感想文を書く気はない

 毒母や教師が強いる感想文は死んでも書かない。
こういう言葉は他人の心を傷付けるからダメとかいう
監獄的環境でかろうじて存在を許された感情さえ、
ストレートにわかりやすく表現するのも許されない場で
求められる原稿用紙何枚などあり得ない分量だし、
トラウマの地雷を無数に抱えている毒母の心を
傷付けず不快を感じさせない表現は不可能に近く、
禁止用語を省略して結局どうでもよくなって消すか、
そんなに悩んでまで書く価値ないからあほらしい。
彼らに強いられて鑑賞した作品に対して
興味なければ当然、興味あっても予想に反して
「つまらなかった」という感想を許せないのは、
そういう感想しか持てない貧弱な心の問題よりも、
本当にそう感じた事実を許せないほうが悪い。
こんなくだらないことを一々書く必要を感じるのも嫌だ。
それでも、本当に感じたことをそのまま書いてみたい。

1.映画「インセプション」
 暇ができたけど寒いので、
ツタヤで映画のDVDを借りた。
上映していたのも気付かなかった映画だった。
また現実から夢の世界に入るみたいな、
今までよく見てきたパターンだけど、
今度も共感するというか惹かれるところがあった。
モルという悪役の言葉は、私も昔から
ずっと思っていたのと似ている。
人生は長い夢なのではないかと。
この夢が覚めたら「現実」と呼ぶ世界に戻るけど、
それもまた実は夢だ。
現実だと思い込んでいる「宇宙」と呼ぶ
実は小さく狭いこの世も、
何度覚めても夢の中という階層的
入れ子構造の一部だと考えてみると、
それが真実のような気がしてならない。
 そして、関係ないところへ考えが飛ぶ。
今まで何度、死んですべてを捨てて
自分というものを失いたいと思ったことか。
誰でもなくなって自分から解放されて
粉々になって飛散して透明な空気になって、
世界や宇宙と同じになって結局は何でもなくなる。
そうなるにはきっと急ぐ必要はなくて、
どんなに長生きしても輪廻転生しても、
いずれ到達する終点だと思う。
わざわざ言ったり書くには、
今そうなりたいという理由が要るかもしれないが、
実際に自分の望みを叶えるのは昔からずっと最後だ。
だから、たまには自分の望みを真っ先に叶えるなら、
今すぐ死ぬことだろう。

2.映画「トロン」「トロン:レガシー」
 「トロン:レガシー」という映画が公開されるらしく、
宣伝に釣られて見に行きたくなって、
その前に予習しておかないとわけがわからないと思って
検索したら旧作の存在があって、ツタヤに行ってみたらあった。
それを借りて見てみると、やはりわけがわからなかった。
それでまた検索してストーリーや解説を読んでから
もう一度見直したら一応、予習になったと思う。
三箇所ほど映画「マトリックス」を連想するシーンがあった。
 感想を書くとすれば映像が素敵だ、
人間味の無い機械的・電子的・形式ばった
冷たく硬いデジタルなイメージが好きだから。
技術に比べて内容というかストーリーが
貧弱すぎるなんて批評があるらしいが、
そんなこと私はどうでもよくて、
魅力を感じる観賞できてよかった。
昔、こんな映像を作るのが夢だった。
しかし、旧作の映像は今の時代もう古臭いだろう。

 その後、「トロン:レガシー」を近所の映画館で見た。
旧作のような不完全さを感じない映像だったが、
私は旧作の単純さ不完全さのほうが好みだ。
 昔から今も映画をこんな観点から見るつもりはないが、
登場人物の言動がまるで創造主と救世主と
天使と悪魔を表現しているみたいに思った。
 しかし、最も魅力あるのはやはり「悪のシステム」。
欠点を徹底的に排除して完璧を真剣に追求することが
皮肉にも破壊になるのだけど、私はそういうのが好きだ。

