「魔女ドロシとお菓子な仲間たち」〜 Lovely Lovely Dayz ! 〜

「魔女ドロシとお菓子な仲間たち」〜 Lovely Lovely Dayz ! 〜

プロローグ「私の世界と太陽の話」前編

プロローグ「私の世界と太陽の話」前編

イラスト/ひと和
https://www.pixiv.net/member.php?id=1095667



登場人物一覧

【ドロシ】・・・・・・cv しまさぶろー
(お菓子大好きのラブリーな魔女。
新米パティシエにして本編の主人公。
快活ながらも涙もろく、時々おっちょこちょいさん。
商店街では一番のルーキーだけど、その独創性の高いメニューと癖になる美味しさで、
着実にみんなからの人気を集めつつある。パティスリー”My Mellow Time” 店主)


【アンジェラ】・・・・cv 美吹夕沙
(ロックでパンクな魔女。
いつもとんがってるし言葉使いが乱暴だし
すぐふざけるしズボラだしガサツだけど、
性根はすごく優しかったりする。)

【ミルフィ】・・・・・cv さばこ
(ポップでパニックな魔女。
天真爛漫で愛嬌たっぷりだけど、実は怪力の持ち主。
しかも、ほうきにまたがると性格が180度変わってかっこよくなる。)

【マドレーヌ】・・・・cv 琴猫
(クレバーでアダルティックな魔女。
いつも冷静で頭の回転が早く、困った時にすっごく頼りになる。
クールなのは表向きで、実は意外と照れ屋さんだったりする。)

【ティラミス】・・・・cv 林檎唄
(マイルドでジェントルな魔女。
とても穏やかで優しいけど、怒らせると一番こわい。
心配性でおせっかい焼きだけど、みんなから慕われている。)



【ココ】・・・・・・・cv あおいろ
(ココア好きの気まぐれ屋さんな黒猫。
シッポが二本ある変わった男の子で、ドロシとは幼馴染。)

【ババロア警部】・・・cv ひでさん
(鼻の効く老刑事で、アンジェラとはお馴染みの仲。
時々お髭に生クリームがついてるけど、
いつも街の平和を守ってくれている立派なひと。)

【プディング】・・・・cv ゆきつ
(ドロシのパティシエ下積み時代の師匠。メガネがよく似合う。
普段はとても優しいけど、お仕事中は容赦なく厳しい。)

【レディ・グレイ】・・cv ひなまつり
(べにずきん紅茶堂の店主。
高齢ながらもその優雅で気品のある振る舞いに、
みんなからは敬意を持ってレディと呼ばれている。)

【カンクロウ】・・・・cv クロのとり
(自主製作の無料新聞をみんなに配達しているカラス。
内容は、明日の湿気予報と本日のラッキーカラー。黒以外の色だった試しがない。)


《ラブリィラブリィ商店街の仲間たち》

【プレッツェル】・・・cv 影鴉
(帽子屋”シャプウ”店主)

【エクレール】・・・・cv 井弦ルナ
(占い屋 ”ラストフェアリー” 店主)

【アマンディーヌ】・・cv ひよわ 
(仕立て屋 ”シャルム” 店主)

【ブラウニー】・・・・cv 道明内 美孝
(生花店”ソワレ”店主)

【アンズボー】・・・・cv 紅梵 
(居酒屋 ”リンゴとカレーが恋をした亭” 店主)

【アルフォート】・・・cv Teaえむ
(鍛冶屋”ティムール”代表)

【モンブラン】・・・・cv 犬崎歩智 
(画材屋 ”パプリッシュ” 店主)

【パルフェ】・・・・・cv 美詩 
(アイスクリーム屋 ”クリーミー” 店主)

【カスタード】・・・・cv ロンチー 
(たい焼き屋 ”たいやきやいた” 店主)

【マーラーカオ】・・・cv ゴニャテゲ 
(バイシクルショップ ”セキトバ” 店主)

【ダイフク】・・・・・cv レスコン
(箱庭屋 ”セレーノ” 店主)

【フロマージュ】・・・cv モリサキタテワキ 
(古書”リブロ・エテルノ”店主)

【マチャップリン】・・cv かえる
(”ちどり薬局”店主)

【プッチョ】・・・・・cv 青山ゆり華
(”プッチョ探偵事務所”代表)

【シュクリム】・・・・cv 野々宮 陽
(アクセサリー屋"シューシュークリム"店主)

【キンツバ】・・・・・cv 声野王子 
(魔法具屋 ”イエローマジック” 店主)

【ワタアメ】・・・・・cv イチマツ
(まどろみ屋”ゆめまくら”店主)

【フロランタン】・・・cv 藤摘ありさ
(家具屋”ファニー・トゥール”店主)

【ミルクレープ】・・・cv だいち
(ランタン屋”フランマ”店主)

【マシュマロ】・・・・cv 朋
(フルーツパーラー”くだものだもの”店主)

【ジャガポックル】・・cv 108
(飴細工屋”キャンディ・ブルーム”店主)

【ガルボ】・・・・・・cv Tacci
(曲芸劇場"黒のサーカス"支配人)

(以上敬称略)





「魔女ドロシとお菓子な仲間たち」~Lovely Lovely Dayz!~

プロローグ「私の世界と太陽の話」前編



「こんにちは」とゆうご挨拶は、
太陽が出ているときに使うのだと、
絵本で学びました。
なので、只今午前9時ですが…こんばんは!
…ふふ。キョトンとされましたか?
皆さんにはきっと
おかしく聞こえるかもしれませんが、
私の生きる世界では、ごく普通のご挨拶。
そう、この世界にはなんと!
太陽が存在しないのですっ!
だから空は、いっつもまっ暗闇なんです。

【とその時、開け放たれた窓から唐突に舞い込む黒い影が窓枠に停まる】
GSE(なんか来た〜)

カンクロウ 「イヤッハ〜〜!ドロシちゃんまいどありィ!」

ドロシ   「あっカンクロウさん!こんばんはっ!」

カンクロウ 「ヘイッこんばんわッ!今日も漆黒新聞っお届けだよォ!持ってきなッ!」

ドロシ   「ご苦労様ですっ!よっ…(カンクロウの首に吊り下げられたポーチから、
       一枚の紙切れを抜き取るドロシ)…はいっ!頂きましたっ!」

カンクロウ 「いつもご愛読ッありがとよッ!んじゃまたなアッ!漆黒漆黒ゥッ!」

ドロシ   「ハーイ!」
GSE(さよおなら〜)

…今のは、新聞屋でカラスのカンクロウさん。
いつもだいたいこの時間にいらっしゃるので、
午前9時を告げる、まさに鳩時計のような存在です(笑)

あっ、そうそう。空がいつも真っ暗のお話でしたね!
はい、この世界には太陽がのぼることはありません。
ですが不思議なことに、
午前だったり午後の感覚はあるんですよ。
何故かといえばその理由は、街並みを彩る電飾にあります。
どこのお宅も商店も、
時間帯によって、
電飾の色がオートマチックで変わるんです。
それはまるで、絵本の世界のように。
朝は淡い紫から、赤や黄色に。
昼は黄緑から、水色や青に。
夕方には、オレンジから赤や紫へ。
そして、午後6時以降は電飾オフ。
きっと、この仕組みを考えたひとは、
絵本の世界で生きたことがある人かもしれませんね!

あっ、いけない!申〜し遅れました…!
私、魔女のドロシといいますっ!
それと…まだまだ未熟者ではありますが、
「マイ・メロウ・タイム」とゆう
お菓子屋さんを営んでおりまして…。
商店街の中では一番の新参者ですが、
日頃お世話になっている皆さんのおかげで、
ありがたいことになんとか
一周年を迎えられそうですっ!

