こいつに1ミリも恋愛とかあるのか 後編

あれから1年色々あったけどバイトも今じゃないけど
やっと慣れた。バイトの友達も出来て名前は色葉(いろは)毎日が楽しい!なんでも話せる仲間出来るといいよ
学校の愚痴、彼氏こと色葉なら隠すことなくなんでも言える。たまに傷が口が軽いこと(笑)
あれからと言いたいけどほんの少し前まで高校生だった私が高校卒業して大学は自分で稼いだお金で行く為に1年前から少しだけ貯めて来た。
私の成績で行ける大学が限られているけど
あ。
色葉
「きぃバイト一緒に行かない?」
え?今日シフト私と一緒だっけ?すぐバックから紙出して確認したけど
んー色葉書いてない

「色葉。私と一緒じゃないよ?」
色葉
「えーほんとに?」

「うん。確認するといいよ」
色葉
「じゃ違ってもいいから一緒に行こ?」
えー私これから用事あるんだけど・・・・・まぁいつもなにも言わずに色々聞いてくれているから
恩返しと考えればいいかな(笑)

「うんいいよ。どこで待ち合わせする?」
色葉
「いつもの駅でいいよ」

「じゃもう少しでそこ行くから」
色葉
「はーい」言ってLINEの会話終わった。
高校卒業してあやとひなとは最近会ってない忙しいのか
全然会えない今度久しぶりに集まって一緒に遊びたい!
新しい髪型も見たらびっくりする。高校まで髪切ったことないし
今。初めての髪型だから凄く楽なボブ
色葉には何度も見せているけど・・・・・この髪型は優弥も知らない。
そういえば今度。髪色変えるって言ったっけ
どんな髪型かな?LINEは話するけど最近会ってくれないから寂しい
茶髪するとか聞いたLINEで今度染めたら写真撮って送って貰う(笑)
あーボブはいいけど黒髪だからなんか飽きた
私も真似して茶髪しょうかな。こっちから写真撮って優弥に送ったら
どんな反応するか楽しみ
最近デートもしてないあっちはあっちで忙しいのかな
連絡もたまにしか取れないし
あー私嫌われた?
後ろから下の名前で呼ぶ声がしたから振り向くと色葉だった。
女の声で私を呼ぶのは色葉くらいかな。(笑)
色葉
「待った?ごめんね」

「全然いいよ」
色葉
「じゃ行く?」
私は声出さずに頷いた
色葉の隣に並んで歩いた、空は凄い曇ってるこれから雨降りそうでなんか微妙
バイト行かないで家に居たい
考えてるとスマホが鳴って止まって見ると優弥から画像が送られてきた
さっき欲しいと思ったやつだったから少しだけテンション上がった。
本当になにも言ってない

「ありがとう♡」優弥に送った
それから返事来ない
色葉
「きぃー行くよ」

「あーごめん今行く」
色葉
「急にどうしたの」

「彼氏からLINE来たから」
色葉に正直に言うと
色葉
「ラブラブだね」
写真だけは色葉に見せたことない。なんか見せてると嫉妬
駅から15分くらい歩くと店の近くまで来た。
まだ開店前だから人は居ないけどなんか見たことある人が・・・・え!?

え!?見たことあると思ったら優弥だった
バイトしてる店は教えたけどまさかここに来る?それも開店前に

「どうしたの?」聞くと
優弥
「え!聞いてない?」この言葉聞いて理解するのに少しだけ時間掛かった

「なにを?」
優弥
「俺もここでバイトするから」
はぁ?一瞬だけ言葉を失った。
すぐ色葉に向いて聞いた

「聞いてた?」
色葉
「私も今知った。昨日シフト見たけど名前なかったよ?」
優弥
「それは当たり前。俺今日からここでバイトするから」笑って答えた
そこ笑うところじゃないからじゃ今知ってるのは店長だけ??