3.映画「天使と悪魔」
 「天使と悪魔」という映画を観に行ったのに、
なぜか見なれた光景ばかりで眠くてろくに理解できなかった。
しかし、ある時ふと映画の音で目が覚めた時、
天井から吊り下げられた人が火あぶりにされて
断末魔の叫び声をあげている場面が繰り広げられていた。
それは決して見慣れた光景ではなかった。
「うわー、なんだこりゃ、あ、これだこれ、
ずっと求めていた感覚。」
そういう殺され方がうらやましくてたまらなかった。
理想の死に方がそれだった。
異常なのに違いないだろうが、
被虐とかマゾとかいうのは共感できないから違う。
下から迫る火の痛さで腹の底から声を出して死ねたら
そんな幸福は他にないだろうと思うだけだ。
しかし、そう感じる理由を理解したほうがよいのだろうか?
殺人犯は自分の理想の死に方を
他人にさせるのではないかと思ってしまった。
 ところで、居眠りしていたから無理もないが
素粒子物理の実験や反物質が
主人公と何の関係があるのかわからなかったが、
調べてまで理解する気もない。

4.映画「アイアンマン」
 当分の間、家で一人。
昔は一人が嫌だったけど、孤立を悪だと思っていて、
そうなってはいけないと信じていた。
一人になって自分を直視する恐怖はそう悪くない。
一人になった最初の日、いつものように
山積みの洗濯物を片付けて掃除や食料の
買い出しで一日が埋まってしまった。
何もない恐怖の寂しさを体験できる機会なのに。
そして翌日、洗濯しようとすると、
昨日自分が脱いだ下着しかなくて久しぶりに休業。
掃除もさぼることにした。後は買い物だけど、
冷蔵庫の中を確認すると、
ほとんど何も要らないことに気付いて
魚一切れだけ買いに行った。
それでいよいよ何もすることがないと思って
テレビの録画リストを確認した時、
夫が「アイロンマン」と言いながら
予約していた映画「アイアンマン」が入っていた。
それを見始めると、おやつの時間になっても
日課のラジオ体操が始まっても目を離せなくなった。
子供の時から漫画もアニメも滅多に見たことないし、
これも、昔からあったらしい漫画やアニメの知識なしに
いきなり「アイアンマン2」を見てもよくわからなかった。
それでも最初から最後まで誰にも邪魔されずに
映画を見るのは楽しかった。
もしかしてこれも「着ぐるみ」か、それにしても格好良い。
「着ぐるみ」のデザインを作る人のセンスに感動した。
そういう趣味はないけど着ぐるみは楽しい。

5.映画「ザ・ライト」
 地震で延期になっていた映画を見に行った。
近所だから歩いて映画を見に行けるのは幸せだ。
今度も空席のほうが多い状態だった。
映画館の室温が高いせいではないと思うが、
汗がタラタラ出て不快感が増して気分最悪。
そして、「またこれだ、信じてほしい者たちの
信じてもらって救われる話、
結局これも親からの害毒や悪影響が根本原因か」
などと思ってしまった。
そして、昔から好きな不気味な雰囲気も何だか見飽きた。
この映画が表現しているのは、
本人だけが原因でも責任でもない
抵抗し難い極悪な存在が外から関与している事実を
知ってほしいという訳ではないか?
感想を書くとすれば
「恐怖に慣れた人には物足りないし、
人に勧めるほどの中身もない」。
 関係ないが最近、当分の間、幻覚や
金縛りになっていない気がする。
ちょっとの間復活した家鳴りもほとんどない。
ジョギング始めて五ヶ月、筋肉痛も減って
無理のない速度がわずかに増したようで、
運動不足が改善した分、心臓も鍛えられて
低血圧が改善して脳に血が行くようになったことで
睡眠障害もなくなってきたということだろうか。

6.映画「X-MEN」
 新旧X-MENを観た。
上映中のX-MENを見た後、旧作のDVDを自宅で見た。
しかし、一度見たら満足してたぶん二度と見ない。
形だけ違って本質が同じものを何度も見ている感覚。
SFホラー、汚いバトル、男の子向け。
そんな映画を幼稚だと貶す親が頭の中に棲んでいるが、
賢くならないゲーム中毒を軽蔑するより愚かだ。
子供らしい好みを持つ子を「幼稚だからダメ」と貶す母よりまし。
映画で何かを学ばなければならないというのも変な話だけど、
今回はただの楽しい時間だった。
 その後、X-MEN最終作のDVDを借りて家で見た。
いつものように映画の内容とはまったく関係ないことを思った。
出会う人が皆X-MENくらい個性があったら
一度会えば顔や名前を覚えられるけど、
現実の周囲は全員似た顔やファッションなので、
私には区別がつかず名前も覚えられない。
それに比べてウェブ上のほうが個性が表れているから
特定の人として記憶に残る。ただし時々、
別人を同一と勘違いすることもあるけど。

