怒られた月曜日だったから

怒られた月曜日だったから

   



   



   



   



   



   



 

本当は、ときどき夢を見ているんだよね。








見つけよう 造ろうね

日が昇ったらいつもアンナの朝


すももの実がなるから

今日も朝がきた

おまえが朝を描いている


ここから見ているもの

おまえが触れられたら

遠い街からの光


笑顔で添うとなりを

作れたら

笑顔に添うとなりを

作れるなら


時間はおまえの隣でこそ

生きている たくさんの人々のなかを


夏が見える

おまえが歩いている 

素足が尊く眩しく


時間も 居場所も 人も

なにからもちぎれないまま

     手を握っていた


街の灯りがほのかだ

毎晩歩いていた アンナの地上だった








綺麗なほど、とげとげしくて棘だらけ。棘は痛くてめんどうだ。小さくても、地味でも、こんなおれのためにやさしく咲いてくれるんだ。




摘み取ってあげるよ、かわいいよ。

   



   



   



   



   



   



 

怒られた月曜日だったから

怒られたから仲直りするために書いた。

作者ツイッター https://twitter.com/2_vich
先端KANQ38ツイッター https://twitter.com/kanq38

怒られた月曜日だったから

  • 自由詩
  • 掌編
  • 全年齢対象
更新日
登録日
2017-06-29

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