富士山風穴から憑いてきた霊

匿名(全員に匿名でお願いしています) 作

2017.04.30

4月29日から、世はゴールデンウィークですが、私の仕事は全くそれには関係がありません。

せめて、それらしいところに行ってこようと思い、富士山の富岳風穴に行ってきました。風穴の中は、予想以上に寒くて氷や つらら もできておりました。

富岳風穴と 鳴沢氷穴は結構近くて、歩いて15分くらいとのことで、風穴を見た後に行ってみることにしました。

最初は良かったのですが、次第にあることに気づきました。

動物らしき鳴き声が、私の後をついてきている。何かが遠くで動いた。

そう思い始めると慣れない場所だし、怖くなってきて氷穴まで行かないうちに引き返すことにしました。

しばらく車の中にいて、特に何事もなかったのでそのまま帰途に着きましたが、寒気がするのと 頭痛・耳鳴りも時々起こりまして、最初は風邪をひいたかな?と思っていたのですが、どうも様子が変なのでコンビニに寄って飲み物を購入。

飲み物には、少しだけ お酢を入れて飲みました。

それからの帰り道は、全く何事もなく帰り着きましたが、帰ってくると猫が出迎えてくれたのですが、私の後ろに誰かいるような反応をします。

猫にご飯を与え、トイレも綺麗にしたら、疲れていたのですぐに就寝しました。

それから、夜中と言っても明け方近いのですが、午前4:00くらいに猫がバタバタとし始めたと思ったら、私の顔をめがけて突っ込んできました。

おかげで左目をケガして、もうちょっとで失明するところでした。

確かに、そのくらいの時間にバダバタすることは珍しくないのですが、うちの猫は頭がいいので、私の顔をめがけて突っ込んでくることはありません。

その時は、本当に不思議に思いましたが、しかし それからは猫の様子がおかしくなることもなく、いたっていつも通り過ごしています。

言い分はいくらでもあるでしょうが、私は 憑いてきていた霊を猫が払ってくれたのだと信じています。

富士山風穴から憑いてきた霊

富士山風穴から憑いてきた霊

  • 小説
  • 掌編
  • ファンタジー
  • ホラー
  • 全年齢対象
更新日
登録日
2017-06-10

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