そしてこのお店、二階と三階が住まいになっていて、
仲良しのお友達4人と私の、合計5人でルームシェアをしながら、
共同生活をしています。

いつもクールなマドレーヌと
いつもワイルドなアンジェラ。
そして、
いつも優しいティラミスと
いつも元気いっぱいなミルフィ。

みんな既に出払ってるようだけど、
今日は午後から私のお店に集まって、
とある秘密の作戦会議の予定です。
今だってウキウキして、つい笑みがこぼれてしまいます。
すると、
浮かれる私が気になったのか、
不意に足元から声をかけられました。

ココ    「ねえってば」

ドロシ   「ふふ…なぁに?」

ココ    「なんでさっきからニヤニヤしてるの?」

ドロシ   「ギクッ!あ、う〜ん...ちょっと…ね」
GSE(じい〜〜っあやしい)
ココ    「…ふうん、変なの」

はいっ!最後にもう一匹いらっしゃいました!
私の相棒、黒猫のココですっ!
子猫の頃から現在に至るまで、
ミルクよりココアが好きってゆう、
ちょっと変わった男の子です!

とまあこんな顔ぶれで、
毎日楽しく暮らしています。

今日はお仕事はお休み。
朝食を済ませた私は、
ソファで毛繕い中のココに、
こんな質問をしてみました。


ドロシ   「ねえココ、太陽って知ってる?」

ココ    「...たいよう?なにさそれ」

ドロシ   「んとね、まぶしくて…おっきくて…あったかいもの!…多分」

ココ    「…ふーん。おいら、ぬくぬくするものならなーんでも大好きだよ?」

ドロシ   「ふふっ!そりゃあ猫だもんね」

ココ    「うん」

ドロシ   「まあ太陽についてはね、私も絵本でしか見たことがないんだ。
       だから本当はね、そのまぶしさも暖かさも…よく分からないんだけども」

ココ    「...じゃあなんではなしたの?」

ドロシ   「えっ…?うーん、まだ…秘密」

ココ    「ふーん。。。」
GSE(やっぱりあやしい)
ドロシ   「。。。」

ココ    「ねえ、そのたいようってやつさ、見たことあるひとっているの?」

ドロシ   「うーん、おばあさまくらい長生きな人たちなら…見たことあるかもね」

ココ    「へえ…むかしは見ることができたの?」

ドロシ   「ん〜。確認したわけじゃないけど...多分、見ることが出来たんじゃないかな?
       じゃないと絵本に太陽は出てこないでしょ?」

ココ    「そうだね」

ドロシ   「でも、今この世界に住む大半の人はきっと…太陽を見たことがないと思うよ?」

ココ    「どうして?」

ドロシ   「それはね、むかーしむかしの大昔。とある惑星がなんと!3つに割れちゃったからなんです!」
GSE(ぱっか〜ん)
ココ    「にゃんと…そりゃあ大事件だね…!」

ドロシ   「うん…!ちなみにその…割れた3つのうちのひとつが、私たちの生きるこの、惑星レムリアだよ」

ココ    「へえ〜この星、レムリアってゆうんだねえ」

ドロシ   「そう。でね、そんな大事件が起きたもんだから…
       地上が生き物の住める環境ではなくなってしまったって…歴史の授業で習ったんだ」

ココ    「ふむふむ」

ドロシ   「つまり、私たちが生きている場所はね、この星の地下世界なの」

ココ    「ふ〜ん…そうだったの」

ドロシ   「うん。そりゃあ太陽なんて…見たことあるわけないよね」

ココ    「うん」

ドロシ   「あ、空ってゆうか…この世界の天井にさ、唯一ある覗き窓って分かる?」

ココ    「うん、真下から見上げたことあるよ。なんか…キラキラが見えてキレイなんだ」

ドロシ   「私もあのキラキラ好き!それも素敵だし、あの窓から太陽を想像するのがもっと好き!
       だけど…見えるのはキラキラばかりでしょう?…そこでわたし、ひらめきました…♪」

ココ    「へえ〜何を?」

ドロシ   「もし。…もしもよ?」

ココ    「うん」

ドロシ   「もし太陽になることが出来るとしたら…ココ、なりたい?」

ココ    「……うん、なってみたい。太陽になった猫って…かっこいいでしょ?」
GSE(ぴっか〜ん)
ドロシ   「うん!かっこいいと思う…!ふふっ、よしっ!じゃあ私、ちょっとお店で作業してくるね!」

ココ    「うん。おいらも散歩してくる」

ドロシ   「行ってらっしゃい。気をつけてね」

ココ    「ほーい」

【颯爽と窓から出掛けてゆくココの姿】

ドロシ   「ふふ…さーてと♪やりますかあっ!」

店舗二階の住居から階段を駆け降り、鼻歌まじりで店舗の扉を開けるドロシ。

ドロシ   「ふっふ〜〜ん♪」

すると、そこにはドロシの仲間たちが集まっていた。

マドレーヌ 「あら、おはよ」
アンジェラ 「ち〜〜す!」
ティラミス 「おっはよ〜!」
ミルフィ  「おはドロシ〜〜!」
GSE(ばば〜ん)
ドロシ   「えっ⁉︎みんな??お、おはよう…っ!てゆうか、まだ集合時間前だよ?なんでもう集まってるの⁉︎」

マドレーヌ 「ふふ。ズバリ今回の作戦、みんな楽しみで仕方がないってことよ」

ミルフィ  「あぁいっ!マドレーヌの言うとお〜〜りっ!」

ティラミス 「そうゆうこと!」

アンジェラ 「ひひっ!」

ドロシ   「みんな…!ありがとうっ!」

アンジェラ 「いよいよ一週間後かあ〜!ウチらが伝説になるんだぜえ...?ロックだよなあミルフィ!」

ミルフィ  「ひゃっふ〜〜!」

アンジェラ 「YEAH〜〜!」

ティラミス 「ちょっとアンジェラ〜?
       張り切るのもいいけど。本番当日は無茶しないでよ〜?」

アンジェラ 「ひひっ、ティラミスは本当心配性だなあ」

ティラミス 「心配するわよもう〜」

アンジェラ 「だ〜いじょうぶだって!」

マドレーヌ 「あんたの大丈夫ほどあてにならないものはない」
GSE(かち〜ん)
アンジェラ 「あん?るっせ〜バカ。てかあたしよりさあ、ミルフィが暴走しないかどうかの心配しなよお!」

ミルフィ  「なぬっ!?誰が暴走するって〜〜?失敬だよアンジェラ〜〜!」

アンジェラ 「ひっひっ!」

ミルフィ  「ミルフィお利口にするもん!みんなで作戦!大成功させるも〜〜んっ!」
GSE(ぷんすこぷんぷん)
ティラミス 「そうねミルフィ。みんなで力を合わせて、頑張っちゃうもんね?」

ミルフィ  「あぁいっ!ふんっ!ふんっ!ふんはっ!」(正拳突きを始めるミルフィ)

マドレーヌ 「やれやれ。不良少女Aの無駄話のおかげで、とんだ時間ロスだわ」

アンジェラ 「だ〜れが不良少女だって?この根暗少女っ!あっかんべ〜〜!」

マドレーヌ 「お黙り小娘。さもないとその舌べろ引っこ抜くわよ」

アンジェラ 「こ、小娘⁉︎あんただってあたしと同い年のくせにっ!」

マドレーヌ 「精神年齢が違い過ぎることを知りなさい」

アンジェラ 「ぐぬぬ…」
GSE(しょうぶあり〜)
マドレーヌ 「さっ、ドロシ。始めましょう?」

ドロシ   「了解っ!じゃあ早速だけど、本番に向けて調理の練習、開始しま〜〜す!宜しくっ!」

ミルフィ  「らじゃあああ!」

アンジェラ 「あいよお!任しときなあ!」

ティラミス 「は〜い!お願いしま〜すっ!」

マドレーヌ 「さてさて、うまくいくかしらね」


…こうして、私たちの秘密の大作戦が
幕を開けたのでした…!
でもごめんなさい!
このお話の続きは、エピローグで!

次回からは、この商店街に住む
お菓子な仲間たちとのエピソードをお送りしますっ!おっ楽しみに〜〜!




私の世界と太陽の話、後編につづく。
…………………………………………………………………………………………………………

「ともだち想いは程々に」(1話完結)

「ともだち想いは程々に」(1話完結)

お昼やすみに入ったドロシ。
店内カフェスペースのソファに沈みこんで大きく背伸びをする。


ドロシ   「ふう〜〜午前中忙しかったな〜…
       本当猫の手も借りたいぐらいだったのにい…!
       ココったら最近お出かけば〜〜っかり!
       なぁに?あのふわっふわの白猫ちゃんにくびったけなの!?
       まったくも〜〜私とゆうものがありながらっ!な〜んてね。。。
       …ってやだ、私独り言多すぎ。。疲れてるな〜ははは。。
       とりあえず、ごはんにしよ〜っと」

GSE(腹がへっては仕事ができぬっ!)

