多分、まだ君は、僕の事を知らない。 

主人公が出会う人々の謎を知っていきたいと、正直に思っています

この町に帰ってきた主人公が、出会う、恋愛、友情、学園物、能力、日常か、それとも異常か。

第1話
出会いは、巡り巡ってこの道を迷い続ける。

第一問
人は、「人間」という生き物を、どれぼど知っているのだろうか?
解答
「表」しか、知らない。
 
 2XXX年3月28日、この時代は、君の時代の何年後の未来だろうか。そんなことも思いもせずに、僕はこの町に、再び戻ってきた。あの約束の場所に。
 忘れかけた町並み、知らない人々、迷ってしまうほどの広い町、そうだ、今、僕は道に迷ってしまったのだ。
 僕の独り言からわかるように、この町に僕はいた。いや、正確に言うと3年前、この町に、住んでいたのだ。今の僕は15歳9月16日生まれなので、もうすぐで高校1年生になる。この町を出ていったのは、3年前だから12歳小学校6年生の卒業頃だ。たった3年前なのだかろと、考えが甘かった、見渡しても、見渡しても、辺りは知らないビルディングのジャングルのようだ、
「3年で、ここまで変わるのか。」 
僕は、驚きを隠せないまま声に出していた。その時、「誠か?」僕の頭を懐かしく、馴染み深い声が自転車と共に通りすぎていく。
 山倉大、彼は小学生時代の僕の数少ない友人で、そして、幼馴染みだ。
「お前、本当に誠かよ、全然変わってないな!」
彼は笑いながら、そして3年前を振り替えるように、話した。
「そういうお前も変わんないな!」
僕は、彼の言葉を、おうむ返しのように話した。
「覚えててくれて、本当に嬉しいよ、大。」
「当たり前だろ、俺の数少ない親友でもあり、幼馴染みという、二つ名を持った、奴の事を忘れる訳ないだろ、誠。」
数少ない親友、という単語に少し疑問を抱きながらも、こう言った。
「それもそうだな。」
「そういえば、お前こそ、どうしたんだよ、この町に来て。」
なんだよその言い様は、まるで、僕がこの町に来ちゃいけないみたいじゃないか。などの、発言は押さえ込んで、「いや、俺、今日からこの町に引っ越して来たんだよ。高校は、この町に、一つしかない高校だよ。名前は確か」
「「星野川第1高校。」」
その瞬間、二人の声が揃って同じ高校の名前を呼んだ。
 そうか、彼も高校1年生で、この町に住んでいるということは、この高校しか、あり得ないのか。
「驚いたぜ、誠も同じ学校なのかよ。」
「ああ、良かったよ、友達がいる学校と、いない学校では、違いが、月とすっぽんレベルで違うからな。ほら、緊張感とか。」
本当に、僕は安心した、その時の感覚を大げさに例えるなら、何tonもの、重りから、やっと解放されたようだ。
「大、改めてよろしくな。」
礼儀は、礼儀だ。筋というものは、何でも通すものだと、聞いたことがある。少し変だか、照れながらもそう言った。
「ごめん、多分、俺は友達を作れない。」
「は?」
 彼の発言に、僕は驚きを隠せなかった。
「それって、どういうことだよ!」
「ごめん、理由は、また学校で落ち着いて話そう。今は‥そういう気分じゃないんだ。」
ごめん、そう僕は、友人に、二度も言われた。その事の重大さを何も理解できなかった。
「それじゃ、また学校でな。誠。」
「お、おう。」
そうとしか、僕は言えなかった。彼は自転車で、僕から、親友から、逃げるように、進んでいった。
僕の重りは、解放されるというよりは、増していったような気がした。
 
 「そういえば、大に、道を聞けばよかったな。」
そう言いながら、僕はまだ道に迷っていた。すると、目の前に一つのバス停が見えた。
「あった!」
と、よろこびを声に出してそのバス停に走っていった。なんせ、このバス停こそが、僕が探していたもの、そして道に迷っていた原因だ。僕は、ここのバスで、先程の大との会話にも出ていた星野川第1高校に、向かうつもりだったのだ。すると、大の時のような、感覚とは違い、初めて出会う声が僕の頭を通りすぎていく。
「あの、すいません。」
僕は、その声の主の方向に、顔を向けた。そこには、可憐で、きれいな黒髪のロングヘアーで、顔立ちが整ってて、そして何か、寂しさを感じさせるような女性がバス停の椅子に、座っていた。いや、女性と言うべきか、それとも女の子と言うべきか、年は見た目からして同い年だろうし、と、思っていると、彼女から、もう一度、声をかけられた。
「あの、すいません。私の顔に何かついてますか?」
「い、いえ、別に何も。」
自分でも恥ずかしいほどの、裏返った声を出してしまった。
「と、ところでどうかしましたか?」
なぜ敬語なのだろう?この敬語は、普通の敬意を表すものではなく、ただ単に緊張しているのだと、僕自信の中で、確信した。ま、知り合いでもない人に敬語を使うのは、悪いことでもなく、逆に良いことなのだろう。とりあえず落ち着け僕、と、暗示をかけた。
彼女は、少し勇ましくこう言った。
「あの、教えてほしいのだけれど?」
上品に、聞いてきた。僕は焦って、
「何をですか、道?」
「何をって、」
「?」
「バスの乗り方よ!」
「はい?」
その時の言葉で、また僕は迷いだした。

多分、まだ君は、僕の事を知らない。 

文法等が不完全なので、おかしな所があったら教えてください。

多分、まだ君は、僕の事を知らない。 

好きに読んでみてください。それだけで、幸せです。

  • 小説
  • 掌編
  • 青春
  • 恋愛
  • 全年齢対象
更新日
登録日
2017-05-30

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