最近祈ること

最近、世界が動いている様子があまりにも激しく、強く、そして考えさせられるものがありましたのでここに書きたくなりました。
何が正しいのか、わかりずらいですね。特に世界となるとなかなかややこしいです。
今回、この世界の動きを見つめることで学んだことは、私の生きる世界は目の前に起きていることのみな訳では無いということです。
私たちって、日常に埋もれがちじゃないですか。というか、繰り返される日常というものに組み込まれていると感じるのは、至極当然なんですけども。私がいなくても世界は回るんだー、みたいな。
けど、やっぱり私は世界の一部だなって思います。遠かろうが近かろうが世界で起きる全てのことは、巡り巡って私たちに影響を及ぼす。どれだけ遠くても、忘れがちでも、世界は私たちの日常にひょっこり頭を出す。
私は、世界の一部です。
だからこそ思うんですけど、今だからこそ言いたいんですけど、戦争はダメです。
私が世界の一部で、私が世界のものだというのなら、この世界を、どうか壊さないでください。
陽の光を浴びれたと思ったら夜が来て。人の心もそうやって繰り返して、だからこそ傷つけあって、それが終わったら傷を舐めあって。どこまでも人と分かり合えた気がするのに、どこまでもそれは遠くて。絶望したり裏切られたりするくせに、希望を持って信頼して。打算的で、けど本能に従って。永遠なんて無いのに、それにしがみつこうとして、ダメで、でもまた立ち上がって。
そんな美しくて、愛おしい、この世界をどうか捨てないでください。
人が人を許せないということは、私はとてもわかります。私自身、役目を放棄した親を憎み、そんな境遇を作り上げる世界を、自分を嫌いました。
そして私は未だ彼らを許せてなどいません。
だけど私は彼らと寄り添う道を選びました。
許せないことは許せなくていいのです。許さなくていいから、これからを彼らと共に歩みたいと思ったのです。
いくら復讐を願っても、恨んでも、ふと思い出されるのは絶望する前の楽しい記憶や美しい記憶。怒りが深ければ深いほど、理想への羨望は強くなりました。
それでいいじゃないですか。相手が過去に憎かろうが、もうそんなことはいい。今まあなたの目の前にあるのは、今です。
過去は学ぶために、そして未来は期待を寄せるために、今は生きるためにあると思います。
過去にしがみついて何が悪いんですか、明日に予定を立てることの何がいけないのですか。恨みを持っていいし、明日やろうはバカヤローとも言いません。
でもそのかわり、あなたは今全力でいますか?理想に手を伸ばせていますか?
私は、この世界の美しさも汚さも含めて、絶望し、希望を持ち、そしていつか必ず来るであろう絶望を抱く今だから言えることがあります。
この世界は、守る価値のあるもので溢れているということです。
世界の一部である私は、そして遠い国の誰かは、この世界自体は、必ず、大切にするだけの価値があります。
私は、この世界に生まれ落ちて、たくさんのことを経験して、本当に良かったと思ってるし、これからも思い続けるでしょう。
この世界を、たまらなく愛しています。
光あるところに闇が生まれることに、必ず周期が存在し、光には影が、闇には光が来ることを私は知っているから。

最近祈ること

世界が激しい動きをみせる今日に、私が切に思うことです。

最近祈ること

ニュースやら新聞やら、最近見てると言いたいことが溜まって、あぁ吐き出したいなって思って。

  • 随筆・エッセイ
  • 掌編
  • 全年齢対象
更新日
登録日
2017-04-14

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