と思った矢先のことでした。
準備中にしておいた店先の看板を無視して!
なんと、どなたかがお店に転がりこんできたのでした!

GSE(今日もなんか来た〜)

ドロシ    「あっ…申し訳ございません、当店はただいま…」

アンジェラ  「準備中だから来たんだよっ!ここならきっと見つかんないだろ....!はあっ...はあっ....」

ドロシ    「え、アンジェラ…?そんなに慌ててどうしたの…⁉︎」

アンジェラ  「...ちょっと、追われてんのよ」

ドロシ    「追われてるって…ええ〜〜!誰にっ⁉︎」

アンジェラ  「おまわりに決まってるでしょ〜〜!」

ドロシ    「えっ⁉︎おまわりさん⁉︎いったい…何やらかしたのよ…!」

アンジェラ  「いや…銀行強盗、をね…こう、バシッと…」

ドロシ    「ぎ、銀行強盗…⁉︎...アンジェラ…!なんてことを…!」

アンジェラ  「あ...いや!確かに…やり過ぎちゃったのは認めるよ…でも」

【事態の深刻さに動揺し、悲しすぎて涙ぐみながらアンジェラに訴えるドロシ】
ドロシ    「やり過ぎもいいとこよう…!(鼻すすり)アンジェラ…?お願いだから今すぐ…自首して…!」

アンジェラ  「…へ?自首っ?」

ドロシ    「そうよっ…!これ以上罪を重ねちゃあだめ…っ!」


私がそう言った直後のことでした!不意に店舗脇の小窓をノックする音が…!私とアンジェラがビクリとして小窓に目をやると…!

ババロア警部 「むむっ!見つけたぞアンジェラーっ!」

アンジェラ  「げっ…ババロア警部…っ!
        なんでここが分かりやがったんだ…?」

GSE(見つかってしまったさあどうしよ〜〜!)

入り口のドアがガチャリと音を立て開かれる。息を切らせながらババロア警部がゆっくりと店内へと踏み入る。

アンジェラ「完全に振り切ったはずだろがぁぁぁぁ!」

ババロア警部 「…ふん、舐められたもんじゃい。このババロアから逃げられるとでも思うたか!」

アンジェラ  「ち、ちっくしょ〜〜!見逃がしてくれよお〜〜!」

ババロア警部 「話は、署でお聞かせ願えんかのう…!」

ドロシ    「うう…アンジェラ…ッ」


大事な友達が今、最大のピンチです...!
気がつくと私は、アンジェラをかばうように両手を広げ、
ババロア警部の前に立ち塞がっていました。


ドロシ    「待ってくださいババロア警部っ…!」

ババロア警部 「ん?君は…」

アンジェラ  「…ドロシ⁉︎」

ババロア警部 「おお!ドロシ君じゃあないか。ここは君のお店だったのか...お騒がせしてすまないね」

【まだ涙ながらのドロシ】
ドロシ    「いえっ…!それより、アンジェラのことは…私がこれから自首するように説得しますから…っ!」

ババロア警部 「何?君がアンジェラを説得…?」

ドロシ    「はいっ…!ちょうど今私から、自首することを勧めてたんですっ…!」

アンジェラ  「いや...だからさ、なんであたしが自首なんてしなきゃいけないんだよっ!」

【感情が高ぶりすぎて、やや泣き叫び気味のドロシ】
ドロシ    「犯した罪は…っ!…償わなきゃダメだよっ…!」

ババロア警部 「ふ...わっはっは!ア〜ンジェラ。君はなにか、自首するようなことでもしたのかね?」

アンジェラ  「たはは…してね〜〜よ汗」

ドロシ    「へ…?だってババロア警部…銀行強盗したアンジェラを、捕まえに来たんですよね…?」

アンジェラ  「ったくもお〜〜。ドロシ!あんた最後までひとの話聞かないからあ!」

ドロシ    「ど、どうゆうこと…?」

ババロア警部 「ふむ。実はつい先ほど、ダウンタウンで銀行強盗があってのう」

アンジェラ  「そうそう。逃げてきた犯人とあたしが偶然かち合ったわけ。出会い頭にどっか〜んよ。

GSE(どっか〜〜ん)

アンジェラ   「んで二人ともすっころんだ拍子にさあ、犯人のグラサンが吹っ飛んで顔バレしちゃって。
        おまけにでっかいボストンバッグから札束とナイフが落っこちたじゃん?」

ドロシ    「さ、札束とナイフ⁉︎」

GSE(見ちゃいけなかったものだ〜)

アンジェラ  「それをあたしが目撃しちゃったもんだから。
        そのオッさん、血相変えてあたしに脅し(おどし)かけてきたんだよね」

ドロシ    「ええっ…怪我とかしてない…?」

アンジェラ  「だいじょ〜ぶ!あたし喧嘩は得意だからっ!」

ババロア警部 「ばかもん!偉そうにゆうでないわ!これまで別件で何回君を補導したと思っとるんじゃ!」

GSE(お世話になりました〜)

アンジェラ  「あははごめんごめん!とまあそれは置いといて。んでね、その犯人とぶつかったせいでさあ、
        あたしの大事なブローチが壊されちまったのよねえ…」

ドロシ    「大事な…ブローチ…?」

アンジェラ  「あーうん....こないだの誕生日にドロシからもらった手作りのや〜つ。
        だからあったまきてえ、その犯人をちょいとこらしめてやったってわけ」

ドロシ    「あのブローチ…そんなに大事にしてくれてたの…?」

アンジェラ  「え?…いや、まあ、、うん」

GSE(これはムネアツ〜〜!)

ドロシ    「!!…もお〜嬉しいなあ…!ありがとうアンジェラ〜〜っ!」

アンジェラ  「へへっ…こちらこそだっつ〜の」

自分がプレゼントしたものを大事にしてもらえることは、
すごく、すごく嬉しいことでした。
私とアンジェラの間にホッコリとした空気が流れて、
照れてしまいます。。。

ババロア警部 「うおっほん!」

ドロシ    「ああっ!…ごめんなさい!話の腰を折ってしまって…!
        えっ⁉︎アンジェラが犯人を捕まえたの⁉︎それって…お手柄じゃないの…!」

アンジェラ  「いや〜それほどでも…///あ、でもさあ、そのあとの事情聴取とか超〜面倒だと思ったからさあ、
        こっそりズラかろうとしたわけ。そしたら犯人を追ってきたババロア警部に見つかっちゃってさあ。
        年寄りくらい軽くまけるかと思ってトンズラ決めたんだけども…このじいさん、鼻が効くんだよなあ!
        なんでこの場所分かったんだよお!」

ババロア警部 「ふふん。ズバリ、匂いじゃよ」

GSE(ぷぷんと〜!)

ドロシ    「匂い…ですか?」

ババロア警部 「うむ。わしはなぜかのう、冷や汗の匂いに敏感なんじゃ」

アンジェラ  「な…冷や汗の匂い⁉︎」

ババロア警部 「左様。犯人とゆうものは基本、逃げておるじゃろう?するとな、どうしたって冷や汗をかくんじゃ」

ドロシ    「うんうん、捕まえられてしまう恐怖に焦ってますものね…!」

ババロア警部 「その通りじゃ。冷や汗とはのう、ストレスが大きく関係する特殊な汗じゃよ。
        普通の汗とは異なる成分を含んでおる」

アンジェラ  「へ〜〜そうなんだ」

GSE(勉強になります〜)

ババロア警部 「左様。わしのこの能力はのう、追う者にとってはうってつけの能力なんじゃ。
        おかげでこれまで犯人検挙率は、署でもナンバーワンじゃい!」

GSE(いっとうしょう〜!)

