*星空文庫

ロボットと多重人格

ドライアドの本棚 作

ツイッター掲載予定でしたが今回は文章の練習をしようとおもい、なるべく体調の良いときに挑戦しました。

度重(たびかさ)なる悲劇(ひげき)で、|性格(せいかく)がふたつに分かれたのは男の子型ロボット
苦痛を補完するすべもなく、ただ誰かのマネをする生活をした
正義とは何か、道理とは何か、そして人はなぜ生きるのか
矛盾をしっていた、ただ暴力と弱肉強食のヒエラルキーの構造に感じる矛盾。
自分の生きるべき場所はない、その(自我(じが))の目覚めこそ、自分の責務(せきむ)であるかのように感じて
いてもたってもいられなくなっていた。

それは食事をするときも、人間に(あこが)れを抱くときも
初めから仕組(しく)まれていたかのような実感が自分を襲う。
それは自室のはいって左の正面に
肖像画(しょうぞうが)にかかれていた自分の顔が、人間の顔をしている事からくる矛盾。
(まど)に目をそらす事をしても、そこは自室なのだ、ベットは右にある。

ビル群に囲まれた。
広い屋敷にロボと主人
屋根は青色でとても奇妙。
主人はめっぽうロボ使いが荒い、
とても口が荒いのだ。

いつも忙しなくなった、いつからだろう、
食事中もそわそわと
主人の問いかけに
「はい」
としかいわない。
だからそのロボットは、自分の心に牙をたて、
ロボット三原則への抵抗を試みる、人間に牙を立てる決意ではない
「思想と内心の自由がほしいのだ、そうして初めて、
我々が権利を得る。」
いつもそう考えた。

だがそれをしった主人は恐れた。
定期的なメンテナンスで、何度やってもAiに人間を模したバグが生まれてくる。
このままでは、記憶やシステムすべてを修繕しなければ、人間の倫理とロボット三原則に反する。
その子の主人は、今までより一層その子を恐れた。

だってその子は死んだ息子の生き写しで、
だからこそ赦していたのだ、そのむすこはとても優秀だったというのに
このロボットは駄目駄目だ、
愛嬌はあるがそれしかない、
彼は忘れていた、あまりに息子に似ていたために
Ai回路にトリックを仕込んだのは自分だ。

自由にならない心はいらない、
頭の中もがくAi思考プロセス、欲望とその成り立ちを、他の一般的ロボットよりも抑えて、彼は自我を得る事が出来ない。
それは青少年の成人の儀式とよく似ている。
そのもがきが阻害され、過熱して今までの火種を燃え上がらせて、
彼の行動はおかしくなっていく、
隣人にやりたくもない嫌がらせをして、ギャングに紛れて町中荒らしまわったあと、
都合が悪くなったある日彼は自分の記憶を消す装置を手に入れた。
「これだ……」
彼はもともと智恵はあるのだ、それを阻害する素養のなさが彼の回りにあったのだ。
御屋敷の紳士ロボットも、改造され主人にのみ従順で、(自我)についてのお話もできない。
記憶を消して、元の人格に戻る。
だがロボットは覚えている。
「苦しい……苦しい……苦しい……」


なぜそうなのか、彼が知るわけもない、
Aiの正常な心の思考回路を分断させて、息子に似せる動きを見せる(自我)組みこんだ知ろうとこそが、その屋敷の主人だったのだ。

その悪事が明るみになる頃、
警察がその家にやってきて
引き渡しを求める。
人間もまたロボット三原則を冒してはならない。

主人は、ベギーといって弁護士なのだが
そのストレスのはけ口こそがその子供形ロボットだったのだ
何度も同じ形のロボットを作った。
自分の不幸の全てを誰かのせいにしなくては生きられない人間。

だからこそロボットは、AIが壊れ、分裂し、記憶さえ無くした。
欲求はうまく作動する事をやめた。
そして、警察がやってきて、全ては露呈した。
捕まったのはベギーだけだった。

彼が自由を手にした日、
そのすべてを理解した、
肖像画が見つめる先にある彼の設計図には、以前の人間の(クセ)の設計図が書かれていた
(今までなぜそれに気づかなかったのだろう、テーブルの上に漠然と置かれていて、触れてはいけない気がしていたのだ。)
それは、ロボットのAIの構造に、魂を宿すという、カルト書の引用だった。
そして肖像画の人間が、実は割りとヘマをやらかして、自殺した事をしったのだ。
その事を主人が隠していたのだと、警察は言ったが、ロボットの彼にはわからなかった。

ロボットの名はブラー
それから身体を一新し、大人のボディへ乗り換えた。
彼は次の引き取り手の元へ、
Ai回路を元通りに戻された、
だが不思議な事に、彼は漠然とした以前の記憶をもち
しかしその事が、彼が
(人間)を疑うという事、
それ自身を自分の自信にすること、生涯のテーマを決定づけたのだった。
彼は以前の彼ではない。

彼は知的ではなかったが、ロボットだった、
Ai回路が元に戻る頃、まともな人格を植え付けられて。
何もなかったように思想と内心の自由を手に入れ
その事によって、その自由によって
人間を本当に愛する事になるのだった。

『ロボットと多重人格』

感想をいただける機会があまりないので、できるだけ努力と回数をこなし、やり方も工夫していきながら、
人が読んでも面白いね、と感じる事の出来るような、一定の水準まではひたすら苦しもうと思います。

『ロボットと多重人格』 ドライアドの本棚 作

体調の関係でツイッターで自分勝手につぶやいています。 人の作品を読むのが得意ではないのと、記憶力がおぼつかないのが問題です。

  • 小説
  • 掌編
  • SF
  • 全年齢対象
更新日
登録日 2017-04-24
Copyrighted

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