にゃんこだんご

にゃんこだんごとは一体!?


コンクリートの塀を上る

発見!
穴が開いてるぞ!
開いてるぞ!

ひょいっと三匹猫が顔をのぞかせる

穴からのぞく 桜の木


桜が咲いてる・・・・・・あ、あそこ!

日なたを発見!

走る肉球の持ち主たち


ぼくら三兄弟猫は

お陽さまの下で

横一列

体をまるく

暖をとる


にゃんこだんご完成!!



ぼくらは今日も

夕日のあたる商店街の

シャッター通り前で

まるくなり

朝日のあたる空き家の屋根にはよじ登り

にゃんこだんごになる


にゃんこだんごを見た人は

その日

三回幸運が訪れる


いつしか


そんなうわさが

町中に


あふれだした

にゃんこだんご

猫はよく炬燵でまるくなってますね。舞台を日なたに変えたけれど、あたたかいところでやることは変わらない。
そんな三兄弟の生き方から素敵なジンクスが生まれてしまった・・・・・・という詩です。

にゃんこだんご

  • 自由詩
  • 掌編
  • 全年齢対象
更新日
登録日
2017-03-12

Copyrighted
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