アンジェラ  「なるほどな〜〜。そりゃナンバーワン獲るわな〜〜…って、ん?いやいやいや待って?
        てことはこの場所突き止めるのに、あたしの冷や汗の匂いを追跡してきたわけ⁉︎変態じゃん⁉︎
        よく考えたらなんかキモいっっっっっ!」

GSE(がび〜ん)

ババロア警部 「キ、キモいっ⁉︎変態じゃと⁉︎ば…ばっかも〜〜ん!能力ばかりはどうしようもないわっ!」

ドロシ    「そ、そうだよアンジェラ〜〜!ババロア警部はね、そうやって街の平和を守ってきてくれたんだよう!」

GSE(感謝しましょう〜!)

アンジェラ  「え〜〜…ぶっちゃけキモいけど…とりあえず、感謝しといてやるかっ♪」

ババロア   「か〜〜っ!口の減らない小娘じゃわい!」

アンジェラ  「あっかんべ〜〜」

ドロシ    「コラっアンジェラっ!」

アンジェラ  「へいへい失礼しましたあ」

ドロシ    「も〜〜素直じゃないんだからあ」

ババロア警部 「それにしても。まったく近頃の若いもんは…なんでもかんでも面倒くさがりおってからに…」

アンジェラ  「まあまあ(笑)犯人捕まったんだからいいじゃんよお!」

ババロア警部 「なーにを能天気言っとるんじゃ!ドロシ君の言うとおり、
        これはお手柄もお手柄、大〜手柄じゃ!きちんとお褒めに預からんかい!」

ドロシ 「そうだよお!」

GSE(お手柄でした〜!)

アンジェラ  「ええ〜〜、表彰とかインタビューとかされるんでしょ〜〜?
        あたしそうゆうの柄じゃないしさあ、パスしちゃダメ?」

ババロア警部 「ふーむ…これほどの名誉だというのに。君がそこまで辞退したいとゆうのなら無理にとは言わんが…」

アンジェラ  「ほんと?良かったあ」

ババロア警部 「しかし、、もったいないのお…銀行から100万イェンもの謝礼金が出るとゆうのに…それまでも辞退するとはのう…」

アンジェラ  「はっ⁉︎100万イェンもらえんの⁉︎」

GSE(チャリ〜ン)

ババロア警部 「な、なんじゃ急に目の色変えおって!」

アンジェラ  「お金もらえるんなら話は別っ!今すぐ行く行く行く〜〜!」

ババロア警部 「わっはっは!ゲンキンな奴めい!じゃが、素直でよろしい!さ、署までご同行願おう!」

アンジェラ  「オッケイっ!あ、ドロシ?つーわけだからさあ!ちょっくらご褒美受け取ってくるわ〜〜!」

ドロシ    「ふふっ!うん、行ってらっしゃい。」

GSE(行ってらっしゃいませ〜〜)

こうしてアンジェラとババロア警部は、
警察署へ向かいました。
そして残された私は、
今回の自分のおっちょこちょい具合に、ひとり赤くなっていました。。


ドロシ    「やっぱり…ひとの話は最後まで、ちゃ〜んと聞かなくっちゃあダメねっ!」
GSE(まったくです〜〜)

とゆうわけで〜〜!今回の教訓っ!良い子のみんなも〜!
私を含めおっちょこちょいな皆さんもっ!
ひとの話は最後まで!ちゃあんと聞きましょうっ!

ではではまたのご来店、お待ちしておりま〜〜すっ!



ともだち想いは程々に、おしまい。
ドロシ「せーのっ!とっぴんぱらりのぷぅ〜!」

…………………………………………………………………………………………………………

「素敵な素敵な伝言板」(1話完結)

「素敵な素敵な伝言板」(1話完結)

ご機嫌な様子でドロシの営む店、
「マイ・メロウ・タイム」に入ってくるミルフィ。

ドロシ「ふっふ〜〜ん♪ふっふふ〜〜♪」

鼻歌まじりでご機嫌に商品の陳列に勤しむドロシを見つけ、声をかける。


ミルフィ  「ドロシ〜〜!チャオ〜〜♪」

ドロシ   「あらミルフィ。いらっしゃいまし〜!」

ミルフィ  「あぁいっ!ミルフィっ!いらっしゃいましたあっ!」

ドロシ   「ふふ!今日も元気いっぱいですことっ!」

ミルフィ  「シャキ〜ン!あっそうだ!ねえ聞いて聞いて!」(カウンターに身を乗り出す)

ドロシ   「うん?なあに?」

ミルフィ  「あのねあのね、ミルフィ思うんだ。。。
       マドレーヌって、いつもクールだし…サバサバしてるんだけど…
       …本当はね、すっっっっごく優しいんだよっ?知ってた!?」

ドロシ   「え…?ああ...うん、そうだね。確かにサバサバしてるけど、私も優しいコだと思うよっ」

ミルフィ  「だよね...!」

ドロシ   「でも…どうしたの?急に」

ミルフィ  「うん...。じつはね…見ちゃったの」(神妙な面持ちのミルフィ)

ドロシ   「見ちゃったって…何を?」

GSE(ドキドキ〜。。。)

ミルフィ  「あのね、このお店から3件隣りに、アイスクリーム屋さんあるでしょう?」

ドロシ   「うん、クリーミィのことかな?」

ミルフィ  「そう!ミルフィこないだね、たまたまクリーミィの前を通りがかったの!」

ドロシ   「ふんふん、それで?」

ミルフィ  「そしたらね...なんと!マドレーヌが順番待ちで並んでたの!」

GSE(ぱぱ〜ん!)

ドロシ   「ふふ。マドレーヌ、あのお店のチョコミントが大好きだもんね」

ミルフィ  「うんっ!でね、マドレーヌの前にはぁ、5歳か6歳くらいの男の子がいてね、アイスクリームを買ってた!」

ドロシ   「おお〜。一人で?」

ミルフィ  「うん!買ってた!三段重ねのデッカいやつ!」

GSE(トリプルスペシャル〜)

ドロシ   「ふふ!食いしん坊さんだったのね」

ミルフィ  「うん!そいでね、その男の子がお会計済ませて嬉しそう〜に歩き出した直後のこと!」

ドロシ   「ん?まさか…!ひょっとして…アイス落としちゃった...とか?」

ミルフィ  「正解...!男の子はショックで固まっちゃって…今にも泣き出しそうだった…!」

GSE(なんてこった〜)

ドロシ   「あららら…かわいそうに」

ミルフィ  「でね、それを見てたマドレーヌはなんと…!
       自分の注文をね、男の子と同じものでお願いしたの!」

GSE(まさかの〜〜)

ドロシ   「チョコミントじゃなかったの!?それでそれで?」

ミルフィ  「受け取ったそのアイスをすぐに…!その男の子にあげたっ!」

ドロシ   「わお!マドレーヌ優しい〜っ!」

ミルフィ  「うん!男の子、たちまち笑顔になった!」

ドロシ   「そっかそっか〜〜!良かった〜〜!」

GSE(パチパチパチ〜)

ミルフィ  「くふふ…おしまい!」

ドロシ   「ふふ!素敵なお話をありがとう♪ミルフィが褒めてたって聞いたら、
       マドレーヌも嬉しいと思うなあ!」

ミルフィ  「思うかな〜〜!」

ドロシ   「うん、きっと思うよっ!私だったら嬉しいもの!」

ミルフィ  「そっかあ……。あっ!いいこと思いついたっ!ドロシ!ペンと紙貸してっ!」

ドロシ   「え?」


そして次の日。
今度はマドレーヌが私のお店にやってきました。


マドレーヌ 「ドロシ、いつものちょうだい」

ドロシ   「はぁい!少々お待ちくださいっ」


果たして、壁のコルクボードに貼られたメッセージに、
マドレーヌは気がつくでしょうか?
私は商品をラッピングしながら、
クスクス笑ってマドレーヌの様子を伺っていました。
しばらくすると…?
どうやら、気がついたみたいです!


