ぎゅうっと

ぎゅうっと


   


  



   


  




わらっているバラに微笑んで

バラが咲いたら

ワインを分け合うんだ



「思いやりは裏切らない」

目覚めて

みつけた歌詞

やさしさを会いたい



うまれかわるより

   よみがえりたい

信じる

どこかに

むかし

あったはず



ぼくは 音楽と出会ったから 音楽にも届ける 自由な音を



オンガク

楽譜を見ず

ただオトを 聴く

オトに 出口と羽を送ろう



カフェオレを選んだ

コップを揺らさず マメとミルクの つぶやきを 聴く



がんばってくれよ

海をみせたい

海にたくさんの

おれやおまえ

いる



笑顔

空になげる

雨空も 夕日も 三日月もある 

アンナと呼ぶ



かんぺきじゃないおれが

かんぺきじゃないおまえを

だきしめる

ぎゅうっと



出会えてよかった

あの☆

この☆で

光が 交わる

明かりを作る



時間

べつべつに食べて

ときおり 分けあう

半分こ

カルビ と プリン



すやすや 眠る

ばりばり 詩をかく

シーツかけてやる

また おまえをかく



「かんしゃのこころ、だいじですよ」

いま 小学生からやりなおせるんだ



さみしくならない

せなかをポンポン

ゆっくりかるく

本よんでるよ



目覚めたら

おれがいる

よく眠れよ

月みてるから

おまえのかわりに



月はきれいだ

月がおしえた

このひとときなんだと

おれやおまえに



ころがる石は ころがるからいい

石の行く手

おれは広げてやろう



空気 おいしいので

ひとに送る

やさしい空気は

ひとを楽にする



笑顔

ひとは うれしい

おれの笑顔

おれが大事にする おれのこころ



それぞれの一日をそだてる

一日かさねてゆく毎日がある



幾日もの時間でおしえてくれてきた愛を感謝していく愛



明日の祈りが違っても

祈りが明日のおまえを

救えばいい



「アイシテル」

言葉ではなく

欠片で拾った おまえの湧き出る鼓動



人ばかりの街から

出会ってくれたひと

僕の歩む行く先 僕は 僕の言葉で

人なき街から

みつけてくれたひと

アンナが歩む行く先 君が 君の歳月で

   


  



   


  

ぎゅうっと

淡々とした楽なこころで書く。

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先端KANQ38ツイッター https://twitter.com/kanq38

ぎゅうっと

  • 自由詩
  • 掌編
  • 全年齢対象
更新日
登録日
2017-04-26

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