で疲れて眠ってしまったらしい。」
「火打石?」
「これでタヌキのやつを懲らしめてやる!」

そう言うと兎はぴょんと跳ねて丘の向こうへ去ってしまった。

「火打石…」

ありさはもう一度つぶやくと、岩のそばに落ちていた石を2つ拾ってポケットにしまった。
一度あの大きな木に戻ってみるかと、あたりを見渡したが、あたりは穏やかな野原が広がるばかりで、ありさは自分がどちらから来たのか分からなくなっていた。
困りきったありさは、野原の草の生えきっていない小道に沿って歩き出した。

どれほど歩いただろうか、穏やかな野原は永遠と続いているようで、ありさの不安は募るばかりである。ふと、ありさは空を見上げた。太陽が光々と照りつけ、雲ひとつない青空が広がっていた。

「夕方頃に古本屋「アリス」に来たはずなのに…。」

違和感を感じるほど、天気の良いこの世界はいったいどこなのだろう。ありさはそんなことを考えながらウサギを探し歩いた。
そのうち、丘を登りきったあたりで大きな森が現れた。森は暗く湿った空気が流れていた。魔女やおばけが出て来そうである。ふと、足元を見るとパン屑が落ちていた。それはずっと奥まで続いているようだった。ありさは不思議に思いそのパン屑を追って森に入っていった。少しするとパン屑の量が減り、そのうちなくなってしまった。
何かの手がかりになるのではと期待したありさは疲れもあり、その場に座り込んだ。

「お菓子の家でもあると思ったかい?」

と頭の上から声が聞こえてきた。
恐る恐る上を見上げると、真っ黒な猫が木の枝にゆったり寝そべり、『K』と彫られた指輪のようなものをつけた尻尾をゆっくり動かしていた。

「…次は喋る黒猫さん?」

少しため息をつきながらありさは言った。

「ジャックです。ありささん。」

とても優しい話し方をする猫である。

「どうして私の名前を?」
「おや?私からの招待状は届いていなかったのな?」
「ジャック様…って猫だったの?」
「読んでいただけましたか?」

ありさはポケットにしまっていた封筒を取り出した。

「もらったときには中身がなくて…」

ジャックという黒猫は大きくため息をついた。

「まったく、あのせっかちな伯爵には困ったものです。」
「伯爵?」
「ラビ伯爵です。ウサギのぬいぐるみの。」
「ああ…!」

そのとき、ありさはカバンのことを思い出した。

「そう!その…ラビ伯爵?が私のカバンを持って行ってしまったの!返してもらいたいんだけど、どこに行ったら…?」

「ぜひ、ハートの女王の『終わらないお茶会』にご出席ください。カバンはラビ伯爵が会場に運んだはずです。」
「どうして、私が…?その『終わらないお茶会』とはなんなんですか?」

ありさは少し苛立ってきていた。
すると、ジャックは静かに話し出した。

「今この世界は終わることも始まることもできなくなってしまったのです。」

Chapter Three : ハートの女王と盗まれた夜

「終わらないし、始まらないってどうゆうこと?」

ジャックは静かに語り出した。
この世界の「夜」には人や動物たちを休ませたり、魔法の魔力や霊の魂に力を与える大きな力がありました。さまざまな国の人々はその癒しや力によって次の日を元気に過ごし、それぞれの物語が刻まれておりました。
しかし、物語の終わりを恐れたある者が、この世界から「夜」を隠してしまいました。

「夜がこなければ、終わるはずの物語も、始まるはずの物語も前に進めないってこと?」

違和感を感じるほどの青空を、ありさは思い出していた。

「さすが、話が早い。」

ジャックは微笑みながらつづけた。

「前に進まなくなった物語は他の物語と混ざり、終わりも始まりもない混乱した世界となってしまいました。」

ありさはここまでにあった出来事と出会った者たちを思い出していた。

「隠された『夜』を見つけてください。そうすれば全てが進み出す。」
「これと私がトランプ城の『終わらないお茶会』に行くのと何か関係があるの?」
「そのお茶会は『夜』が来ず、魔力が使えなくなったことに疑問を持った者たちがトランプ城に集まり、解決策を話し合っているうちにできたお茶会です。情報が集まっている。」
「トランプ城に?」
「ほとんどの魔女や妖怪たちが魔力を失っているのに、ハートの女王だけその影響を受けませんでした。そこに皆が助けを求めたのです。」
「…それって…」
「さぁ、時間だ。この道を進んで行けばトランプ城が見えてきます。そこで『終わらないお茶会』が行われています。情報を集めて、どうか、『夜』を探し出してください!」