7.映画「2010年」
 「2010年」という映画がある。
レンタル屋に「2001年宇宙の旅」も置いてあって、
昔それを観た時わけがわからなくて
今ならわかるかもしれないと思って借りた。
その映画の最初と途中に音だけの黒い空白がある。
それを観ている時こう思った。
次元の異なる所に飛ぶ時よくこういう空白がある、
実際は音も何もなくなるけど。
光も音も味も触覚もにおいも何も
感じない時空に閉じ込められた時、
時間経過を意識するのをやめて
どこまで待ち続けられるかが重要なのだ。
「待ち続ける」と意識してもダメかもしれない。
自分が時空そのものになる必要があるかもしれない。
しかし、映画を観終わった後やはりわからなかった。
ただ、奇妙なことにこう思った。
「人間が思い込んでいる死というものは存在しない。
あるいは、本当は誰も死ぬことはできない。
死という壁の向こう側に永遠の命が続いているだけだ。」

8.映画「トランスフォーマー/ダークサイドムーン」
 近所の映画館で見た。
今までよく空席だらけだったのと違い、
少年向けで夏休みとあって混雑していた。
 前に「トランスフォーマー・リベンジ」を見た時、
おそらく生まれて初めて、清く正しい側である
オプティマス・プライムに魅力を感じた。
昔、私は少なくとも外見上「よい子」だったが、
何にしても悪役だけに魅力を感じた。
本物のよい子だったからそうかもしれないが、
自分とは違う異質な存在に惹かれるなら、
悪い大人になって老いて崩れてきたからこそ、
清く正しい若者キャラクタに惹かれるのではないか。
 それとも、この映画が悪役に魅力を
持たせないように作られたのだろうか。
この種のアメリカ映画の悪役のパターンが、
蛇や甲殻類みたいなのには変わりなかったが。
 うだうだした話をせずに言うなら、
オプティマスプライム、トレーラーの時も
どちらも格好良くて魅力ある。
デザインを作る人のセンスもすごい。
 そして、精神的未熟な私は今度も少しだけ
生き方や人間関係に必要な、目に見えない
説明するには言葉そのものの有り方を問わねばならない
子供が成長する過程で自然に学ぶことを見た。

9.映画「レギオン」
 夫が「これ気になるやろ?」と言うので
宣伝を見たら気になって、
映画「レギオン」を観に行った。
またわけがわからないかもしれないと思っていたけど、
ミカエルの言葉の意味がわかってよかった。
夫がミカエルに関して子供じみたことを言うので、
「ミカエルが××××××と言った意味わかった?」と聞いたら、
けげんな顔をしていたので、私が説明したら、
本当にわかったかどうか知らないが「わかった」らしい。
その言葉が表すのと同じことを昔、
子供だった時の私は母に訴えていた。
しかし、それをすっかり忘れていた。
そんな私は観に行ってよかったけど、
「そんなこと誰でもわかっている」レベルの
わざわざ書くのも恥ずかしいことなので、
映画自体はつまらないと感じる人が多そうだ。

10.コミック及びテレビアニメ「青の祓魔師」
 テレビアニメ番組というものを欠かさず全話
観たのは生まれて初めてだった。
残念というわけでもないが、
昔のように母にテレビを禁止されることもないから、
録画して好きなだけ観賞できたのに、
テレビを見る自由もなかった昔のように
寝ても覚めても頭を離れないほど好きなキャラクタが
できてそれが頭を占領するというものは今回なかった。
「最近の数年、悪役に魅力を感じなくなった。」
自分のことをそう思っていたが違っていた。
後でコミックのほうも読む機会を得た。
コミックはまだまだ続きそうだけど、現在8まで読んだ。
ふと、自分はどのキャラが好きなのだろうと思った。
「やはり好きなキャラはいない」と思った。
しばらく考えないと自覚できなかった。
キャラ一覧に載っていなかったからだった。
「サタン」が好きなのだった。

