片恋

短編。恋物語。

苦しい。

ため息すら出てこない。

悪いことばかり考える。

不安定な関係だから、か。
彼氏彼女という立派な肩書きでもあれば、こんな不安はかき消されるのか。

LINEは既読のまま。返信はなし。

何度も読み返し、変なところがなかったかとかあるわけないのに自分を責めて、勝手に落ちる。

貴方との脆い関係は私から終わらせることができる。私がもう会わないといえば終わる。そして私から貴方を解放できる。

わかってるの。
わかってるのよ。

こんな間違いだらけの恋なんて、続くわけがない。

わかってるのよ。
わかってるの。

誰かの不幸の上にある幸せなんて偽りだってこと。

わかっているのに止められない。
自己都合だけの醜い感情。

曖昧な関係。
壊れてしまえ。

壊れてしまえばいい。

今は辛くて、この世の終わりに感じるけど。
大丈夫。生きていけるから。

不誠実な好きをいつまでも育んでて、育ちきったら腐るだけだから。

育んでて、花が咲いて、実をつけて、次に繋がるのは誠実な好きだけ。

少しづつ忘れよう。

そうだ、少しづつ消していこう。

片恋

片恋

  • 小説
  • 掌編
  • 恋愛
  • 全年齢対象
更新日
登録日
2017-06-25

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