籠城姫

籠城姫

連れ出された 優しさに怯える

ベッドの上で

嘘をつけなくなったなら

愛と呼んでもいい

なんて

笑った後に

ぐしゃぐしゃに泣いた



籠城していた世界から
引き摺り出されたわたしが
抗う術を持つはずもなく



捕らわれた

優しさの檻

わたしが いくら


叫んでも 叫んでも


全てを吸収してしまう


ひっかいて 噛み付いて

いくら

傷をつけようとも

柔らかく包まれてしまう




怖いの


知っているでしょう?


穏やかに笑う あなたのこと

めちゃくちゃにしてやりたい


怖いの


知っているでしょう?


こんなとこに

居ていいはずがないじゃない

健やかな肌の匂いに

安心していいはずないじゃない


守ろうとなんて しないで

わたしを


甘やかさないで


ここから 出してよ

ねぇ 愛しちゃうから

愛されたいと思っちゃうから

嘘みたいでしょ?

ねえ 怖いの


あなたは


知っているでしょう?

籠城姫

ツイートの作品の書き足し。
優しさは怖いのだとあなたは知ってるのに。

籠城姫

  • 自由詩
  • 掌編
  • 恋愛
  • 全年齢対象
更新日
登録日
2017-06-26

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