11.映画「アジャストメント」
 家族がレンタル屋で借りてきて勧めるので観た。
自分の人生が何かに支配されている感覚が
妄想や幻覚ではなく、支配者にとって
知られたくない真実であるという
考えを確信するような内容。
映画「マトリックス」や「インセプション」を先に観ると
派手なアクションもなく地味かもしれないが、
今の時代の人間らしい生き方の模範が
どういうものか表現していると思う。そして、
この世とか、人生とか、現実なんていうものは、
「アジャストメント」や「インセプション」や「マトリックス」
が混合したようなものではないかと思うようになった。
昔は、機械的だったり人間離れした悪役に共感したが、
この映画では主人公の人間性に共感するばかりだった。
主人公が叫んだ言葉や行動は、
機械のような奴隷だった昔の自分には
理解できなかっただろうけど、
今の自分には意味もよくわかった。
しかし、始終共感するだけの映画は面白くないかもしれない。

12.アニメ「借りぐらしのアリエッティ」
 最近あったテレビ放送を録画して見た。
こういうアニメは夫の好みだけれども、
私は汚いバトルやホラーばかり見るわけではない。
それどころか、汚いバトルやホラーばかり見ていると、
もともと悪い子なのにますます悪くなるというより、
私が気の狂った化け物の正体を現しそうだから、
禁止されていたのだ、など関係ない話は置いといて、
身の回りの生活用品を12分の1サイズにすればどうなるか
しばらく想像して楽しんだ。
スーパーの布団エリアで、
小さな布団の見本を見かけて幸せな気分になった。
自宅にもったいないから捨てずに残してある、
ずっと昔に服を作って余った端切れで、
ミニ布団を作ってみようと考えただけで幸せな気分になった。
 ところで、今の家に引っ越してから、
家鳴りがなくなったはずが、大きな家鳴りが復活した。
うちの場合は、禿げた爺さんの姿をした
小さい妖怪の仕業だろうと空想した。

13.西友の宣伝「夏ギフ党」「冬ギフ党」
 こんなものが感想を書く対象になるかどうか、
そんなことはどうでもよい。
「なんだこのウザイ広告は!」と夫は言うが、
私は、「なんて魅力的な男…むふふふ」と
密かに思っていた。
それより前に、煙草の宣伝広告があった。
ギフ党の男は検索すれば誰なのか確認できたが、
煙草の方は今年初めあたりから、
男性の片目を青く加工した広告があり、
どこの自販機にも蔓延っていた。それは今でも、
地元のイオンというスーパーの自販機にまだ残っていた。
その煙草自体はたいした品物ではないらしい。
宣伝なんて品物とはかけ離れた表現をするが、
品物と関係なく一つの作品と見なせば、
美術館に置いてある物より、
店に並べてある品物のほうがよほど
芸術的魅力や美しさがあるのと似たようなことか。

14.映画「バトルシップ」
 近所の映画館で鑑賞した。近年自覚し始めた
自分の好みであり期待通りの「汚いバトル」だった。
しかし、「んー、いまいちだなー」という感じ。
そのエイリアンも、ありふれた雰囲気な上に
造花よりもフィクションみたいな雰囲気で、
またしても、ありふれたゲームを新作として
流行させるために作られたかのような映画。
いっしょに観に行った夫が、日本人俳優のことを
「主役が劣って見えるほど格好良い」と絶賛していた。
日本人男性が好きな私は「えっ、それ誰?」と思って
ネットで検索してみたが、「あれ?この人も、
映画の中でしか存在しない魅力」だった。
 ところで、異性人だかエイリアンだか
そういうのに遭遇したらどうなるのか
あれこれ想像したくなるけど、今回こう思った。
相手にとって地球がありふれた存在なら、
容赦なく征服して利用しそうだけれども、
貴重な存在である度合いに応じて友好的だろう。
どうすることが友好で何が攻撃になってしまうか、
呼びかけや応答が何のつもりであるかなんて、
共感できることはないかもしれない。
異星人はとっくの昔に地球を見つけているだろうし、
征服するならすでにそうしているだろう。
そして、それが今の世界の有様だと思う。
もし、征服されていないなら傷付けないよう
距離を置いてそっと見守っているだろう。
2012/4/16(月)

15.映画「MIB3」「ダークシャドウ」
 宣伝に惹かれて観に行った。
どちらもテレビドラマが長くなった程度。
近年、魅力のない悪役ばかり。
何かと思ったらまたヴァンパイア。
精神が幼いだけの魔女。
魅力あるキャラがいなかった。
サタンとかルシファーとかメフィストフェレス
という名称だけちらっと聞こえたけど、
空耳じゃないよな?
2012/5/29(火)