「店長ーーーこの人雇うのやめたようがいいですよ。」少しだけ意地悪なこと言って少しだけ困らせた。
優弥
「お願いします。」急に頭下げて店長も困った顔してる
店長
「わかったけど。きぃちゃんとは別のシフトするからそれでもここで働きたい?」
優弥
「はい」
展開が早すぎて少し理解するまで時間掛かった私

「店長!本当にいいですか?」
店長にもう1度聞いた
店長
「1人やめたから1人入れないとシフト回らないから」
そういわれたら私はなにも言えない
色葉見れば仕事モードなのか
髪型がお団子頭にしてる。なんかいつもと違う
私も真似したいけど髪が短すぎて出来ない
あーこれから店の掃除してそれから店の中も色々直してから開店がいつもの店のやり方
今日は私と色葉で店の掃除。こんな広いところを2人で掃除はキツイ!
あー髪が邪魔!私は独り言ブツブツ言ってると色葉は無言で掃除してる
いつもなら私と一緒でブツブツ言うのに今日はどうしたの?
んー聞けないオーラ出てるから聞けない
優弥は優弥で奥で店長となんか話してる
たぶん契約書だと思うけど・・・・ここから見えないから本当のところは不明
1年先輩だから新人の優弥に色々とさせてあっちから辞めるくらいまで追い込んだらどうなるかな
でもあとで色々言われそうでめんどくさい、考えながら15分頃突然
店長
「おーきぃちゃん」呼ばれて店長見ると手でおいでの仕草してる
それから私は店長のところ行くと
店長
「じゃ今日から新人の教育係に任命するね」
は?いやいや意味が分からない
なんで私が教えないといけないの
それも優弥に。他の子ならいいけど店長は優弥が彼氏ってこと知らないから
それで決めたと思う・・・・あー
嫌!!

色葉に変わって欲しい。でも色葉は知ってる
私の彼氏と
なんで彼氏と同じ店で仕事しないと駄目??
あり得ない。学校が忙しいから色々と理由つけて
休もうかな?
まぁ簡単なことだけ教えてそれから自分で覚えてると思うし
軽く考えてる私だった
まずは今日どう乗り切るか?
馬鹿優弥はニヤニヤしてる。そんなに私が面白い?
まずは簡単なレジと接客だけ教えればいい
考えた私は
「じゃこっち来て」
レジの前に優弥を立たせて説明した

「わかった?」
優弥
「まぁ」
は?

「じゃ次はこっち」
やだ!!!もう30分しないうちに全部覚えた
私なんかもう少し時間掛かったのになんでこんなに早いの
接客が私より上手く出来て軽く嫉妬した
なんで出来るの
今日絶対電話しない!掛けて来ても無視する
そのまま放置で寝る
あー早く帰ってくれないかな。
心の中で思った。
けど帰らないからイライラしてきた
こんな時だけ頭の回転早い(笑)いつもそのくらい早いと助かる
絶対明日雪が降る!そのくらい珍しい
彼の顔見ながらなんでこの店に来たの
この前なんか全然違うバイトしてたのにお金は知らないけど本当にここでいい?
考え事してると
「きぃ先輩?」ん??先輩???普段聞かない声と言葉で言われた
声は出せないけど口だけ動かした
「やめて」彼に言った
そう言うと優弥は笑ってこっち見てる
はぁーなにが面白いのか笑いツボが本当分からない
付き合いは長いのに年も同じだから先輩とか言われると照れるから本当やめて欲しい
時計見ると開店する時間に近づいてる・・・・・あーもう少しで終わるのに
ばか優弥に邪魔されて掃除は終わってるもテーブルがまだ終わってない
私と色葉だけじゃ終わらない。優弥も全然仕事しない
いくら今日からしなくても少しくらい手伝って欲しい!!!
思ったけど、どうせ無駄だから言わない
色葉
「ねーそこの新人くん少しくらい手伝ってくれてもいいじゃん」
色葉も普段そんなこと言わないのに私も今びっくりした。
優弥
「は~い」軽い返事してテーブルの準備始めた
奥から店長が出て来て
「じゃ開店するよー」言って
ドアを開けてその瞬間にお客さんがぞろぞろ入ってきた一人一人バラバラに座り始めた
あー水とメニュー持って右から順番に回って注文取ってキッチンでオーダー出して

「1番さんに炒め、バーグ2でお願いします」オーダー出して」
厨房から
「はーい」返事返ってきた
次の注文行く前に優弥見るとなにもしないでずっと見てる
見学しないで少しは手伝って欲しい!本当に
そっと優弥の近くまで言って。
「このあとなにもないでしょ?」小声て優弥に言ったけど
優弥
「俺。今日からじゃないし」意味不明な言い訳し始めて
私は諦めた。
「きみかーこっち手伝って!」厨房から色葉の声が聞こえた
私は急いで色葉がいる厨房に入った。