マドレーヌ 「…あら、これなぁに?」

ドロシ   「ああそれ?ミルフィのアイデアで設置することにしたんだ。名付けて!ひなたぐち伝言板っ!」

GSE(どど〜ん)

マドレーヌ 「ひなたぐち…伝言板?なぁにそれ(微笑)」

ドロシ   「ひなたぐち、ってゆうのはね、誰かの良い噂をすることなのっ!」

マドレーヌ 「…なーるほど、陰口の反対ね?」

ドロシ   「そうっ!まあとりあえず、読んでみたら?」

マドレーヌ 「分かったわ。どれどれ…?…アイスクリームを落としちゃった男の子に…
       同じものを買ってあげたマドレーヌは……優しい。ミルフィより…って…まあ!
       これ…っこないだのことじゃないの!///」

ドロシ   「うん!ミルフィがマドレーヌのこと、すっごく褒めてたんだよ?」

マドレーヌ 「あらそう…///ちょっと照れるけど、嬉しいわ」

GSE(ほっこり〜)

ドロシ   「あはっ喜んでくれて良かった!」

マドレーヌ 「ふふ。まったくミルフィったら…ひなたぐち伝言板だなんて、面白いものを考えついたわね」

ドロシ   「うん。見る人を素敵な気持ちにさせるかなあって」

マドレーヌ 「ふふ、分かった。じゃあ一言、お返事しておかなきゃね」

ドロシ   「あっ!それも素敵!ちょっと待ってね?…はい、これペン」

マドレーヌ 「お借りするわね。…なんて書こうかしら…じゃあ…。
       ミルフィへ。…お褒め頂き…どうも…ありがとう。マドレーヌより」

ドロシ   「おお〜!会話になったあ!」

マドレーヌ 「ふふ。…じゃあ私もひとつ、日向口(ひなたぐち)書かせてもらおうかしら」

ドロシ   「どうぞどうぞ〜〜!」

マドレーヌ 「えっと...ミルフィはいつも…私の乾いてひび割れた心を…その無邪気な笑顔で、潤してくれています。
       この場を借りて、ありがとう。マドレーヌより」

ドロシ   「ふふ、素敵っ!なかなかこうゆうの、日頃は伝える機会ってないもんね?」

マドレーヌ 「そうね…。まあ…すっごく照れくさいけど」

ドロシ   「ふふ!確かに」

(ドロシ)その時、お店のドアが勢いよく開きました(笑)
噂をすればなんとやらですね!

ミルフィ  「あっああ〜〜っ!マドレーヌ発見〜〜!」

GSE(噂をすれば、なんとやら〜)

マドレーヌ 「うっ…ミルフィ///なんてタイミングで現れるの⁉︎///」

ドロシ   「あはっ!さあマドレーヌ!どうする⁉︎」

マドレーヌ 「ふふ…私、今日はこれで失礼す」

「ガシッ」(踵を返し退店しようとしたマドレーヌと手を繋ぐミルフィ)

マドレーヌ 「ひいっ///」

ミルフィ  「マ・ド・レ・ー・ヌっ!伝言板見てくれたっ⁉︎見た⁉︎見た⁉︎」

GSE(きらきらきら〜)

マドレーヌ 「え…ええ、見たわ」

ミルフィ  「きゃっふ〜〜!…って、あれっ?なんか…伝言が増えてるーー!
       マドレーヌっ!一緒に見に行こうっ⁉︎」

マドレーヌ 「ま、待ってミルフィ!///私これから用事がっ///」

ミルフィ  「よっこいしょっ」

【マドレーヌをお姫様抱っこするミルフィ】

マドレーヌ 「え?...ってイヤァァァ///お姫様抱っこで連行しないでええええ///」

ミルフィ  「あははっ♪マドレーヌが喜んでる〜〜!ミルフィ嬉しいっ!レッツゴ〜〜♪」

マドレーヌ 「ひいいい///」

ドロシ 「ふふふ!よ〜〜し!私も後で、誰かに書いてみようっと!」


一日一ひなたぐち!
誰かの素敵な行いを、誰かに伝えちゃおう!
もちろん直接本人に伝えるのもオッケー!
皆さんも、気が向いたらぜひぜひやってみてね!

ではではまたのご来店、お待ちしておりま〜〜すっ!



素敵な素敵な伝言板、おしまい。



…………………………………………………………………………………………………………

「路地裏の勉強会」 (1話完結)

「路地裏の勉強会」 (1話完結)

閉店間際の「マイ・メロウ・タイム」にて。
レジの向こうには、注文した商品を待つ男の姿。


ドロシ   「は〜い!お待ちどうさまですっ!こちらご注文頂きました、"ドーナッテンノ・ドーナッツ"になりま〜す♪」

JJ     「ありがとう。仕事で疲れた身体には、やっぱり甘いものが欲しくなるね」

GSE(疲れてなくても欲しいです〜)

JJ     「な!なんだこいつら…。いつからオレの肩に…!」

GSE(初めまして〜)

ドロシ   「あっはは!汗 やっだ〜///ただの通りすがりの妖精トリオですよう!お気になさらず〜!」

GSE(どーなってんだ〜このドーナッツ〜)

JJ     「はは…通りすがりの妖精、ね。。」

ドロシ   「はいっ(笑)そんなことよりもっ!JJさんっ♪ 今日もお仕事お疲れ様でした!……ってあれ?」

JJ     「…どうした?」

ドロシ   「あっいえ、、よく考えたら、JJさんのバーの営業って…まだこれからじゃないか、って思って笑」

JJ     「そうだよ。でも今日は、オープン前にひと仕事あってね」


ドロシ   「あら…それは大変でしたね…!ちなみに、ひと仕事って…何されてたんですか?」

JJ     「ああ。ウチの店は、ここからワンブロック先にあるんだけど。あの辺の路地裏は、落ち葉が多くてね。
       客がドアを開けると、一緒に枯れ葉もなだれ込んでくるんだ 汗」

ドロシ   「あらら。。それは確かに大変ですね。。」

JJ     「だろ?これじゃあ仕事にならないってんで、さっきまで店の前と 隣近所の落ち葉拾いをしてたのさ」

ドロシ   「ああ〜!お疲れの理由はそれだったんですか…!」

JJ     「そうゆうこと。…おっと、もうそろそろ閉店の時間だな。長話してすまない」

ドロシ   「いえいえとんでもないです!はは。。落ち葉拾いかぁ。。
       私もいつかやらなきゃって思ってるんですけど…なかなか忙しくって…」

JJ     「気づいた人間が、出来る時にやればいいんだよ」

ドロシ   「はい。。」

JJ     「さて…戻るかな」

ドロシ   「あっ、はいっ♪甘いもの補給して、お仕事頑張って下さいっ!」

JJ     「ありがとう。それじゃあまた」

ドロシ   「またのご来店、お待ちしておりますっ!ありがとうございました〜〜!」

GSE(まいどあり〜!)

JJ     「おわっ!…まったく。。おどかすなって(笑)」

GSE(JJまたな〜!)

JJ 「はいはい、お前らもまたな汗」

店を後にするJJ。

ドロシ   「ふふっ!…さてと。あとはゴミ出しでおしまいっ!」


(ドロシ)私のお店「マイ・メロウ・タイム」は
商店街の立ち並ぶメインストリートに面していて、
玄関から眺める華やかなアーケードは、
私のとびっきりお気に入りの光景です。
でも一番落ち着くのは、
裏手の勝手口を出ると広がる路地裏の世界。
そこには、突然ワープしたみたいな光景が待っているのです。


【勝手口を開け、ゴミ出しを済ませるドロシ】


ドロシ   「…よいしょっ!…ん〜♪今日も絶景ですなあ…!」
GSE(絶景ですな〜)

(ドロシ)視界に飛び込んでくるのは、美しく紅葉した森の木々たち。
ちょうど今の時期、彼らはその葉っぱを風に乗せ、
まるで我が子を送り出すかのように地上へと放ちます。
でも……その後が問題なんです。
落ち葉くんたちは、風に吹かれて気ままに冒険の旅へ出るのですが…。
路地裏で大往生してしまう子たちもいるんです!これがまた大量で…!
去年は…いつの間にか片付けられていたのですが、
今年はいつになっても片付きません。
私は私で、休日は用事に追われていたので…
誰かなんとかしてくれないかなぁと困っていた、
そんなある日の閉店間際のことでした。。


