倒錯2

無垢は 無垢で
美しいままに壊し 死んだ

青の人
無さの嘆きの涙の後に
晴れ渡ったしかし確かな嘘
を朗々と 生きた


僕は 榊の樹皮で 火を

しかし 知れと 榊



人の 行き場を失う感情が
1匹の竜からこぼれた
鱗の断片みたいに空に浮いては
つむじ風に巻かれて舞っている

窓の隙間から鱗が入り込んでは
心に沢山刺さる


僕の随分あての無い必然は
外からの鱗に堪えて
しかし僕も 鱗をこぼした

唇を震わせ 無理にかっこつけて
迷いながら でも

心は君に向かいたい って言ってみる

間違っているらしいけど

それをそのまま

空に返せば
何も知らずに 夜 近づき



明日は 寒い 寒い

きっと その後も


でも僕は 示すよ

君が 揺らいでも

2017/3/13

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  • 自由詩
  • 掌編
  • 青年向け
更新日
登録日
2017-03-13

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