「ごめんね。」謝って
いくつかの皿を持って店に出た。
1番テーブルに皿を置いて
次に5番テーブルにお子様ランチ置いて
5番の帰りに6番テーブルの皿の回収して
そのまま色葉とすれ違いながら厨房に戻った
それから店の方に戻ると優弥が居ない
周り見ても居ない、私が目を離した時に
手伝いもしないで勝手に帰った。バカ優弥
深い溜め息して
あーあこれで私と色葉、2人で今日乗り越えないと駄目ってこと??
今日2人するのはキツイから店長に
「ヘルプをお願いした」
もちろんすぐ来ないから来るまで2人で頑張るしかない(笑)
あー3人なら何とか出来ると思ったけど
なんで今日はお客さん多いのかな??思いながら
仕事した私と色葉だった

厨房入ればいつものいい香りがする。肉を焼いた匂いデザートの甘い匂いここに入るだけで幸せな気分になる
厨房出てば地獄いると思うくらい仕事に追われる
少しでいいから厨房で暮らしてみたい(笑)
時々うるさいのがたまに傷かな。仕事モードなると本当にうるさい
料理長の芝伐(しばさ)さんそのすぐ下にいるのが優しい拓哉
いつも厨房入れば怒鳴り声凄く聞こえる。たまに店長と料理長が喧嘩するところも見るけど
次の日に仲良く仕事の話してるから今でも不思議でしょうがない
「おーーーきみか」「これ1番テーブル持っていて」

「あ!!ごめん。どこ?」
拓哉
「だから1番テーブル。そこの立ってないで動いて」
 一瞬だけ仕事の疲れか意識が飛んだ
拓哉に言われて意識戻して
料理を左に腕に2皿置いて右手にドリンク持って1番テーブルに運んだ。
1番テーブルは店の1番奥で出口に近いところそこは景色もよくまぁまぁ人気の席でいつも予約される特別な場所
けど料理を運ぶ側からすれば凄く嫌な場所、遠いし1番テーブル行くまで色々と人が居て複雑で色々嫌な場所
なんでこんな店にしたのか分からない。今度店長に聞いてみたい
うちの看板メニューが8割入る
残りの2割はバラバラ
中々の人で忙しいから厨房は戦場になってる。こっちまで大きい声が聞こえる
最初は怖ったけど流石にもう慣れた
あぁー忙しい私は少しだけ疲れた色葉は私と違ってまだ元気で動いてるそんなに疲れない?
体力は私より上!?まさかと思ったけど正直、嫌。上か(笑)
水分取って私も色葉に負けてないで皿を下げるところから再開した
2時間くらいで
1日の終わりはやっと見えてきた
最後のオーダーの時間になって終わった。最後まで大量の注文あったけど
ふと下向くといつもつく汚れが見えた
あぁ~今日も帰ったら洗濯しないとじゃん何の汚れか分からないけど
多分油と思うけど。色々汚れてる
この店から貰ったエプロン。黒とか目立たない色ならいいのに白と可愛い店の絵が書いてあるから洗わないと店長に
怒られる、まぁ予備はあるけど店に洗濯機くらい置いて欲しい!
毎回家に持って帰って自分で洗うのはめんどくさい(笑)
今日は誰が掃除するんだっけ?色葉見るともう掃除してる・・・・え!
今日は私じゃなかった??

「色葉。今日の掃除当番私だよ?」
色葉
「そうだっけ??でもいいよ。私するから先に帰っていいよ」
んーいつもの色葉じゃない、いつもなら
「あ!そうだったじゃあとはお願いね」って言って帰るのに
家に帰りたくないのかな・・・・聞けない
あっちから言いたくないことくらい誰でもあるから私は聞くことやめた
掃除は机の上を拭いてそれで机は終わりただ外の出すゴミがいっぱい在りそう
で、嫌。臭いし

こいつに1ミリも恋愛とかあるのか 後編

こいつに1ミリも恋愛とかあるのか 後編

  • 小説
  • 短編
  • 青春
  • 恋愛
  • 全年齢対象
更新日
登録日
2017-06-04

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