【勝手口に帰宅したティラミスが現れる】


ティラミス   「ド〜ロシ。ただいま」
GSE(お疲れ様です〜)
ドロシ     「あっ、ティラミス!おかえり〜♪」

ティラミス   「ドロシもお疲れ様。ふふ、ちょうど良かったわ♪相談したいことがあったの」

ドロシ     「相談…?」

ティラミス   「ええ。明日なんだけど…」

ドロシ     「う、うん…」

ティラミス   「ちょっと…お時間頂けないかしら」

ドロシ     「えっと…明日?あ〜…お店は〜休みなんだけど。。
         明日は私、新作のレシピを考えようとしてて…」

ティラミス   「うーん、それも…大事だとは思う。
         でもね?明日、私が伝えたいことも…すご〜く大切なことなの」

ドロシ     「大切な…こと?」

ティラミス   「ええ。今の時期にしか学べないことよ。だから…ご一緒してくれない?」

ドロシ     「ん〜。。学ぶって、ちなみに…いったい何をするの?」

ティラミス   「ふふ、よくぞ聞いてくれました♪答えは…」

ドロシ     「う、うん…」

ティラミス   「落ち葉拾いです!」
GSE(落ち葉拾い〜!)
ドロシ     「落ち…んっ⁉︎…ええ〜〜⁉︎落ち葉拾い⁉︎」

ティラミス   「そ。スタートは午前6時!」

ドロシ     「ご、午前6時⁉︎早くない⁉︎」

ティラミス   「あの落ち葉の量だもの(笑)まあでも、正午までには終わると思うから!ね?」

ドロシ     「えっ…?いやっ、う〜ん…!」

ティラミス   「じゃあ私、朝早いから先に休むね!おやすみ♪」
GSE(おやすみなさいまし〜)
【階段を登ってゆくティラミスの足音】

ドロシ     「え?ああっ…!ティラミス〜。。。私まだやるって返事してないのに〜。。
         はぁ…落ち葉拾いなんてしてる暇ないんだけどなあ。。
         誰かがやってくれるの待てばいいじゃない…。面倒くさいよう…」


(ドロシ)私はぶつくさ文句を言いながらも、
早起きに備えてすぐに就寝することにしました。
そして翌日。。


ティラミス   「おはよう。ゆうべはよく眠れた?」

ドロシ     「うん…まぁね」

ティラミス   「よし。じゃあ早速落ち葉拾い、始めましょ♪」

ドロシ     「でも…まず何からすればいいの…?」

ティラミス   「はいこれ、レディ・グレイからお借りしてきたわ」

ドロシ     「レディ・グレイって…べにずきん紅茶堂の?」

ティラミス   「ええ」

ドロシ     「これって…ショベルと…熊手と、おっきいレジャーシート…?」

ティラミス   「そうよ。まずはこの熊手を使って、私とドロシで落ち葉をひたすら集める。
         でね、程よくお山を作るのよ、だいたい等間隔でね」

ドロシ     「ふむふむ、それからそれから?」

ティラミス   「お山にした落ち葉をね、レジャーシートに乗せるの。
         それを二人で引きずって運んで、森に還しに行くの」

ドロシ     「なるほど…!分かった」

ティラミス   「よし!じゃあまずは…あの角から始めましょ」
GSE(はじまりはじまり〜!)

(ドロシ)こうして、私とティラミスの落ち葉拾いが始まりました。


ドロシ     「よいしょ…よいしょ…っ。ふう〜!これはなかなかに大変なお仕事ね…!汗かいてきちゃった…!」

ティラミス   「ええ、本当にね。。んん?…あ、見〜つけた♪」

ドロシ     「うん?」

ティラミス   「側溝の中でかくれんぼしてるコたちがいるわ。ショベルですくい出してあげてね」

ドロシ     「側溝って…この中?」

ティラミス   「ええ。覗いてみたら分かるわ」

ドロシ     「んん…?そ〜〜…わっ!見〜つけた…汗」
GSE(落ち葉君たちだこんにちわ〜)
ティラミス   「さあ頑張りましょ♪私もマイショベル、持ってきたんだ」

ドロシ     「おお〜!二人でやればきっと早く終わるね〜!」

ティラミス「だねっ♪」

(ドロシ)私とティラミスは、隣り合わせでしゃがみこむと、
側溝の落ち葉のすくいだしを始めました。

ティラミス   「ふっふ〜〜ん♪」

ドロシ     「ねえ…ティラミス?」

ティラミス   「ん〜?」

ドロシ     「ティラミスはどうしてそんなにご機嫌なの…?こんなに大変なことしてるのに…」

ティラミス   「そうね…楽しいから、かな」

ドロシ     「た、大変じゃないの…?」

ティラミス   「そりゃ大変よ(笑)でも私…もう学んだから」

ドロシ     「…学んだって…誰から?」

ティラミス   「ええ…実はね、レディ・グレイから学んだことなの」

ドロシ     「あ…そういえば、この掃除道具も、レディ・グレイからお借りしたって…」

ティラミス   「ええ。…私、彼女のお店の紅茶が大好きでね。。日頃からよく通ってたんだ」

ドロシ     「そうだったんだ…!」

ティラミス   「だけど最近、彼女具合が良くないらしくて…元気がないように見えたから。。
         私、お手伝いできることがないか尋ねたわ」

ドロシ     「ティラミス優しい…!」

ティラミス   「そしたらね、元気の無い理由が分かった」

ドロシ     「え…どんな理由だったの…?」

ティラミス   「彼女が気に病んでいたこと。それはね、具合が良くないから、思うように動けなくて…そう、
         この落ち葉拾いをやれずにいたことだったの」

ドロシ     「え…?落ち葉拾いを…やれなかったこと…?」

ティラミス   「そうよ。…彼女ね、ご高齢にも関わらず、毎年この大量の落ち葉拾いをね、ず〜〜っと一人でやってきてたの」

ドロシ     「ずっと…一人で…?」

ティラミス   「そうよ。私たちが日頃目にする、この美しい街並みはね…
         人知れず努力をする誰かのおかげで、その美しさを保っているの」

ドロシ     「ティラミス…」

ティラミス   「私ね、毎年この落ち葉を見ると…誰か掃除してくれないかな、とか…自分が掃除するのは
         面倒だとか…そんな風に思ってた…。彼女の努力を聞くまではね」

ドロシ     「…っ!」

(ドロシ)
…顔から火が出る思いでした。
私は…自分のことばかり考えて、
大好きな街の景観を維持することなんて
人任せにして…甘えてたんだって。


ティラミス   「ふふ…ひょっとしてドロシ、昨日の私と同じ気持ちかしら…?」

ドロシ     「…恥ずかしいけど…うん」

ティラミス   「…ありがとう、一緒に学んでくれて」

ドロシ     「え⁉︎こ…こちらこそだよ!大切なことを教えてくれて…ありがとう…!」

ティラミス   「いえいえ、どういたしまして。…あ、そうそう。
         私がご機嫌な理由はね、さっき楽しいからって言ったじゃない?」

ドロシ     「うんうん」

ティラミス   「振り返ってみたら…その理由がきっと分かるわ」

ドロシ     「振り返る…?」

【ゆっくりと振り返るドロシ】

ドロシ     「あっ…!」
GSE(ピカピカスッキリ〜!)

(ドロシ)なんとそこには、落ち葉くん達がまだ降り注ぐ前の、
私の大好きな街並みが戻りつつあったのです…!