16.映画「宇宙戦争」「トータルリコール」
 夫が録画したテレビ放送と借りたDVDがあったので
夫のいない昼間に見た。
「宇宙戦争」は異星人の内視鏡が面白かった。
血管みたいなのや、眼が飛び出るのとか
グロ系ホラーのよう。嫌いじゃないというより、
そういうのがあるほうが安心するみたいな
変な神経が自分にある。
「汚いバトルのあるSFホラー」が好きだ。
「トータルリコール」はたぶん変な映画だろうけど、
クワトーというやつが後々記憶に居座っている。
あの不気味な眼を直視しながら
「心を開け」なんて言われるのは恐怖だ。
映画に関係ないのに自分の心の闇から
化け物が出てきそうな感じを覚えた。
あの姿に心の奥深くに抑圧された魔物を連想する。
真っ暗闇の中で見えないはずの鏡を
二時間以上見つめ続けて見えてきそうなもの。
2012/6/5(火)

17.再び映画「インセプション」
 本文2.に書いたように以前、レンタルDVDで観たのと
同じ映画を今度はテレビの録画で観た。
この映画を初めて見た時、一度観ただけでは
いまいち理解できず二度観てなんとなくわかった。
今度の三度目では、前よりまあまあ理解できた。
そして、やはりこの世も自分の夢ではないかと思った。
この映画が真実を表現しているとすれば、
自殺すれば「虚無」に落ちることになる。
誰かが自殺を強く否定する理由がこれではないか?
自分という意識は何段階かの高次元とでもいう浅い層から、
低次元とでもいう深い層へ降りてきているのだから、
自殺などして浅い層への覚醒予定時刻という
約束を破ってしまうと、コントロールできない世界
つまり潜在意識だけの荒野へ入ってしまい
迷子になって元の居場所に戻れなくなる。
自殺すれば戻る場所がわからなくなって彷徨うわけだ。
ただし、自殺を予定してこの世に生まれたのなら、
予定通り自殺しなければ問題が起きそうだ。
最上層に現実というものがあるとすれば、
自分がどこから来たのか知っているはずだ。
しかし、そんな世界が最上層にあるのか?
最上層という世界が本当に存在するのか?
あるとすれば、その世界は死にたくなるほど退屈な
すべてが明らかな理想的世界だろうか?
それとも、最上層で何かあってはならないことが起きて、
解決あるいは逃避するため何階層も眠りを深めているのか?
2012/6/11(月)

18.映画「アンダーワールド」
 テレビの録画で観た。
少し古いせいか、最強の悪役に魅力があった。
主役?の男女に何の魅力も感じなかった。
仮に私が主役の女性なら、
本物の父親ではないのに父親面した悪しき長老に
死ぬまで味方しただろう。
毒母の支配する家族を失ったほうが救われたからであり、
恨むどころか感謝するだろうから。
というより、掟というものを守るから
眠ったままの長老といっしょに殺されて終わりかも。
そんな話は置いておいて気分だけ書くとこうなる。
「私の好きな悪役はいつも殺されて終わる。
バイオハザードみたいに変な所で切るなよ、姉ちゃん。
あーつまんね、まさかの復活しないかな。」
2012/8/8(水)

19.プロメテウス
 その前に、トータルリコールとアベンジャーズを観たが、
それらの映画の記憶や感想がどこかへ行ってしまった。
映画館で「プロメテウス」を観た直後は、
たいした感じを覚えなかったが、
日時の経過とともに覚えているシーンを思い出す時、
最後に生き残った二人の優秀さが印象に残った。
生き残ったうちの一人はアンドロイドなんだが、
それが人間には真似のできない魅力があって、
もう一人の女性は他の人間たちがガキに見えるほど
理想的人格というか成熟かつ強靭な心身というか、
ものすごく立派な大人なのだ。
身体だけいい歳した大人たちがたいてい持っている
精神的未熟さを微塵も感じさせない。
こんな女性は私には無縁の世界にいる遠い存在だ。
子供を産んだだけで偉そうな顔をする女や毒母とは
比べ物にならない、まるで異次元の存在。
いや、それほどの人間でなければ
過酷な宇宙旅行に耐えられないだろう。
ところで、人間ではない生首が二種類登場するとは
夢にも思わなかった。
Lucy

感想文を書く気はない

感想文を書く気はない

映画などを鑑賞した感想です。

  • 随筆・エッセイ
  • 短編
  • 青年向け
更新日
登録日
2012-08-06

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著作権法内での利用のみを許可します。

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