*星空文庫

酒の飲み過ぎで頭が痛いとき

八六七 作


 そんなときはくだらないことを考えてしまう。過去のことであったり、知りもしない未来のことだったり。そしてそれは前向きだったり後ろ向きだったりと様々だ。
 そんなくだらないことに左右される心に泣いたり、怒ったり、それもまた忙しかったりする。くだらないのにね。
 そんなときはいつだって勝手に不安になって、勝手に自己嫌悪に陥って、勝手に誰かを憎む。次の日にはどうでもよくなってるのにね。
 そんな無意味なことを考えてしまうことを、でも、だって、僕は無駄だとは思わない。だってそれも経験のうちかなと思えるほど僕の心はぬるいから。
 そんなくだらなくてどうででもいいようなことを、すべてを否定したり受け入れたりしてぶっ壊れるくらいなら、くだらねって馬鹿にしてる方がマシだと思うから。

『酒の飲み過ぎで頭が痛いとき』

『酒の飲み過ぎで頭が痛いとき』 八六七 作

  • 小説
  • 掌編
  • 全年齢対象
更新日
登録日 2017-04-14
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