ティラミス   「ね?楽しくなるでしょ?」

ドロシ     「うん…!楽しくなってきた!」

ティラミス   「ふふ!さあもうひと頑張りよ!」

ドロシ     「うん…っ!私、頑張るっ…!大好きな街を綺麗にするって…楽しいっ!」

ティラミス   「ふふっ!その調子よっ♪」


(ドロシ)それから約2時間が経ちました。
気持ちを改めるまでは長く感じた時間も、
お掃除を楽しめるようになってからはあっとゆう間です!
路地裏の並木道は、見事にキレイになりました。


ティラミス   「さて...じゃあお片付けして、レディにご挨拶しに行きましょ」

ドロシ     「オッケイ!」
GSE(ご苦労様でした〜)

(ドロシ)私とティラミスが掃除道具を片付けようとしたその時、
不意に背後から女性の声がしました。


レディ・グレイ 「まあ…!この短時間でこんなにキレイにお掃除したの?」

ティラミス   「レディ!」

レディ・グレイ 「二人ともお疲れ様」

ティラミス   「いえいえとんでもないですっ…!あっ、そうなんです!
         ドロシが手伝ってくれたおかげで…随分早く終わりましたっ♪」

レディ・グレイ 「助かったわ…。あなたが…ドロシちゃんね?」

ドロシ     「は、はいっ!お手伝いさせて頂きました…!」

レディ・グレイ 「本当にありがたいことだわ…。
         ティラミスちゃん共々、お疲れ様だったわね」

ティラミス   「とんでもないですっ!この大変なお仕事を今まで、
         レディ・グレイお一人でなさってたんですよね?
         レディこそお疲れ様でした…!」

レディ・グレイ 「ふふっ…労ってくれてありがとう、嬉しいわ」
GSE(拍手拍手〜)
ドロシ     「あのっ…!出過ぎた真似かもしれませんが…っ…これからはこのお仕事、
         私たちにもお手伝いさせて頂けないでしょうか…!」

レディ・グレイ 「まあ!…気持ちは嬉しいけど、でも…あなたたちもお忙しいでしょ…?」

ドロシ     「いえ、大丈夫です!それに、失礼ですが…レディもお歳を召されて、
         大変かと思ったものですから…っ」

レディ・グレイ 「…今日は素敵な日ね」

ティラミス&ドロシ「え?」

レディ・グレイ 「だって…急にこんな頼もしい仲間が出来たんですもの」

ドロシ     「レディ…。あっ、私たちまだ、この商店街では新参者ですが…!
         今後ともどうぞ、ご指導ご鞭撻のほど、宜しくお願い致しますっ!」

ティラミス   「はいっ!私からもよろしくお願い致しますっ!」

レディ・グレイ 「まあ!…ふふっ。二人とも顔を上げてちょうだい。
         あなたたちはホントに…良い魔女ね」

ドロシ     「きょ、恐縮ですっ!」

レディ・グレイ 「こちらこそよろしくお願いしますね。
         ささ、美味しいお紅茶を淹れましたから。どうぞこちらへいらして」

ティラミス   「え〜!レディ直々に淹れて下さった紅茶ですかっ⁉︎」

レディ・グレイ 「そうよ」
GSE(やった〜)
ティラミス   「ぜひご馳走になりたいです〜!」

ドロシ     「私も頂きたいですっ」

レディ・グレイ 「はいはい。冷めないうちに頂きましょ」

ティラミス&ドロシ「は〜〜いっ♪」


(ドロシ)こうして、私とティラミスの路地裏掃除が終わりました。
そして今回、一番勉強になったのは...
美しい街作りにおいて、
努力している人が存在するとゆうこと。

今日もどこかで人知れず、
頑張る人たちがいるのです。
そのことに気がついたら、
きっと世界の見方が変わるはず。

私は、私の生きるこの街を、
これからますます
愛していこうと思います!
お近くまでいらした際には、
ぜひ寄ってみてくださいね!


路地裏の勉強会、おしまい。

魔女ドロシとお菓子な仲間たち★PRコンテンツ台本

「魔女ドロシとお菓子な仲間たち」
〜 Lovely Opening Session!〜【シナリオ】


影鴉:    全員スタンバイokです

Teaえむ:  おお〜!来たあ…!

よよよ:    お疲れ様ですっ♪

影鴉:     主役もあの通りご機嫌だ♪

【ステージから聞こえるドロシの声】

よよよ:    ふふっ!

Teaえむ:  さあ我々もステージへ急ぎましょうっ!

よよよ:   いよいよですね…!

ゆきつ:   監督っ

紅梵:     うむっ

ゆきつ:   皆さんお待ちかねのようですよ♪

紅梵:    おうっ

ゆきつ:   始めましょうっ

紅梵:    …よかろうっ!…それでは皆の者ぅっ!只今を以って、祭りの開演とするっ!

クロのとり: yeah〜!!

【さばこ/Tacci/ミルクボーイによる擬音語SE略してGSE】ぱっか〜〜ん!

紅梵:    …乗り遅れるでないぞう〜〜?

犬崎:     いぇい!いぇ〜〜いっ!

美吹:     よっしゃあ!ロックにキメるぜい〜!

ゴニャテゲ:  うっひょ〜!楽しみィ!

紅梵:     ようし!回すぞいっ!

クロのとり: っしゃー!オーライっ!

かえる:    遂に始まんのカァ!

紅梵:      本番っ!五秒前〜!

かえる:    よぅし…やるぞお〜!

Tacci:     さあドロシっ…頼むぜい〜!

紅梵:     4、3、2!

美吹:     ドロシっ…ファイト…っ!

【リラックスし過ぎてキュー出しに気づいていないドロシ。鼻歌を歌っている】

(アンズボー(紅梵)が収録スイッチを押す音)

BGM/しまさぶろー歌唱による「蜜月アンドゥトロワ」が流れはじめる。

ひでさん:   おっ?そろそろ始めるのか?よ〜し

【相変わらず本番に気付かず鼻歌を続行するドロシ。】

美詩:      ドロシちゃん、大丈夫…?

さばこ:     ふぁっ?ドロシっ本番始まってるっぽいよ?

イレハ:     ふふっ!ド〜ロシ〜(笑)

ゴニャテゲ:  あれっ…ドロシちゃん…

かえる:     おいドロシっ汗 頼むぜぃ汗

美吹:      ドロシっ!始まってる!始まってるっ!

Tacci:     おいおい…しっかりしてくれよぉ!

しま:      …ん?…えっ?これ、本番ですかっ⁉︎

ひでさん:    うおっほん!

犬崎:      本番ほんば〜〜ん!

美吹:      あっちゃ〜〜。。

ゴニャテゲ:  ははっ、こりゃあいいや♪

しま:      ふぐっ…ごめんなさ〜〜い汗 失礼しました〜〜!

かえる:    ふっふ!…ったくよお(笑)

ゆきつ:    はは…やれやれだな(笑)

ひよわ:    あははっ♪

しま:      (咳払い)

【BGMのオープニング部分ここまで】

しま:     はいっ皆さんこんばんはっ!

美吹:     ちぃ〜す!

影/道明内/朋/さばこ/よよよ
Teaえむ/Tacci/かえる/ひよわ : こんばんは〜!
犬崎美詩/ゴニャテゲ/紅梵

しま:     この度は、魔女ドロシとお菓子な仲間たち〜 Lovely Lovely Dayz!〜
        のPRコンテンツをご試聴頂き、ありがとうございますっ♪

よよよ/影鴉/Tacci
かえる/ロンチー/ゴニャテゲ : ありがとうございます!
Teaえむ/朋/犬崎

紅梵:     感謝するぞい

しま:     え〜この物語は、私魔女ドロシと黒猫のココが生きる商店街を舞台に

あおいろ:   にゃ〜お
ゴニャテゲ:  ココ可愛いよねえ〜♪

しま:    仲良しの魔女4人と、

林檎唄/美吹/さばこ:yeah〜!
琴猫:    クスッ

しま:    商店街のお菓子な仲間たちで繰り広げる、
       ドタバタ日常ファンタジー作品になっておりますっ!

Teaえむ:    ほお〜♪
ゴニャテゲ:  おお〜♪盛りだくさんっ
朋、犬崎:  ふうふう〜〜!
さばこ:   ワイワイGOGO〜!
ありさ:   あら!いいじゃない♪
琴猫:    一体どうなることやら(笑)
クロのとり: 超いい感じじゃん!
レスコン:  楽しい仲間たちだよ♪
Tacci:    ははっいつものこったな♪

しま:    はてさて、その気になる内容ですが、、

美吹/Teaえむ/さばこ/美詩/ゴニャ: うんうん

しま:    今回、皆さんにお伝えしたいテーマは、ズバリっ…!

【ティンパニロール】

犬崎:    ふむ!
ゴニャテゲ: あっドラムロール!ワクワクぅ♪
影鴉:    ほう、どんなテーマなんだ?
琴猫:    ……飽くなきダンディズムよ
影鴉:    ⁉︎ほ、本気か…?