ゴゥと強い風が吹き始めた。

「なぜ私なの?ジャック、あなたは「夜」を探さないの?」
「…私はただのハートの女王に仕える騎士ですから…。」

そう言うと、ジャックは尻尾を大きく振り姿を消してしまった。「K」と彫られた尻尾のリングが消える寸前までキラキラと輝いていた。

ありさはそのきらめきを見ながら、盗まれた「夜」について考えていた。

Chapter Four : ようこそ、終わらないお茶会へ

ありさは薄暗い森の中を奥へ奥へと進んだ。黒猫のジャックが言うには、この道に沿って行けば「終わらないお茶会」が行なわれているトランプ城にたどり着けるはずである。

そのうちに、頭上を覆いかぶさっていた大きな木々がなくなり、森に入る前のような、明るく青い空が見えてきた。
ただ少し違うのは、周りの木々が不自然に切りそろえられていることと、広い青空を切るようにそびえ立つ大きな城がそこにあった。

「これが…トランプ城?」

ありさはその迫力に圧倒されながらも、トランプ城に向かおうと、不自然に切りそろえられた木々の壁に沿って歩いた。
しかし、道は右に左に、分かれ道があり、行き止まりにも何度もぶつかった。ありさは巨大迷路に迷い込んでしまっていた。

「すぐそこにトランプ城があるのに…どうやって進もう…。」

ありさはそびえ立つトランプ城を見上げながら考えた。
なんとかこの木々を突き抜けて行けないだろうか。そう考えたありさは不自然に並んだ木々をよく見た。
綺麗な白いバラの花が咲いていたが、枝や茎の部分には鋭いトゲが生えており、触るだけでも痛そうだ。

ふと、無数の白いバラの中に、真っ赤なバラがいくつかあることに、ありさは気がついた。
その真っ赤なバラはありさを導くように道の先へ点々と続いていた。

「これだ!」とありさは赤いバラに沿って道を進んだ。

右へ左へ赤いバラに沿って歩いて行くと、いつの間にか白いバラはほとんど見当たらず、赤いバラが炎の燃え広がるように咲き乱れている場所にたどり着いた。それと同時に賑やかな声も聞こえてきた。

「女王様!ハートの女王様!この世界は一体どうなっているのでしょうか!」
「女王様!ハートの女王様!「夜」は一体どこにいってしまったのでしょうか?」

さまざまな声が聞こえる中、冷たい氷のような、しかしどこか優しい声が聞こえてきた。

「まあまあ、皆様。ゆっくりお茶を飲みながら今後の話を楽しくしようではありませんか。」

少し寒さを感じたありさだったが、それらの声は全て真っ赤なバラの壁の向こうから聞こえてきていた。

「どうやら新しいお客も来たようだ。さぁ、入っておいで!」

冷たい声がそう言うと、ありさの前にそびえ立っていた赤いバラの壁が左右に動き出し、大きな長いテーブルとそこに座った動物や小人、魔女や妖精が現れた。皆左右に並んで座っており、長い長いテーブルの先には真っ赤なドレスを来た女性が大きな椅子に腰掛けていた。それがハートの女王だとありさはすぐに分かった。

「おや、貴様はだれだ?私は貴様を読んだ覚えはないのだが…」

ハートの女王は冷たい声をさらに鋭くし、ありさに問いかけた。その迫力にありさは声が出せなかった。

「あの…」
先ほどまで騒いでいた動物や小人たちは静まりかえり、魔女はたちはクスクスと不気味に笑い、妖精たちはテーブルの上の果物やケーキの後ろで震えていた。
「私が招待しました。昔からの友人でございます。」

ハートの女王の座る大きな椅子の肘掛に、ヒョイと現れたのは黒猫のジャックだった。

「貴様の友人だと?」
「はい。長い長い終わらないお茶会です。言葉の知らないこのものたちよりも、女王様を楽しませるでしょう。」

また、とんでもないことを言い出したものだ。とありさは思った。

クロスリズム〜不思議の国の物語〜

クロスリズム〜不思議の国の物語〜

ようこそ古本屋「アリス」へ。 こちらの書店ではお客様もよく知る物語に似た不思議の国へと導きます。

  • 小説
  • 短編
  • ファンタジー
  • 全年齢対象
更新日
登録日
2017-07-08

Copyrighted
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Copyrighted
  1. Chapter One : ようこそ古本屋「アリス」へ
  2. Chapter Two : 終わらず、始まらない世界
  3. Chapter Three : ハートの女王と盗まれた夜
  4. Chapter Four : ようこそ、終わらないお茶会へ