しま:    ...優しい世界っ!

影鴉:    っ⁉︎

さばこ/Tacci/ミルクボーイ/犬崎:ぱぱ〜〜ん!

琴猫:    ほらね
影鴉:    いやいやいや全然違ったよ…⁉︎
クロ:    面白そうじゃん⁉︎
美詩:    うふふ!
Tacci:    ああ〜それ大事だ
よよよ:   おおっ!優しい世界…!
Teaえむ:   へえ♪
108:     ん〜♪いいテーマじゃないか♪

しま:    思いやりが繋がって、笑顔が生まれる。

さばこ:   きゃっふ〜〜♪
美吹:    へへっ
犬崎:    うふふっ!
ゴニャテゲ: んん♪
美詩:    すごく素敵ね…!
レスコン:  笑顔って…いいよね♪

しま:    そんなホッコリするようなエピソードを、
       シンプルにハートフルにお送りするドラマに仕上がっておりますっ!

美吹:    yeah〜!
さばこ:   あぁいっ!
クロのとり: ばっさくるっぽー!
ゴニャテゲ: よっ!アツイねえドロシちゃん!
ひよわ:   ドロシさん、今日も元気ですね〜(笑)
道明内:   いいですね〜ホッコリ。
朋:     おお〜♪
Tacci:    待ってましたあ!
野々宮:   ドロシ〜〜話長いよ〜〜

しま:    あ…っといけない〜…!ついアツく語ってしまいましたぁ…///

井弦:    まったく…可愛いやつめ
紅梵:    ぐはは!元気があっていいことじゃ
青山:    可愛いコね。いいんじゃないかしら?
朋:     うふふ!ドロシ可愛いっ♪
さばこ:   ふんっ!元気全開〜!
犬崎:    ふっふふ〜♪ナイスナイス〜!
クロ:    別にいいんじゃなーい?
美詩:    うふふ♪大丈夫大丈夫

しま:    えっとでは、作品のご紹介はこれくらいにして、、

美吹:    (クラッカーを鳴らし)ロックにキメるぜえ〜い!
モリサキ:  わああ!びっくりしたじゃないですかあ!」
ありさ:   なになに?なんの騒ぎ?
Teaえむ:   あっはは!
美吹:    ひひひひ!
林檎唄:   ちょっとアンジェラ〜?
美吹:    あん?
林檎唄:   張り切るのもいいけど。無茶しないでよ...?
美吹:    だってこんなもん、ノリノリで行かなきゃ!
琴猫:    あたしはあんたを監獄にロックしたい
犬崎:    あはははは!
紅梵:    どうじゃ?決まっておるじゃろ?
ひなまつり: おやおやみんな、今日も元気だこと♪
美詩:    もお〜アンジェラったら(笑)
ゴニャテゲ: おっ♪元気だなあ〜!
井弦:    やれやれ。騒がしいやつらだ(笑)
朋:     うふふ♪
野々宮:   終わった?終わったの?…ふひひ♪


しま:    ふふ!もう〜アンジェラぁ⁉︎真面目にやってるのに笑わせないでよお!
       あっ!みんなも!ほらっくつろいでないで!
       立って!立って!ほらちゃんと並んでえ!

レスコン:  ちょっと待ってて。今行くから♪
道明内:   では並びますか
あおいろ:  えっオイラも?…しょうがないなあ〜
ゴニャテゲ: おっ♪いよいよか〜い?

しま:    はいっはいっ!ほいほい!行くよ?行くよ?
       うんうん、いいね…?行くよっ!


美吹:    てかあたしよりさあ、ミルフィが暴走しないかどうかの心配しなよお!
さばこ:   なぬっ⁉︎誰が暴走するってえ〜〜⁉︎失敬だよアンジェラ〜〜!
琴猫:    は〜あ。どっちもどっちじゃない

レスコン:  あんまり急ぐと危ないよ?
声野:    ん?こっち?そっち?
ロンチー:  ほらほらもっと詰めてよっ
影鴉:    なんだか賑やかだ(笑)
Teaえむ    ほらみんな、出番だよ
美詩:    はいはい、急いで急いで〜♪
Teaえむ:   あ〜君はこっち。
井弦:    ほら、気を引き締めていくよ
ひでさん:  おっ、この辺でいいのかな…?
影鴉:    んじゃやるかっ!
クロのとり: いやっは〜〜!
かえる:   いで!いでで!…痛〜〜つの!
ゴニャテゲ: うあ〜!待って待って!

しま:    はいっ!それでは参りましょう!いいですか?
       お菓子な仲間たちと一緒に、タイトルコール!失礼しますっ♪

野々宮:   いえ〜〜い
ゴニャテゲ: ドキドキしてきたぁ…!
Teaえむ:   さあ〜行くよ...!
犬崎:    ふうふうっ!
Tacci:    さあ決めるぜ〜!
美吹:    ぃよおし…!
よよよ:   さあみんなっ♪ 構えて…!

しま:    ミュウジックゥ…!スタートゥ!!

クロのとり: 魔女ドロシとッ!!!
よよよ:   うふふ!
美吹:    っひ!
かえる:   ふっ(笑)
クロのとり: お”っ?
よよよ:   それは構え過ぎっ♪
Teaえむ:   あっはっは!
影鴉:    ふっふ!お約束だな

【スネアドラムイントロ】

美吹/さばこ/林檎唄:YEAH〜!

ひでさん:  イエ〜!
しま:    さあみんな!行くよ〜〜?
美吹:    っしゃあ〜〜!
琴猫:    クスッ、はいはい♪
さばこ:   きゃっふ〜〜!
ひなまつり: 任せて♪
ゴニャテゲ: よおし!
レスコン:  任せて。
犬崎:    よおしっ任せて〜!

しま:    せえのっ!!

しま/美吹/だいち/犬崎/
ゆきつ/クロのとり/ひでさん/
レスコン/ひなまつり/
道明内/朋/イチマツ/
かえる/モリサキ/よよよ/   :   「魔女ドロシと!お菓子な仲間たちっ!」
琴猫/さばこ/108/ひよわ/
Teaえむ/野々宮/あおいろ/
影鴉/ありさ/井弦/Tacci/
紅梵/美詩/青山/ゴニャテゲ/
ロンチー/声野

しま:    いよいよこの夏からっ!!

しま/美吹/だいち/犬崎/
ゆきつ/クロのとり/ひでさん/
レスコン/ひなまつり/よよよ
道明内/朋/イチマツ/           
琴猫/さばこ/108/ひよわ/   :   「はっじまっるよ〜〜!」
Teaえむ/野々宮/あおいろ/
影鴉/ありさ/井弦/Tacci/
紅梵/美詩/ゴニャテゲ/
ロンチー/声野

青山:    始まるわよ
林檎唄:   YEAH〜!
モリサキ:  始まりますよ♪
かえる:   始まるぜぃ♪
ゴニャテゲ: あっついねえ〜!
クロのとり: んじゃまたな〜♪

しま:    おっ楽しみにぃ♪
あおいろ:  お楽しみに。
紅梵:    うわあ!押すな押すなぃ!
Teaえむ:   ははは
あおいろ:  ニギャ〜〜!!誰だよオイラの尻尾踏んだの〜〜!
琴猫:    (笑)
影鴉:    あっはっは
ゆきつ:   ふっ汗
ゴニャテゲ: あららららら(笑)
しま:    ふふふっ!

おしまい。

「魔女ドロシとお菓子な仲間たち」〜 Lovely Lovely Dayz ! 〜

「魔女ドロシとお菓子な仲間たち」〜 Lovely Lovely Dayz ! 〜

イラスト/ひと和 原作/Tacci

  • 自由詩
  • 短編
  • ファンタジー
  • コメディ
  • 全年齢対象
更新日
登録日
2017-05-22

Copyrighted
著作権法内での利用のみを許可します。

Copyrighted
  1. プロローグ「私の世界と太陽の話」前編
  2. 「ともだち想いは程々に」(1話完結)
  3. 「素敵な素敵な伝言板」(1話完結)
  4. 「路地裏の勉強会」 (1話完結)
  5. 魔女ドロシとお菓子な仲間たち★PRコンテンツ台本